なぜ?「極端な糖質制限ダイエット」を叩く理由

メインスポンサーは山崎製パンでした!

先日、テレビの「世界一受けたい授業」で糖質制限すると筋肉が落ちて糖尿病になる等言っていたらしいことを記事にしましたけど、番組のメインスポンサーはあの「糖質ひかえめブレッド」でおなじみの山崎製パン様だそうです。

江部康二先生のブログでも「糖質ひかえめブレッドを作っているのになぜ?」とちょっと話題になっていました。

よっしーが思うに、「糖質控えめブレッド」といえども多少糖質はあります。そのため、ストイックに糖質制限ダイエットを行っている方たちは「これでも糖質が多いな」と思って敬遠するでしょう。

だから「ストイックな糖質制限はダメ、ゆるやかな糖質制限なら安全だよ~」という方向に持っていこうとしているのではないかと。

糖質の少なさという点では、やっぱりローソン様(の一部の商品)やシャトレーゼ様にはかないませんものね(;´・ω・)

極端な糖質制限ダイエットは危険?

日本人に糖質制限ダイエットについてどう思うかを質問してみたら、どんな結果になるでしょう?

おそらく「糖質制限ダイエットは素晴らしい」と答える人は0.5割もいないでしょう。「糖質制限ダイエットなんて大反対だ!!絶対にダメ!」と答える人は1割ぐらいでしょうか…

残りは「病気の人ならいいんじゃないの?」と「緩やかな糖質制限ならいいかもしれないけど、極端な制限は危険ですよねぇ~♪」と答える人が半々ぐらいじゃないでしょうか。

「緩やかな糖質制限ならいいかもしれないけど、極端な制限は危険ですよねぇ~♪」という方は、何を根拠にそう言っているのかな?今回はそんなお話です。

だってお医者様と管理栄養士様がそう言うんだもん

なぜ「極端な糖質制限ダイエット」が体に悪いと思っているのかを尋ねると、たいてい「病院のお医者さんがそう言っていたんです~」「糖尿病教室で管理栄養士さんがそう指導してくれたので~」だそうです。

でも、よっしーの通っている病院の若い管理栄養士さんは、「なぜインスリンを打ってまでどうしてもご飯を食べなければいけないのか?」という質問に答えることができなかったですよ。

「今の教科書にはそう書いてあるので…現段階ではそう教えるしかないんです…僕個人としては、糖質制限には効果はあると思ってます…主治医がやってもいいと言えば糖質制限してもいいです…こんな言い方しかできずにすみません」だそうです。

現場の人にこれ以上突っ込んでも仕方がないし、可哀想だと思いました。

結局、専門家の方たちだって、「なぜ良くないのか」をきちんと説明することは出来ないみたいです。

「よくわかってないけど教科書にそう書いてあったから」と専門家が患者に教え、患者は「専門家がそう言ってたから」とよくわからないけど信じる。それが現実なのですね。

人間にとって糖はとても大事なものでしょ!?

「糖は大事だ、だから糖質を極端に制限するのは良くないと思う!」よくこんな意見を聞きます。

確かに糖は大事ですよね、人体の中には糖しかエネルギーとして使えない部分もいくつかありますもんね(脳はケトン体もエネルギーとして使えますけど…)

でも「糖は大事」だということは「糖質を食事から大量に摂取しなければいけないのだ」ということにはつながらないんですよ。

健康な方の場合、血糖値はごく狭い範囲内にキープされています。糖は絶対に必要ですが、多すぎると危険だからです。

もし糖がとにかく大事で素晴らしくて何の危険もない物であれば、血糖値はもっと高くても大丈夫なはずでしょう?

わざわざ非常に狭い範囲に血糖値がキープされているということは、血糖が多くても少なくても人体には危険だからです。

体中全部の血液中の糖をかき集めても、健常者の場合、その量はたったのティースプーン1杯程度でしかない量です。

もし足りなければ、肝臓や腎臓で糖は容易に作り出すことができます(肝機能が正常な方の場合)。血糖が低い時に血糖値を上げるホルモンはいくつもあり、万全の態勢が整っています。

一方、もし糖が多すぎても、血糖値を下げるのはベータ細胞が出すインスリンというホルモンただひとつだけです。いつも必要以上に糖質を摂りすぎていると、働きすぎたすい臓のベータ細胞は疲弊し、とうとう過労死してしまいます。

日本人の5~6人にひとりが、ベータ細胞を働かせすぎて糖尿病または予備軍になります。

僕はゆるやかな糖質制限で十分だから他人も同じはずだ!

軽度の糖尿病の方などは「僕は極端な糖質制限などしなくても血糖コントロールが出来ている。だから極端な糖質制限なんて必要ないんだ!」とおっしゃったりします。

実際、ただ太っていただけの方はちょっと痩せるだけで「ほぼ治ったのと同じ」状態にまで回復することもあるんです。羨ましいです。

でもね、ひと口に「糖尿病」と言っても、その程度は本当にさまざまなんですよ。1型糖尿病の方で、緊張したりストレスを感じるだけで食事と無関係に血糖値が一気に100近く上がる方もいれば、2型糖尿病でもよっしーのようにストイックに糖質制限しなければ血糖値をほぼ正常に保てない方もいらっしゃいます。

1型の方は食事以外にもさまざまな原因で高血糖になりますが、少しでも血糖値を安定させるためには、血糖値を乱高下させる要素は1つでも減らしたほうが良いに決まっています。

また2型の場合、糖質制限ダイエットをきちんと行っていればインスリン注射をしなくてもいい患者は多いです。インスリンを打つか打たなくていいかは、患者にとってかなり大きなことなんですよ。

自分が大丈夫だからと言って、他の人もみんな自分と同じなのだと決めつけてはいけないと思います。いろいろな人がいるからこそ、「極端な糖質制限」をしなければいけない方もいるということを理解してほしいですね。

「極端な」と言われると、なんだか悪いことみたいに聞こえてあまりいい気分ではありませんよね…病気が軽い方が、自分より症状が重い同じ病気の方を見下すのは残念です。

しかも、糖質制限ダイエットが必要なのは糖尿病患者だけではないということも、まだまだ知られていないことだと思います。

日本人ならお米を食べるべきでしょ?

今朝、姉妹ブログのほうに「米が中心の日本型食生活で糖尿病を改善」と言う記事を書きました。日本人にもっとお米を食べてほしい団体がセミナーを開いて、お医者さんたちに「糖質制限ダイエットは体に悪いです」と発表してもらったらしいです…

よっしーだって、もともとお米は大好きでした。今でも、食べられるものなら食べたいです。でも、どうしても私のすい臓は耐えられないんですから…

「肥満が2型糖尿病の原因だ」とされているのに、欧米人と比較して肥満者がかなり少ないはずの日本人がかなり糖尿病になるのは、なぜでしょう?

日本の糖尿病患者のうち、生活習慣と関係があるとされる2型糖尿病が95%を占めます。これは、かなり多いと思いますが…

また、日本人の若い女性は諸外国と比べて痩せている人の割合が多いですよね。それなのに8~10人の妊婦さんが妊娠糖尿病になります。

たいして太ってもいないのに2型糖尿病を発症する人が多い日本人は、ある意味、糖尿病になりやすい体質であり、お米などを日常的に食べる生活に向いていないとも言えるんじゃないでしょうか?

極端な糖質制限をしてはいけない病気の方もいます

少数ではありますが、極端な糖質制限をしてはいけない病気の方も確かにいらっしゃいます。

脂肪をエネルギーとしてうまく使えない難病の方、肝臓での糖新生がうまくいかなくなっている方、糖尿病腎症がかなり進行していて高タンパク食を禁止されている方などなど。

どんな食事療法でも「合う・合わない」は必ず存在します。「自分には合わなかった」と「自分が失敗したからこの方法は危険だ、誰もがやめるべきだ!」と言うのはまったく意味が違いますよね。

よっしーは残念ながら日本糖尿病学会が勧める食事では糖尿病のコントロールが出来ませんでしたが、他の方がその方法でうまくいっているのならそれでいいと思います。個人の自由だからです。

「自分が玄米食で糖尿病になったので、全ての日本人は米を食べるのをやめるべきだ!」なんて思いませんし、そんなことを言っても何にもなりませんから。

「極端は良くない」「バランスが大事」という魔法の言葉

「根拠とか難しいことはよくわかんないけど、極端なことは良くないと思いまーす」「何事もバランスが大事ですよね♪」

これ、あまり深く知らないことに対する意見を訊かれたときに、とりあえずそう答えておけば無難だよね…っていう「魔法の言葉」だと思います。

よっしーは糖尿病と診断されたとき「今までバランスよく食べていたつもりだったけれど、今思うと、あの食事はすい臓が生まれつき弱い私にとっては、極端に糖質に偏った食事だったのかもしれない」と思いました。

そして「極端な糖質制限をすると体に良くないのではないか?」と思ってこわごわ始めてみた糖質制限ダイエットでしたが、やってみれば筋肉が落ちることも体調を崩すこともなく3年が過ぎようとしています。

自分の頭で考えることをやめて「だってお医者様がこう言ってたんだも~ん」「なんでもバランスが大事だよねぇ」で思考停止してしまうのは、もったいないことです。

後でものすごく後悔することにならないためにも、どんなことでも自分で「なぜか?」と考える習慣をつけるようにしなければいけませんね。

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