調味料には「あの糖」が入っていることが多い
先日、ある地方の塩をお土産にいただきました。料理に使っていたのですが、なんとなく裏面を見てビックリ!!…塩なんですけど、原材料の中に「ブドウ糖」が…
日本で売られている調味料には、ブドウ糖や砂糖が入っていることが多いです。醤油ですら、安価なものは果糖ブドウ糖液糖が使われているんです。
果糖ブドウ糖液糖とは「とうもろこしのでんぷんを分解してブドウ糖の液にしてそのいくらかを果糖にチェンジさせたもの」です。
この時使われるとうもろこしはアメリカから輸入されたものが大部分とのこと。甘味料の材料となる原材料の遺伝子組み換え表示については、分解されたものであれば表示の義務はないのだそうです。やっぱり心配ですよね。
清涼飲料水などに多く含まれている果糖ブドウ糖については「健康に良くない!」と非常に気を付けている方も多いと思います。
しかし少量とはいえ醤油や市販のタレなどあらゆる調味料にこれが入っているとなると、ちょっと困ってしまいませんか?
料理をなさる方ならお分かりだと思いますけど、ヘルシーなイメージの和食なんて、モノによってはかなり醤油やみりんなどの調味料を使いますよね。
醤油にまで入っているのか…それは厄介だニャア。
だから知らず知らずのうちに塩分だけじゃなく糖質も過剰に…
では砂糖ならいいのかというと…
先日は製糖会社から糖質制限ダイエットへ反論がなされましたが、これだけ多くの調味料に普通に砂糖が入っているんですから、そりゃ反対するに決まっていますよね。
砂糖のほとんどはショ糖ですが、ショ糖ってブドウ糖と果糖が1分子ずつくっついたものなんですよ。ブドウ糖と果糖の混合液である果糖ブドウ糖液糖を批判するのに砂糖だけは良いというのも何だかなぁ。
ちなみに昔、アメリカでは「砂糖」と「脂質」の両方が心臓に悪いのだと考えられていたそうです。
ところが当時のアメリカ砂糖研究財団(現在のアメリカ砂糖協会)のヘンリー・ハース会長がハーバード大学の研究者に資金提供をして「脂質が悪の根源だ」とする内容の論文を書かせたんですって!
今日の貨幣価値に換算して約5万ドルを支払い、砂糖業界に都合の良いように研究の結果を操作するよう依頼していたというのです。
脂質=悪ということになれば低脂肪食品も砂糖も売り上げがUPするというわけ!どこの国も大して変わらないかもしれませんねぇ…
それに砂糖を入れると、手っ取り早く料理がおいしくなると言われています。安価な材料費に抑えて美味しくするには砂糖や果糖ブドウ糖液糖が最適ですし、みんな喜んで買いますよね。
できる範囲で調味料に気をつけましょう
外で働く忙しい女性が増えたこともあり、さっと絡めて炒めるだけのタレなども色々と充実しています。とても便利だと思います。私も以前働いていたとき時々利用していました。
ただ、糖質を気にしている方の場合、知らず知らずのうちに余分な糖質を摂取することになってしまいやすいんですよね…
「極端な糖質制限は良くないかも!?」とあえて主食などで糖質を摂取しようと頑張らなくても、調味料でけっこう糖質を摂取してしまっている方もいらっしゃるかもしれませんね。どうせ摂るなら野菜から摂る方が私は良いと思います。
時間のある時にでも、砂糖の入らないタレ、ドレッシングなどを手作りしておくと色々使えてとても便利です。子供の健康を考えても、余計なモノが入っていない手作りのタレは良いですね♪
ただし調味料に含まれている糖質量は、清涼飲料水などのそれと比べれば微々たるものなので「完全にやめよう」などと神経質になる必要はありません。
「調味料は塩以外はいっさい使いませんし誰とも一切外食に行きませんしお惣菜も絶対に買いません!一生!」という方はあまりいらっしゃらないのではないですか?
ただ、積もり積もればやはり影響がありますので、糖質が多めに含まれた調味料をなるべく多用しないことが大事だと思います。
こういうものを日常的に摂取するのは人間だけだもんニャ。
そうなの、だから気を付けないとね~。ペットも気を付けたほうがいかな。