糖質の「適正な摂取量」「ちょうどいい摂取量」はどうやって決めるの?

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糖質は適度に摂取しないといけないってホント?

このごろ、糖質関連商品を販売している企業のサイトなどを見ると「糖質は確かに摂りすぎると健康に良くありませんが、摂らなさすぎると健康に良くないので適量を摂取しましょう」と書かれています。

なるほどもっともらしく聞こえるんですけど、その「適量」って誰がどうやって判断して決めればいいのでしょうか?

よっしーは若い頃「食べても太らなければ、それが自分にとってちょうどいいご飯の量なのだ」と信じていました。

そして玄米をしっかり食べ、筋トレ前にもゆでた鶏のササミと玄米おにぎり1個を食べたりしましたが太らなかったんです…で、妊娠したら体重はほとんど増やしていないのに妊娠糖尿病になりました。

 

 

よく考えたら、太らない=適量という考えは間違っていたんですよね。極端な話ですが、糖尿病かどうか調べる検査では75gのブドウ糖を溶かしたサイダーを飲みます。

このサイダーは1本あたりたったの300kcalしかないので、1日3食をこれ1本ずつにしたら1日合計摂取カロリーは900kcalにしかならないのでどんどん痩せていくはずです。

でも、糖尿病患者がこれを飲むと平気で血糖値は200を超えます…300を超える方もいると思います。カロリーが低く太らない=ちょうどいい糖質量というのは、おかしなことです。

 

にゃご
なるほど…太らなければそれでいいと思っている人が多いだろうな。

よっしー
私も昔はそうだったのでエラそうなことは言えないんだけどね。

 

「真にちょうどいい糖質摂取量」はどうやって決めるの?

糖尿病ではない方の場合はちょっとハードルが高いのですが、食後血糖値が150を超えるようならその糖質量は多すぎると考えたほうがいいですね。

健常者の場合、何をどれだけ食べても食後血糖値が150を超えることはあまりないそうです。仮に食後血糖値がそれ以上になるようなら、すでに糖尿病に片足を突っ込んでいると言えます。

では「糖質摂取量が少なすぎる」ということはあるのでしょうか?健康な方であれば、糖質を摂取しなくても肝臓や腎臓で糖が作られており、正常血糖値を保っています。

糖尿病の飲み薬やインスリン注射などを行っていない方で、低血糖にならなければそれ以上糖質を経口摂取する必要は無いと言えるでしょう。

 

 

ヒトはネズミなどと違い、大量に糖質を摂取する前提でデザインされていません。だから糖質を食べなくても平気ですが、食べ過ぎるとすい臓が対応しきれずに糖尿病になります。

よっしーは1日に30gぐらいしか糖質を摂取しませんが、30分ぐらいジョギングしても中強度の筋トレをしても低血糖になったことは1度もないですよ♪

肉や魚、卵などをきちんと食べているのに糖質制限ダイエットをして低血糖になった場合、これまで気付かなかった何らかの病気をお持ちの可能性があります

その中には先天的な病気で現代の医学では治療することができないものもありますが、主治医の指示を守って数時間おきに糖質を摂取していれば大丈夫のようです。

 

エネルギーは必要だか、糖質である必要はない!

「でも、糖質摂取量をそこまで減らしたらエネルギーが足りなくなるじゃないか!!」とおっしゃるかもしれません。

確かにエネルギーは必要です。でも重要なのは、そのエネルギーは糖質でなければいけないというわけではないということです。

ウロ覚えですが、よっしーが子供だった頃の家庭科の教科書には「ご飯をしっかり食べないといけません」的なことが書かれていたような記憶があるんです。

でも先日、小学生の次男の家庭科の教科書を見るとそのような記述はなく、「炭水化物…エネルギーになる 脂質…エネルギーになる、ホルモンの材料になる タンパク質…体を作る、エネルギーにもなる」のように書かれていました。

 

 

しかもその図と同じページに、白米・ほうれんそう・大豆に含まれる栄養価を比較した円グラフが…その2つの図を見ると「なんだ、お米ってあんまり栄養がないしあえて食べなくてもいいじゃないか」と思ってしまうような構成!

女性が男性と比較して体脂肪が多いのは、食料があまり手に入らない状況でも妊娠出産をするためですよね。

もともとヒトは、脂質をエネルギーとして使用することが前提の生き物なのです。エネルギーは必要ですが、それは糖質ではなくタンパク質や脂質で良いのです。

 

「適度に糖質を食べてほしい」のはお店!?

冒頭で「糖質は確かに摂りすぎると健康に良くありませんが、摂らなさすぎると健康に良くないので適量を摂取しましょう」と書かれているサイトが多いことを紹介しました。

実は「適度に糖質を摂取しないといけない」のはお客さんではなく、糖質を販売しているお店側の思いなのではないか!?と思ってしまいます。

こんなこと言いたくないですけど、みんながきっちり糖質制限をしてしまうと糖質の多い食品は売れなくなりますし、糖尿病のお薬やインスリン注射の売り上げは激減しますから。

でも、数年前と比較すると糖質制限について勉強する人は増えましたし、やってみたら病気が良くなったのでそれを見た周囲の人も真似をして始めるというケースも増えてきています。

 

 

「脳はブドウ糖しかエネルギーとして使えません」と間違ったことまで書いて(正確には、ブドウ糖しか使えないのはグリア細胞のみで思考にかかわるニューロンはケトン体と乳酸からエネルギーを得ます)商売をするお店の方たち。

それよりも紀文さんやシャトレーゼさんのように、糖質制限ダイエットをする人たちから愛される新しい商品を作って販売するほうがずっと賢いやり方だと思いませんか?

とにかく体重だけ理想体重でキープしたい方はともかく、健康を目指す方が体重や体脂肪率だけを基準に糖質摂取量を判断すると危険です。私のようにならないように、どうか気を付けて自分で判断してくださいね!

 

にゃご
糖質を販売しているお店の人が糖質を食べましょうというのは当然だからな、自分で判断しないとな。

よっしー
お医者さんたちの中にも、いろいろな団体に所属している人が多いからね~。大事なのは、自分の頭で考えることね!

 

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