「ゆるやかな糖質制限」は本当に安全なのか

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世間の認識はずいぶん変わってきた

ひと昔前までは「脳はブドウ糖しかエネルギーとして使えないので、糖質制限ダイエットをすると頭がバカになる」とか「糖質制限ダイエットすると筋肉がおちてガリガリになる」などと間違った話を信じている人はたくさんいらっしゃいました。

実はよっしーも20代の頃はその一人だったので、あまり偉そうなことも言えないのですが…さすがに今では、そんな珍説を信じている人はほとんどいなくなったみたいですね。

一部の企業の公式サイト、またはそういう企業に勤める方が運営する個人ブログなどにはそのように書かれていますが、まぁ事情は分かります。

 

 

 

それで「極端な糖質制限ダイエットは良くないけど、ゆるやかな糖質制限ダイエットなら良いのだ」という妥協案(?)が多く支持されているようです。

なるほど「極端なことは良くない」というのは、もっともらしく聞こえます。糖質制限は辛い、やっぱりご飯や菓子パンを食べたくてたまらないという方たちには「適度にご飯も食べていいんですよ♪」という言葉は、とても魅力的に聞こえるでしょうしね。

しかし、ゆるやかな糖質制限は本当に大丈夫なのか、問題点はないのか?そのあたりを考えてみることにします。

 

にゃご
なるほどなるほど…糖質制限が流行ると困っちゃうなと思う人たちの妥協案が「ゆるやかな糖質制限ダイエット」というわけか。

よっしー
それだけではなく「ゆるやかな糖質制限がもっとも体に良い」と考える方もたくさんいらっしゃるはずよ。

 

ゆるやかな糖質制限で食後血糖値は?

「ゆるやかな糖質制限」というのは、糖質を適度に摂取しながらタンパク質や脂質はしっかり摂取する食事ということになりますね、おそらく。

糖質の摂取量によりますが「ちょっと糖質を控えめにしてみました」程度の場合、食後にインスリンは大量に分泌されますし、糖尿病患者では血糖値がかなり上がる人もいるはずです。

体格などによっても個人差はありますけど、2型糖尿病患者の場合、1gの糖質が血糖値を3ぐらい上げると言われています。よっしーもだいたいそのぐらいです。

 

 

仮に糖質40gを2型糖尿病患者が摂取したとしたら、食前の血糖値が90でも食後は200を超えてしまう人も少なくありません。以前、食後のおかき4枚で血糖値が200になりました…

2時間後の血糖値しか測定していない方もいらっしゃると思いますが、1時間後の血糖値、もしかしたらものすごく上がっているかもしれないですよ?

血糖値が180を超えるあたりから、血管内皮が傷つき始めます。このとき、血中のコレステロールが傷ついた血管内皮にもぐりこんで、動脈硬化を進行させていくんです。

糖尿病ではなくダイエット目的で糖質制限している方は「自分は糖尿病ではないから関係ないわ」と思うかもしれませんが、血糖値が上がらないのはインスリンをたくさん分泌しているからです。

 

 

たとえ血糖値が上がらなくても、インスリンが多く分泌されること自体がある種のガン・認知症・動脈硬化などのリスクを上げることが分かっています。気を付けましょう。

また、さまざまな糖尿病合併症の原因の一つと考えられているAGEs(終末糖化産物)は、血管の内壁に蓄積していきます。 このAGEsは、タンパク質が糖と結びつくことで生じてきます。

AGEsが多く含まれる食品や喫煙も良くないですが、糖尿病のコントロールが良くない患者は体内でこの反応がとても起こりやすくなっています。

 

糖質と脂質を一緒に摂取するのは最も危険です!

以上のことを考え合わせると、理想的な糖質制限ダイエットというのは

・食後血糖値が絶対に180を超えない範囲内の糖質量である
・AGEsが多く含まれる食材を避ける
・タバコを吸わない

さらに適度な運動をプラスすれば最高なのではないでしょうか?

 

 

逆に危険なのは、

・ほんの少し糖質を減らして、無理のないゆるやかな糖質制限ダイエットをしているつもり
・肉なら何でもいいと思って、外食でトンカツやソーセージ、ハムのようなものばかり食べる
・運動一切しない、タバコ吸いまくり

ではないでしょうか…トンカツや安価なソーセージには、意外に糖質が多く含まれている場合があります。

 

 

自分では「ゆるやかな糖質制限ダイエットをしているつもり」でも、食事の内容によってはかえって糖質中心の食生活の人よりもまずいことになっている可能性もありますね。

糖質を摂取してインスリンが分泌されている状態で同時に摂取した脂質は行きどころがなく、余ってしまい、異所性脂肪といって筋肉の中などに沈着したり内臓脂肪となり、これが糖尿病の原因となります。

「極端な糖質制限は危険だと思うしぃ~♪」と「ゆるやかな糖質制限」をしているつもりで、かえって体内では良くないことが進行してしまったら、目も当てられません。

 

定期的にチェックをしています♪

よっしーは夫婦で何年も前からストイックな糖質制限ダイエットを継続していますが、糖尿病のよっしーの血管年齢は年齢相応(異常なし)で夫は実年齢よりも10歳も若いと言われました。

よっしーは長年の高血糖状態によるダメージを、なんとか押し戻したいところですね。幸い、糖尿病合併症は進行していませんし、自然に治ってきたものもあります。

よく「糖質制限は高脂肪食だから体に悪い!」などと言われますが、よっしーの中性脂肪もコレステロールも完全に正常値で何の問題もないです。

 

 

脂質そのものは悪くありませんが、大量の糖質と一緒に摂取するといろいろな問題が生じやすくなります。

「ゆるやかな糖質制限」では糖質と脂質を同時に摂取することになるので危険かもしれません。たとえば、しょっちゅうトンカツを大量に食べている方とか…心当たりはありませんか!?

みなさんも、「ゆるやかな糖質制限ダイエット」には落とし穴があるかも…ということを、どうかお忘れなく!

 

にゃご
よく分からないけどなんとなくイメージで「極端な糖質制限よりゆるい糖質制限のほうがいい」と思っている人は相当たくさんいそうだな!

よっしー
そうね、イメージだけで決めつけてはいけないわね、血液検査の結果なども見ながらきちんと確かめてみないとね!

 

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最後までお読みいただいてありがとうございました♪

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