「ゆるすぎる糖質制限」も「糖質に偏った食事」も健康に良くないらしい

ビックリする女性
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糖質は多すぎるのも少なすぎるのも良くない!?

アメリカ人と日本人を長期間追跡した調査の結果、「1日の総エネルギー摂取量に炭水化物が占める割合が50~55%の死亡リスクが最も低く、40%未満でも、70%以上でも死亡リスクが上昇した」そうです。

この結論だけを見て「ほーらやっぱりね、日本でバランスが良い食事と言われているのはエネルギーの5~6割を炭水化物(≒糖質、食物繊維はほぼエネルギーにならないため)から摂取するのがいいのよ!」と思ったあなたは ☆あわてんぼ☆ です。

ちなみに、よっしーは若い頃から糖質60%に近い食事、それも主食は白いお米ではなく体に良いと言われる玄米ご飯に雑穀を混ぜたものを食べていて糖尿病になりました。

 

 

だからこのテの文章を見ても「そうなのねー」と鵜呑みにすることはまずないわけですが…みなさんは内心、気になってしょうがないでしょう?

まずどんな研究でも、どのような結論に導きたいのかによって結果はいろいろな解釈の仕方が出来るものだということをまず頭に入れておきましょう。

そして具体的に「糖質40%未満」「糖質70%以上」の食事とは何をどれぐらい食べるものなのか一緒に考えていくことにしましょう。

 

にゃご
これ、どういう結論を導くための調査なのかなぁとつい考えてしまうよ。

よっしー
そうねぇ…現在推奨されている食事のバランスはやっぱり正しいのだ!という結果になってほしい人はたくさんいるじゃない?

 

糖質40%未満の食事ってどんなものなの?

まず糖質40%未満の食事からいきましょう。「40%未満」とありますけど、おそらく極端に糖質の割合の少ない食事をしている方はほとんどいないでしょう。

仮に糖質35%の食事で考えることにします。1日の摂取カロリーが2000kcalだとすると、そのうち700kcalを糖質から摂取することになります。

これは糖質175g分に相当し、1日3食に分けて食べるとすると1回の食事で糖質約58.3gということになりますね。

 

 

1回の食事で約667kcal、その1食で糖質を58.3g摂る食事…これはマクドナルドでキャラメルラテSを飲み、てりやきマックバーガー1個食べればほぼこれぐらいの数字になるんです。

キャラメルラテSとてりやきマックバーガーの合計は、糖質56.3gでカロリーが666kcalですからね…この「糖質制限食(?)」がもっとも体に悪いと研究は言っているわけです。

キャラメルラテとてりやきマックバーガーが「糖質制限」だとあなたは思いますか?よっしーには、とてもそうは思えないんですけど💦

 

糖質70%以上の食事ってどんな感じだろう?

では、やはり体に良くないらしいと分かった「糖質70%以上の食事」はどうでしょうか。先ほど糖質40%未満の食事として糖質35%で計算したので、今度は糖質75%として計算します。

1日に2000kcal摂取する場合、その75%を糖質から摂るためには1500kcal分、つまり375gの糖質を摂取することになります。

これを先ほどと同様に1日3回に分けて食べるとすると、1回の食事で約667kcal、糖質は125g摂取することになります。

 

 

マクドナルドのメニューを組み立てようとするとなかなかこの条件に当てはめることができなかったので、セブンイレブンにしますw

セブンイレブンで明太子と大葉の和風パスタと北海道小豆のつぶあんまんとホットコーヒーLを買い、コーヒーに角砂糖1個分ぐらいの砂糖を入れればほぼ、目標数値になります♪

パスタは昔わりと好きでたまに明太子パスタ(和風なのでヘルシーだと思った)を買って食べていましたが、「あんまん」は1度も食べたことがないよっしーです💦

 

糖質を58.3gも食べればガッツリとインスリンが出ます!

さきほど、1日2000kcal摂取する人で1日3食なら1回の食事で約58.3gの糖質を摂取するのが「全エネルギーの35%を糖質から摂取する食事」だとお伝えしました。

1回に糖質をこんなに食べれば、はっきり言ってインスリンはガッツリと分泌されるので何の意味もありませんよ💦

日本糖尿病学会の山田悟先生は「1回の食事で糖質20~40g、おやつは10g以下で1日合計糖質130g以下に抑える」という「ロカボ」を推奨なさっています。

 

 

ロカボの上限の1.5倍近くも糖質を摂取する食事が、果たして「極端に糖質を制限しすぎている食事」と呼べるのでしょうか?

この調査から分かることは、「ゆるく糖質制限しているつもりでちょこっと糖質を減らしただけの食事はかえって健康に良くないらしい」ということだけです。

ああそれと「昔の日本人はエネルギーのほとんどを糖質から摂取していたのでそれが健康に良いのだ」という説もどうやら違うらしいということもね。

これまでに何度も当ブログで説明してきたとおり、しっかり糖質を摂取しながら脂質をたくさん摂取すると、インスリン追加分泌によって余った糖質と脂質はすべて中性脂肪になってしまいます。

 

 

これが内臓脂肪になったり筋肉内に異所性脂肪として沈着したりして、生活習慣病を引き起こす原因になるわけですね。

1回の食事で糖質摂取量が5g以下では追加インスリンが出ないと言われています。さすがにそこまではできませんけど、1食で20g未満にセーブすることが大事だと思います。

中途半端な「糖質制限もどき」ではかえって健康を害することになりかねませんので、どうかくれぐれも自己流でおかしなことにならないように気を付けてくださいませ。

 

にゃご
何を信じるのも個人の自由だけどさ、オレはこれからも肉を食べるぞ。

よっしー
ヒトだけがエネルギーの半分を糖質から摂取しなければいけないというのも、なんだか疑わしい話だわね。よく考えないとね。

 

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最後までお読みいただいてありがとうございました♪

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糖質制限の雑学
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