猫が肉を欲しがって困る!?
Twitterのフォロワーさんたちの中には、猫を飼っていて糖質制限している方もたくさんいらっしゃいます。
猫が大好きなのに夫の許可が出ないので飼えないよっしーは、いつもフォロワーさんたちの猫の画像に癒されまくってます♡
キャットフードの大部分は安くカサ増しするために穀物を混ぜてありますけど、糖質制限をなさっている飼い主さんは愛猫ちゃんの食事にも気をつけている方が多いですね。
「自分が糖質制限するようになってから、猫のクレクレが激しくなった」「猫が肉を欲しがる」なんてツイートを多く見かけます。
猫は肉食動物で、野生ではネズミや昆虫などを食べます。たまに草を食べるのは栄養のためではなく、それを刺激として胃の中の毛玉などを吐き出すためと考えられています。
野生の猫は糖質を摂取しませんが、それで低血糖になったり糖尿病になったり筋肉が落ちてガリガリになったりしますか?そんなことになれば簡単に死んでしまいますよね?
最近では穀物を含まない「グレインフリーのキャットフード」も市販されています。それを食べている猫ちゃんたちはとても元気で毛並みもツヤツヤですよね。
オレたちは糖質を食べないけど元気なんだぞ。
猫もトラもライオンもそうよね。チーターなんて肉しか食べないのにあんなに速く走れるわ!
猫は糖質を大量に食べるようにできていない
猫たちは野生ではネズミや昆虫を食べて生活しており、決してご飯やトウモロコシなどを食べません。
ネズミの体組成を調べたところ、糖質はたったの1.2%でタンパク質や脂質が大部分を占めていることが分かったそうです。
つまり猫はわずかな糖質であれば対応できますが、大量の糖質を食べるようにはできていないのです。ヒトも猫とそれほど違うとは思えません。
特によっしーのように糖尿病になりやすい者は、猫に近いのではありませんか?猫は食事の糖質の割合が40%を超えると高血糖になったり体調を崩すと考えられるそうです💦
特に猫は、果糖の代謝に関わる「フルクトキナーゼ」という酵素を全く持っていません。猫に青魚ばかり与えると黄色脂肪症という病気になる可能性があります。
だから猫ちゃんには、穀物を含まないキャットフードや肉が最適なんですよね。猫はタンパク質などから「糖新生」を活発に行うのでご飯をやらなくても何の支障もありません。
あなたと愛猫ちゃん、どこが違うの?
いかがですか?あなたの愛猫ちゃんは肉を食べて元気に暮らしていけます。猫は野生ではほとんど糖尿病になりませんが、人間に飼われると2型糖尿病になってしまいます💦
人間のご先祖さまも大昔は猫と同じように肉や魚などを中心に食べていました。もっとも人間は体内でビタミンCを合成できないので、野菜「も」食べなければいけませんが…
ご先祖様たちも大昔は他のサルと同じように植物性のエサを食べていましたが、氷河期で森林が減ったので仕方なく(?)肉食を始めたのがキッカケで脳が大きく発達しました。
なぜなら脳のかなりを占める成分は脂肪であり、その脂肪のかなりをヒトの体内では合成できない必須脂肪酸が占めているからです。
地球上の生き物たちはさまざまな食べ物を生きていくために選択しました。私たちのご先祖様は肉や魚、それからビタミンCの含まれた野菜などを食べることを選択しました。
ところがいつからか穀物を作るようになり「穀物を食べないと病気になりますよ」「穀物を食べないと良くないことが起こりますよ」ということになってしまったのです💦
猫を飼っているみなさんは、よく分かっていらっしゃるはず。わざわざ糖質を食べなくても愛猫ちゃんは元気に暮らしていけるということを…
現代の人間だけが「毎日たっぷり穀物を食べないと病気になる特殊な体質」だと思いますか?それとも、これは誰かが商売のために考えたことだと思いますか?
オレたちを見ていれば、そんなにたくさん糖質を食べなくても大丈夫だと分かるんじゃないかな?
特殊な病気の方を除けば、きちんと肉や魚を食べていれば糖質をたっぷり食べなくても大丈夫なのよ。