高血圧だった赤井英和さんは糖質制限で7キロ減!
もとプロボクサーの赤井英和さんは、長年の不摂生により血圧が高くなってしまっていたので医師から高強度のトレーニングを禁止されていたそうです。
なぜなら高強度の筋トレを行っている最中にはものすごく血圧が上がるんですよね…ジムでトレーナーと一緒にベンチプレスをしている最中に女性が脳出血を起こした事故もありました。
他にも糖尿病患者で合併症のある方は、高強度の運動により眼底出血を起こしたり腎機能が悪化することがあるのできつい運動を行ってはいけないことになっています。
さて、そんなわけで運動の強度に制限をかけられていた赤井英和さんは糖質制限ダイエットを開始してすぐに血圧が下がり、2か月で7キロ痩せて筋肉の質も良くなったと感じたそうです。
また赤井英和さんの奥様は糖質制限の食事をしていただけですが、体重がみるみる減って腰痛が解消されたのだそうです。
適度な運動は健康のためには大事ですし、可能な方は糖質制限+運動を行えばさらに良い結果が得られることでしょう。
でも、何かの事情であまり運動を行ってはいけない方たちもいらっしゃるのです。そういう方たちに糖質制限ダイエットは最適ではないでしょうか?
ダイエットは運動が1割、食事が9割!?
元陸上競技選手でフィットネストレーナーの森拓郎さんの「ダイエットは運動1割、食事9割」という本があります。
森さんはご自身も陸上競技を行っていましたし、たくさんの方たちに運動指導を行ってきた経験からこの結論にたどり着いたわけですね。
よっしーも実感として、運動も大事だけど食事のほうがずっと大事だと感じています。運動さえしていれば何をどれだけ食べてもOKということはありません。
運動をしていればOKなら、プロのアスリートに専属の管理栄養士がつく必要はないでしょうね。長年ジムに通っていても痩せない方もたくさんいらっしゃいます。
糖質をたっぷり摂取していると、なかなか体脂肪がエネルギーとして使われないので体脂肪を燃やすために運動をしっかり行わなければいけません。
糖質の割合はそのままで全体的な摂取カロリーを極端に減らせば確かに痩せますが、体脂肪だけではなく筋肉まで減ってしまって体調を崩してしまいがちです。
その点、糖質制限ダイエットは食事内容と量が適切であれば筋肉は減りませんし、運動しなくても体脂肪が使われるので体重が減りやすいのです。
糖尿病などの病気があったり、太りすぎで痩せるように医師から言われているがケガをしていて運動が出来ない…などの状況の方に糖質制限ダイエットはぴったりなのです。
運動するから食べてもいい、と思ってしまう方が多い
運動することは良いことなのですが、中には「運動をするからこれを食べても大丈夫だろう」と筋トレ前に糖質がすごく多いものをしょっちゅう食べて「痩せない」と嘆く方もいらっしゃいます。
また運動するとお腹がすくということもよくあるみたいですね。よっしーは大学時代、ジムでおばちゃんたちから「私たちは10年前から通ってるのにちっとも痩せない」と聞かされました。
その人たちは週5回も通っているのになぜだろうと思ったら、運動した後のおせんべいなどのお菓子が美味しいんですって。ちょっとの効果を得るために、かえって損をしているのかも。
まったく運動をしないのは確かによくありません。野生動物たちも獲物を追いかけたり敵から逃げたりして走ったりしています。
でも、運動を過信してしまうのはやっぱり危険だと思うんですよね。過食をすべてチャラにするほど運動するのは大変です。
だいたい、ロクに栄養(カロリーではなく!)を摂らずにそんなに運動をやりすぎていると何かと体調を崩しやすくなることは若い時に経験済です。肺炎で全治6週間で苦しんだこともありましたっけ。
糖質制限をしながら運動を行う際の注意点は?
健康体であれば、糖質制限をきっちり行いながらちょっとばかり運動を行ったからと言って低血糖になることはまずありません。
それはどうしてかというと、肝臓や腎臓では糖質ではない材料を使って必要な糖をちゃんと作ることができる(=糖新生)からです。
糖新生は、誰でも夜中などには普通に行っていることです。夕食を食べた後、翌日の朝食までに何も食べないからと言って血糖値がどんどん下がったら大変ですもんね。
ただ…糖質制限しても大丈夫ですが、長時間何も食べないままで運動すると低血糖気味になる可能性があります。
よっしーが以前3日間断食を試みた時、2日目から血糖値はかなり下がってきました。糖新生の材料となるタンパク質や脂質を一切摂取しないと、やはりダメみたいですね。
何らかの病気をお持ちの方は糖新生が上手くいかないので糖質制限ダイエットを行ってはいけない場合があります。その場合は主治医の指示を守ってください。
運動を行うと、ビタミンやミネラルも多く消費されます。運動を行う方はビタミンやミネラルも意識的にしっかりと摂取するように心がけてくださいね。