糖質制限ダイエットはお金がかかる!
育ち盛りの息子たちがいることもあり、しょっちゅうスーパーに買い物に行くよっしーです。
で、たまに、レジで自分の前に並んでいる方のお会計が「えっ、どうしてそんなに安いの!?」とビックリしちゃうことがあります。
そういう場合、たいてい、カゴに商品が山盛りになっていても中身は食パン、お菓子、カップラーメンなどが多いんですよね。ほとんどそういうものしか買っていない方もいらっしゃいます。
食パン1斤78円が古くなってさらに半額になっていたり、ポテトチップスが68円だったりします。ヤマザキの糖質ひかえめブレッドは、そのスーパーでは1度も半額ワゴンの中にあるのをみかけたことがありません。
…やはり、どう頑張っても、糖質制限ダイエットでは食費を極端に安上がりにするのは難しいようです、きちんと栄養を摂取しようとすると。
友人から「理屈では糖質制限ダイエットが良いのは分かっていても、食費がかかるので実践できそうにない」と言われたこともあります。
確かに、育ち盛りの子どもがいて「腹減った、何か食べたーい」と言われたら、普通の食パンにマーガリンを塗ったものを何枚か食べさせておけば50円ぐらいですもんね。
良い物はどうしても高くなってしまう…
良い材料を使用しているものは、どうしても値段が高くなってしまいます。
よっしーは筋トレ時にプロテインを飲みますけど、プロテインだって、糖質がたくさん混ぜてあるものよりも低糖質でタンパク質含有率の高いもののほうがずっと高価なんですよ。
ペットフードも、安価なものほど穀物がたくさん混ぜてあるんだそうですね。本来、猫は完全な肉食動物なのに…それで肥満や糖尿病になるペットが少なくないということです。
ある意味、ペットもヒトも、良い食事をしようと思うとお金がかかってしまうのは仕方がないことなのかもしれません。
うちの近所のスーパーで低糖質プリンや糖質0g麺を置かなくなったのも、ずばり「売れない」からでしょうね。糖質控えめブレッドは他の低糖質商品と比べると比較的安価なので売れているのでしょう。
夫は「仕方ないよ、あのスーパーだもの。成城石井みたいな店なら売ってるかもしれないけどなぁ」ですって。
…成城石井は、よっしーの近所には無いので分からないんですけど、どうですか?値段が高くてもこだわりの低糖質商品、置いてありますかね!?
日本は貧しい国?
以前、MEC食の渡辺信幸医師が「日本は貧しい国です。もっと卵や肉を食べなければいけない人たちがいるのに満足に食べられない」とおっしゃっていましたが、そう思います。
お米や菓子パンばかり買って食べている人たちは、好き好んでそうしている方ばかりではなく、そうするしかない場合だってあるんですよね…
実際、貧困層ほど肥満や糖尿病が多いというデータはアメリカだけではなく日本にもあります。食事にお金をかけられない方たちは、どうしても安価な糖質ばかりでお腹を満たすしかないからです。
以前、次男が社会科の勉強をしていて「そうか、わかった、日本は食糧自給率が低くて米以外はまともに作れないから米を食べましょうって言うんだね」「もしも外国みたいに肉の自給率が高かったら、日本でも、もっと肉を食べましょうって言っていたかもしれないね」と言ったことがありました。
なかなか鋭いと思います。そして「もし外国とケンカしたら、日本は終了するよね。食糧自給率が低いから」とも言ってました…
以前にも書いた通り、日本はその技術を駆使して「低糖質米」を開発して海外にどんどん輸出すれば農家の方の生活もラクになると思うのですが…技術的にまだまだ難しいのかもしれませんね。
お金がないから糖質制限ダイエットできない
糖質制限ダイエットが良いのは分かってる、でもお財布事情でなかなか実践できない、辛い…と実家が米農家の友達から言われたことがあります。お米なら、タダで実家からもらえるからなんですって。
その気持ちは、とてもよく分かります。よっしーも、どうしたら食費をもっと節約できるかいつも考えています。成長期の息子たちがいるとかなり食費がかかるので…
しかし、健康はお金では買えません。これは、大きな病気をしたことのある人にしか分からないことです。健康で若い方には、なかなか実感できないかもしれません。
食材にこだわり始めるとキリがありませんが、どこかで線引きをして、お財布と相談しながら健康的な食生活を心がけていきたいですね。
あるいは、食費がかかるのは仕方がないと割り切って何とかして収入を増やすという方法もありますけど…これは誰にでも簡単にできることじゃないですしね。まずは上手に節約しないと。
半額の肉や魚を活用しましょう
肉は確かに安くはありませんが、だからといっていつも安い鶏むね肉だけでは飽きてしまいますよね。
地域にもよるでしょうけど、よっしーの近所では夕食の準備をするぐらいの時間帯になると肉や魚が半額になることが多いです。
牛肉、豚肉、刺身などもたくさん半額になるので、この時間帯を狙って買い物に行くことも多いですよ。あと閉店間際に半額になるものもあるので、たまに夫が会社の帰りに買ってきてくれます。
すぐに使わない分は下ごしらえをして冷凍してしまえば平気です。作り置きおかずのレシピ本もたくさん出ているので、多めに作ってしまうといいですね。ご主人のお弁当のおかずにも便利ですし。
ちなみに、朝の開店直後だけは避けています。この時間帯は、菓子パンの詰め合わせセットが半額になっていて、個数限定のそれを奪い合って開店と同時に猛ダッシュする人たちがいて、怖いので(;^_^A
昔、当時小学3年生だった長男がおつかいで開店直後のスーパーに行き、半額の菓子パンセットの最後の1個を手に取ったら「よその太ったおばちゃんに強奪された」そうですorz
見知らぬ子供から奪い取ってまで手に入れたいだなんて、菓子パンの魔力は何とも恐ろしい!!ですね。食べたいあまり理性が吹き飛ぶんでしょうか?
ちなみにそれはサンドイッチなどのおかず系のパンではなく、チョコなど、ひたすら甘い系のパンの詰め合わせです。
今では長男も「よく考えたらあんなのいくら安くても体に悪いから要らないや~」と言い、笑い話になっていますけど…ああ、おばちゃんの健康が心配よ~。
野菜「も」大事だけど、それだけにならないように
野菜に関しては、それぞれ「このぐらい食べなきゃ」という考えがあるかと思います。
よっしーは糖尿病と診断される前、野菜は1日400gほど(計量していました)、果物はミカンなら2個ぐらい、その他マイタケを1日1パック食べていました。
特にマイタケは、糖尿病の発症を予防するとか便秘に効くとか…本でそういうことを読んだので、かなり積極的に食べていました。確かに便秘知らずでしたが、糖尿病にはなりました!
だから、「野菜・果物・キノコをたくさん食べていれば糖尿病を予防できる」ということは、あまり期待できないと思います…残念ながら。それらの良い効果よりも、お米の糖質の影響のほうが勝っちゃったんでしょうね。
でも、今でももちろん野菜やキノコは食べています。昔よりも食べる量はやや減ったかもしれません。果物は、たまに少量いただく程度にしています。
野菜「も」食べたほうがいいと思いますけど、まず野菜よりも優先的に食べなければいけないものがあるので、野菜ばかりにならないように気を付けています。
卵はどんどん食べたいものです
卵は1個あたり20円以下で買えるお店が多く、栄養もたっぷりでとても素晴らしい食材だと思います、どんどん活用していきたいですよね♪
昔は「卵はコレステロールが多いので1日1個まで!」という説が常識になっていましたが、もはや都市伝説と化しています…
確かに卵にはコレステロールが多く含まれるのですが、だからといって卵を何個も食べても必ずしもコレステロール値が上がるわけじゃないですよね。
よっしーは毎日3~4個の卵を食べていますが、コレステロールが正常値をはみ出したことは無いです。前回はナイアシンの効果もあったのか、HDL84でLDL107でした♪
2型糖尿病で糖質制限をなさっている男性の方で毎日10個食べているという方も知っていますが、やはりコレステロールは正常値だそうです。個人差はあるんでしょうけどね。
なぜ「卵はコレステロールが多いので1日1個までしか食べてはいけない」という迷信が生まれたかというと、大昔(1913年)にロシアで、草食動物であるウサギに卵を食べさせたらコレステロールが上がったから…のようですね。
ウサギは草食動物です、もともと肉や卵を食べるようには出来ていません。ヒトの場合、宗教的な理由などで菜食をなさっている方たちはいらっしゃいますけど、本来は体のつくりとしては肉食に近い雑食動物だと思われます。
食事からのコレステロール摂取量が多い場合、体内でコレステロールを合成する量を減らして調整します。
わざわざ体内でコレステロールを合成する能力が備わっているのは、コレステロールがそれだけヒトの体にとって重要だからです。だから菜食主義の方でもコレステロールが高い方はいらっしゃるそうですよ。
卵にコレステロールが多いのも、ヒヨコが生まれるために必要な栄養だからではないでしょうか?
ヒトの場合も、妊娠後期の妊婦さんのコレステロールはかなり高くなりますけど、必要があってそうなっているんですよね。
胎児の脳や体の材料は糖質ではなく脂質やタンパク質ですから…だから卵にはほとんど糖質はありませんよね。
ただしコレステロール合成量の調整があまり上手ではない体質の方もいらっしゃいます。そういう方は糖質制限ダイエットを始めるとビックリするほどLDLコレステロールが高い値になることがあります。このことに関しては、当ブログと姉妹ブログの過去記事をお読みください。
→糖質制限ダイエットでLDLコレステロール値が跳ね上がったら
大豆製品はほどほどの量を
納豆、豆乳、豆腐、油揚げなどの大豆製品は安価で美味しいので、よっしーも毎日何かしら大豆製品を食べています。
でも、「大豆はホルモンの働きを乱すので極力食べないほうが良いのではないか」と考える方たちもいらっしゃいます。
それは人それぞれ、自分が良いと思う考えがあると思います。食べたくないと思う方は別に食べなくてもいいのでは?
よっしーは食べすぎない程度に、納豆をメインに食べています。若い頃は、大豆イソフラボンが美と健康に良いと思っていたので、大豆製品を摂りすぎていました…
大豆油には日本人が摂りすぎがちなリノール酸が多いですし、アミノ酸スコアを考えても大豆製品ばかり食べるよりは動物性食品もしっかり食べたほうがいいでしょうね。
糖質オフなスイーツだって作れる♪
糖質オフな市販のスイーツは高いですし、糖質オフなスイーツを手作りしようとしても、高価な材料(アーモンドプードルなど)が必要なものも多いですよね、美味しいんだけど…
よっしーはmaruさんのおからレンジケーキが大好きで、時々作っています。子供たちにも大好評です♪
いくつかのドラッグストアではモンテールなどの糖質オフスイーツを扱っていて、翌朝には半額になっていることもあります。
そういうものをうまく利用してみると、美味しい糖質オフスイーツを気軽に楽しめますね♪
まとめ:節約自慢は出来ないけどそれなりに…
正しい糖質制限ダイエットをしようと思うと、ある程度の食費は必ずかかってしまいます。モヤシばかり食べていれば、体を壊します。
普通に糖質を摂取している人たちの中に混じって「うち、食費がこんなに安上がりなの~」と節約自慢をすることは、おそらく無理でしょう。
でも、工夫次第で、それなりに食費をセーブすることは可能です♪
あまりにも食費がかかりすぎるのは現実問題として困りますけど、食事ってただお腹が満たされれば何でもいいってわけじゃないですもんね。
若い時は良くても、病気になってしまうと、ものすごくお金がかかってしまいますから…毎日の正しい食事は、健康への投資です。