お口のトラブルを放置すると太る!?
よっしー、5か月ぶりに歯科へ歯のクリーニングに行ってきました。本当は3か月ごとに行こうと思っているんですけど、いつも忘れてしまって…次からカレンダーに記入しておかないとダメね。
なぜ定期的に歯科に通っているかというと、歯周病にかかっているからです。歯周病は口内細菌によって引き起こされる歯茎や歯肉の炎症です。
軽度の歯周病である歯肉炎にかかっている方は、なんと20代の若者で7割、年配者ではそれ以上になるそうです💦
幸い、まだ歯周病の程度は大したことがないです。歯がグラグラしたりはせず、たまに歯をきつく磨いた時に少し血が出るぐらいです。ここで食い止めなければ!
上の図は、かめい歯科クリニック様のサイトからお借りしました。糖尿病患者は健常者に比べて歯周病にかかっている人が約2倍で、歯周病患者は糖尿病にかかる確率が約2倍で、糖尿病予備軍の人を含めるとさらに多くなるそうです。
糖尿病と歯周病はお互いに悪影響を与えあうので糖尿病患者さんは特に気を付けなければいけないのですが「私は糖尿病じゃないから関係ないわ」というわけにはいかないかも!?
健常者の方でも、歯周病によりインスリンの効きが悪くなると同じ血糖値を保つためにたくさんのインスリンが必要になります。
同じものを食べていてもインスリンという血糖値を下げるホルモンをたくさん分泌することになるため、太りやすく痩せにくくなってしまうのです💦
えーっ!まさか歯周病がそんなことまで引き起こすなんて…
もちろん、最後には歯がなくなってしまうんだから大変な病気よね💦歯だけでは済まないし…
歯石を取ってもらっただけで血糖値が下がった!
よっしーは糖尿病患者なので血糖値を測定しますが、以前、何も思い当たることがないのに1日じゅう血糖値が120ぐらいあって下がらずに困ったことがありました。
糖尿病に関する本の中に「口の中で炎症が起きていると高血糖になることがある」とあったので半信半疑で歯科に行って歯石を取ってもらうと、その日のうちに血糖値が下がり始め、翌日には86に!!
歯石をきれいに取り除いてもらったことで、インスリンの効きを悪くする物質が減って血糖値が下がったのでしょうね。同様のことがその後も1回ありました。
糖尿病患者の場合は血糖値が上がるので分かりやすいのですが、糖尿病ではない方の場合は血糖値はそのままで太りやすくなる可能性があります、インスリンは「肥満ホルモン」と呼ばれるぐらいですから💦
「最近、以前と同じ食事なのになんだか妙に太りやすくなったなぁ💦」と感じているとしたら、もしかしたらその原因はあなたのお口の中にあるのかもしれません。
以前治療した虫歯の根っこが膿んでいることも…その場合はレントゲンで分かります。治療をやり直すのは大変でしたが、放置すると大変なことになりますからね。
歯周病を放置するとどうなるの?
口の中に住んでいる細菌が糖を材料としてネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。これが歯垢(プラーク)です。プラークの中は細菌だらけ。
歯垢(プラーク)はすぐに取り除かなければ硬くなり、やがて歯石に変化し歯の表面にガッチリ付着してしまいます。
これはブラッシングだけでは取り除くことができません。この歯石の中や周りに更に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けるんです。
日本人の成人の多くが歯周病にかかっています。30代以降、軽度を含めるとなんと8割もの方が歯周病です💦あなたは大丈夫ですか?
最初は歯肉が炎症を帯びて赤くなったり腫れたりしますが、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなります。上の図は梅田クローバー歯科クリニック様のサイトからお借りしました。
そして歯を支える土台の骨が溶けて歯がぐらぐら動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
歯を失う原因となるだけではなく、インスリンの効きを悪くして血糖値を上げる危険を持つ歯周病。じつは歯周病があると、心筋梗塞や脳梗塞になる確率も上がります!
日本人の多くがかかっている歯周病を悪化させないように、半年に1度は歯科で定期的に歯を見てもらうようにしましょう。
特に何もない人は半年に1度、すでに歯周病や糖尿病の人は3か月おきに行くといいんじゃないかな?
日本人の多くが歯周病や歯肉炎にかかっているので気を付けましょう!