お寿司にも依存性があるってホント?
最近、息子たちがゆでた豚肉にオリーブオイルを絡めて「しそふりかけ」をかけて食べるのにハマっています。
どれどれ…と思い、よっしーもやってみると、う、うまいじゃないか!!個人的には美味しいと思いますが、こればっかりは個人の味覚の問題だと思うので、1度食べてみてくださいな。
ところで、このブログの検索ワードに「寿司 依存症」というものがありました。寿司依存症って何だろう…確かによっしーは昔から寿司が大好きでよく食べていましたが、依存症とまで言える状態だったかどうかは???
糖尿病と診断されたらスパッとやめることが出来ましたし、先日は家族でくら寿司に行きましたがシャリ野菜寿司を食べて満足することができましたからね~。
だから「寿司」に依存性はそれほどないんじゃないかと思ってましたけど、試しに「寿司 依存症」でググってみると、出るわ出るわ、それらしき体験談や質問が…
「寿司 依存症」に関する関連キーワードも「毎日お寿司が食べたい」「寿司 中毒性」「無性に寿司が食べたい」「毎日寿司でもかまわない」「毎日 回転寿司」「寿司 健康に悪い」などなど。よっしーが知らなかっただけで、みなさんかなり困っているのでは!?
というわけで今回は、日本人ならでは(?)の「寿司依存症」について考えてみたいと思います。よっしーはもともと寿司大好き人間だったこともあり、決して寿司をdisる目的じゃありませんのでご理解くださいませ☆
「寿司依存症」って初めて聞いたよ。そんなに寿司が好きでたまらない人が多いのか?
そうねぇ、私も寿司が大好きだったし、寿司って健康に良いと思ってたし💦
私が異常なのでしょうか?
ネットの人生相談系のサイトには「私は毎日寿司を食べてしまい、食費が高すぎて破産しそうですがどうしてもやめられません、私は異常なのでしょうか」なんていう質問があったり、寿司依存症という名前のコミュニティまでありました。
寿司が大好きで大好きで…という気持ちはよーく分かりますよ、よっしーもお寿司大好きでしたから。若い頃は焼き肉は体に悪いと思っていましたが、寿司は脂といっても魚の脂なので健康的だと思っていました。
若くして2型糖尿病になった父や弟も、もちろん寿司は大好きでした。幼い頃、父がよく恵方巻みたいなぶっとい巻き寿司やいなり寿司を買って食べていたのを覚えています。よっしーも回転寿司がたまらなく好きでした。
しかし、いわゆる寿司依存症の方たちは、寿司のどこにそんなに惹かれるのでしょう?寿司依存症の方はいても「刺身依存症」という話はあまり聞いたことがありませんので、やっぱりシャリに秘密があるのかなぁと思います。
お寿司のシャリは、ごはんを酢・砂糖・塩などで味付けしたものです。お米にも砂糖にもそれぞれ依存性がありますから、多くの方が無性にお寿司が食べたくなるのは当たり前のことかもしれません。めちゃくちゃ美味しいですしね!!
そして、お寿司に欠かせないのが「わさび」です。実は、よっしーは小さい頃はそれほどは寿司大好きというわけではなかったんですけど、小学高学年ぐらいになって「わさび」を使うようになってから一気に寿司にはまりました!
わさびの辛み成分には、食欲を増進させる効果があるんですって。そういえば、ソバの薬味にもわさびを使いますよね。
お寿司はとても美味しい上、いろいろな味が楽しめ、シャリには依存性が強いと…だから多くの日本人は「寿司依存症」とも言える状態になってしまうのでしょう。無理もないことです。
お寿司とどう付き合っていくべきか
よっしーはお寿司が大好きでした。しかし糖尿病を発症してしまって糖質制限をしている今、もう昔のように好きなだけお寿司を食べる生活には戻れません。お寿司が嫌いとか憎いというのではなく、むしろ好きすぎて…でもどうしても報われなかった恋、的な。
かつて糖尿病内科の主治医から「あなたはこの先も一生インスリン注射が必要でしょう」と宣告されたことがあります、よっしーの病状はそれほど重かったのです。
今でも、もしインスリン注射をするならお寿司でもなんでも食べられるでしょう、おそらく。でも、インスリン注射による健康への影響を考えて自分は食べないという選択をしただけの話です。
あんなに好きだったお寿司をもう食べられないのか…と最初はとても悲しかったです。でも、くら寿司さんからシャリを大根にした糖質オフなお寿司が発売されたときは、小躍りしました!久しぶりにくら寿司に行ったとき、感激で思わずウルウルと(;^_^A
通常、寿司2貫あたりの糖質は15g前後ですけど、くら寿司さんでは現在、全種類のにぎり寿司でシャリプチ(シャリが半分)を選択できます。ありがたいことですね♪
でも、日本ではそれぞれ特産品のお寿司があります。どれも地元の方にとってはとても大事なもので、美味しいものですよね。どうしたら地元の産業と人々の健康を両立することが出来るのでしょうか…非常に難しい問題だと思います。
実は、友達が住んでいるある地域では、特産品はいわゆる糖質が多いものばかりなのです。とっても良い土地ですし応援したいですし、地元の皆さんが一生懸命盛り上げようとなさっているのが痛いほど分かります…
でも、糖尿病の方がとても多いのです。何といったらいいのか…一生懸命特産品をPRなさっているのを見るたびに胸が苦しくなります。泣きたくなることもあります。とっても優しい真面目な方たちなのに…
本当は、くら寿司さんのように「糖質を控えようとする人たちにも美味しく食べに来てもらうためにどうしたらいいか」を考えるといいんじゃないかと思います。
それが地元の方たちの健康のためでもあると思うのですが、実際問題として簡単なことではないんだと思います…どうしたらいいのでしょう。
まとめ:長年の食習慣を変えるのは大変ですが…
よく「日本人が糖尿病になるのは食生活の欧米化のせいだ」などと言われますが、本当にそうなのでしょうか?
確かに昔は現在と比べると糖尿病にかかる人は少なかったでしょうけど、欧米的な食生活なんてできるはずもない平安時代すでに藤原道長は糖尿病でしたし、江戸時代の医学書の中にも糖尿病や糖尿病合併症について詳細に記録したものが残っています。
昔、日本人の平均寿命はとても短かったです。もちろん原因は食生活だけではありません。しかし平均寿命が40歳そこそこの時代においては、中高年以降に発症することが多い糖尿病やガンなどの病気になる者が少なかったのは当然でしょう?
現在、お米をたっぷり食べても長生きなさっている高齢者の方がいらっしゃるとしても、よっしーのように糖質に弱い体質の者はさっさと脱落してしまい、長生きすることは出来ないでしょうね。その食生活では。
文化、特産品はとても大事なものです。出来る限り守っていかなければいけません。でも「昔はよかった」だけで思考停止していてもどうしようもありません。
日本人が長生きできる時代になったからこそ、長生きゆえの病気も増えました。お寿司に限ったことではありませんが、日本の文化を守りながら健康も守っていくためにはどうしたらいいのか、それを真剣に考えなければいけない時が来ているのかもしれませんね。
美味しさと伝統と健康を両立させるのは簡単ではないかもしれないけど、大事なことなんだぞ。
そうね。何もかも昔とは変わって来たわ。だからお寿司との付き合い方も変わっていくのがむしろ当然のことなのかもしれないわね。