糖質制限VSカロリー制限?
「糖質制限ダイエットなんて極端なことをしなくても、カロリー制限すればちゃんと痩せられるのに…」という意見はごもっともです。
よっしーは若い頃(糖尿病を発症する前)ダイエットするときはカロリー制限と運動でした。食事の代わりに1食置き換えシェイクを飲み、普通食は脂肪の少ない和食。これでちゃんと痩せました。
でも問題は、当時の食事はカロリーが足りないので体重を減らすには十分だったんですけど、血糖値を上げるには十分だったので結局糖尿病になってしまったということなんですよね。
食後血糖値を上げるのは食事に含まれる糖質であって、カロリーとは何ら関係が無いからなんです。糖質ばかりだとカロリーが低くても血糖値は上がります。
周囲の話を聞いても、肥満が原因で糖尿病になった方はカロリー制限して痩せるだけで血糖値が改善するようです。でももともと肥満ではないのに糖尿病になった方は、残念ながら…
しかし、それまであまりにもたくさん食べすぎていた方の場合、ちょっとカロリー制限するだけで簡単に体重が減ることは多いです。
毎食、どんぶりでご飯を食べていた方が茶わん1杯のご飯に変えただけでカロリーも糖質もかなり減るじゃないですか。当然、痩せますよね♪
何かというと「糖質制限VSカロリー制限」のように語られることが多いですけど、糖尿病を発症するリスクがかなり低いと思われる方で食べ過ぎで肥満の方は、カロリー制限のほうがラクであればそれでいいんじゃない?
糖質制限とカロリー制限、辛いのはどっち?
よっしーのように遺伝で糖尿病になりやすい体質の場合、やはり糖質制限のほうが良いと思います。なぜなら遺伝だと、肥満ではないのに糖尿病になるからです。
しかしそうではなくただ純粋に痩せたいという場合、糖質制限とカロリー制限どちらが辛さを感じることなく継続できるでしょうか?
Aグループ…おにぎり、パン、うどん、パスタ、ラーメン、イモ、寿司、果物、グミ、ラムネ、清涼飲料水、シリアル、キャラメル、まんじゅう、肉まん
Bグループ…ステーキ、から揚げ、焼き鳥、チーズ、卵料理、生クリーム、バター、さんまの塩焼き、焼き肉、アボカド
AグループとBグループ、あなたが「これが無いと無理、生きていけない!!」と感じるものはどちらのグループに多いですか?それが答えです。
よっしーは昔カロリー制限をしていたとき、大好きなさんまの塩焼きを1尾ぜんぶ食べるとカロリーオーバーになることがかなり不満でした…
糖質を普通に摂取しながらカロリーを制限しようとすると、自然と脂質を制限することになります。それを辛いと思うかどうかですね。
スイーツやパンは、このごろ糖質オフなものがかなり手に入るようになりました。しかし誰もが満足できる味と低価格を両立するのはまだまだ難しいと言えます。
糖質制限とカロリー制限を適当に混ぜると危険かも!
いくら糖質制限しても、カロリーが全体的に多すぎるとなかなか痩せない方もいらっしゃるのは事実です。
だからといって「糖質だけじゃなくカロリーも減らせばもっと痩せるわよね~♪」とカロリーを減らしすぎてしまうと危険かも!
糖質もタンパク質も脂質も減らしすぎた食事は、ただの栄養失調食、飢餓状態になってしまいます。これでは健康的に痩せるわけがありません。
タンパク質が不足していると徐々に筋肉が減っていきますし、生命維持のために必要ではないこと(妊娠可能な状態、きれいな髪、つやつやの肌など)は真っ先に切り捨てられます。
脂質を減らしすぎると筋肉をどんどん分解してエネルギーにしてしまいますし、それでタンパク質もロクに摂取しなかったらどうなるか簡単に想像できますよね。
糖質制限しながらカロリーを落とすとしても、減らすカロリーはなるべく少なくして様子を見てください。カロリーを減らしすぎないほうがいいです。
ココナッツオイルやMCTオイルなどの中鎖脂肪酸は、むしろ適度に摂取したほうが体脂肪が減りやすくなるかもしれません。上手に取り入れましょう。
答えはひとつではないのかもしれません
ダイエットの専門家と呼ばれる方の中には「糖質制限なんて必要ありません、バランスよく食べて運動すれば痩せます」とおっしゃる方もいます。
ただ専門家の方であれば、その方法ではなかなかうまくいかない方や、痩せていても糖尿病などを発症することがあるということをぜひ知っていただきたいなと思います。
自分が糖尿病だったり、あるいは家族に糖尿病の方がいらっしゃる場合は別ですけど、そうではない場合はなかなか理解してもらえないのかもしれません。
全ての方がこの方法で万事OK、という「ただひとつの正解」があるわけではないのかもしれません。選択肢が複数あれば、それだけ救われる方も増えます。
このブログは糖質制限ダイエットのブログなんですけど、みなさんは自分にもっとも合っていると思う方法を自由に選んで実践してくださいね。