本当に糖質制限しても筋肉は減らないのか?
これまで当ブログでも「糖質制限に体が慣れている人は糖質を摂取しなくても筋グリコーゲンはほとんど減らず運動に何の支障もないこと」を取り上げたことがあります。
でもやっぱり心配だなぁ…という方もたくさんいらっしゃると思います。先に結論を書きますが、よっしーも夫も4年間糖質制限を続けていますが筋肉は減っていません。
よっしーは糖尿病発覚前に減っていた筋肉が元に戻り(もともと普通の女性より筋肉は多かった)、夫は明らかに筋肉が増えて体脂肪率が8~9%の痩せマッチョに変身しました♪
上の漫画に出てくるようなすごい身体のお兄さんレベルになると、実際その体を維持するためのエネルギーを糖質に頼らずに摂取できるのかどうか…は分かりません💦
でもね、世間一般的に女の子の「ダイエットしたい」「体を引き締めたい」あるいは「健康のために少し筋肉を増やさないと」程度の筋トレにわざわざ糖質の経口摂取は必要ないと思います。
もともとかなり筋肉が多い方がさらなる増量を目指すのならともかく、いま現在そうではない方はまずタンパク質を十分に摂取すべきですね。
BUN(尿素窒素)が20以上あるのが理想的だと水野雅登先生はおっしゃっていたな。
そうね、BUNが1ケタだと深刻なタンパク質不足ですって💦
糖質ばかり摂取しても筋肉はつかないよ
糖尿病患者さんを含め、健康や引き締まった体型のために適度に筋肉をつけようというのは良いことです。自宅でできる筋トレもぜひお試しください。
ただ、「筋肉をつけるためには糖質が必要」と思い込むあまり、ごはんをきっちり食べて肉を十分に食べずに筋トレして「ちっとも筋肉が増えない~」と嘆いている方も見かけました💦
ガッツリタンパク質を摂取しているトレーニーさんがさらにごはんをプラスして食べれば、確かに容易に摂取エネルギーが増えるので体を早く大きく出来るかもしれません。
でも、タンパク質が足りてない方が糖質ばかりせっせと食べても、残念ながら期待するような効果はなかなか出ないと思います。
よっしーの夫は独身の頃からジム通いをしていましたけど、その割にあんまり上半身の筋肉がついていないなと感じていました。
それが糖質制限を始めて、運動の内容と量は何も変えていないにもかかわらず明らかに筋肉が増えて体脂肪が落ちて、40代のおじさんとしては申し分のないナイスバディになりましたからね。
また糖尿病患者さんが「筋肉を増やすために糖質を摂取して、血糖値を下げるために糖尿病の薬を飲む」というのはまさに本末転倒、そこまでしなければいけないんだろうか…と疑問に思います。
ボディビルの大会で優勝したいと思っているのならともかく、健康のために筋トレをするのならわざわざ糖質をたくさん摂取する必要はないのですよ。
糖質を食べないと出来ない運動がヒトの健康にどうしても必要か?
スポーツの競技によっては、もしかしたら糖質を大量に摂取しないとうまくできないような種目もあるのかもしれません。自分はやってないので実感としては分かりませんけど…
ただ、そのような競技が存在するからと言って「だから一般人も糖質制限をしてはいけないのだ」ということにはならないですよね♪
チーターは肉ばかり食べますが、無駄のない引き締まった体つきをしており、ものすごいスピードで走って獲物をとらえることが出来ます。
ヒトのご先祖さまも敵から逃げたり獲物を追いかけたりしていたはずですが、そのような運動をする際には糖質の大量摂取は必要ありませんよね。
何かのスポーツで一生懸命頑張っている方たちのことはすごいと思うし尊敬しますが、彼らは記録のために頑張っているのであり、別に健康のためにその競技をやっているわけじゃないでしょう?
「糖質を大量摂取しなければ動けないような運動」がヒトの健康維持のためにどうしても必要なものだとは思えません。
だから必要だと思う方は自由に糖質を摂取したらいいと思いますけど、多くの方にとっては別になくても大丈夫ということです♪ただ、タンパク質や脂質は自分にとっての適量をきちんと摂取しましょうね。
筋肉の材料が足りていないのに糖質ばかりせっせと食べても、そりゃ筋肉が増えるわけがないよな。
糖質制限している方はタンパク質も多く必要になるので、プロテインなども活用していくといいわね。