糖質制限ダイエットにサプリは必要?
糖質制限ダイエットを行う時、何かの栄養が不足するのでサプリメントで補う必要があるんじゃないかと不安になる方もいらっしゃるようですね。
しかし「糖質制限ダイエット中だけに特別に必要になるサプリ」というものは、特に存在しないのではないかと思います。
あえて言うなら、チーズを多く食べる方はカルシウムの摂取量が増えるので、相対的にマグネシウム不足になりやすいのでマグネシウムが不足していないかチェックしたほうがいいぐらいでしょうか。
マグネシウム不足になると、足がつりやすくなったり、不整脈・だるさ・睡眠障害・吐き気・高血圧・糖尿病などのリスクが増すそうなので気をつけたいです。
ビタミンやミネラルなど、日ごろから不足しがちでサプリメントで積極的に摂取したほうが良いものはあります。しかしそれは、普通に主食ありの食事をしていても同じだと思います。
糖質代謝にはビタミンB1などが欠かせませんので、糖質制限ダイエットをしていない人のほうがむしろ気をつけないといけないかもしれませんね。
糖質制限に良いと言われるサプリメントはどうでしょう?
ビタミンやミネラルの補給ではなく、うっかり摂りすぎてしまいがちな糖質の吸収を穏やかにする系のサプリメントはどうでしょうか?
残念ながら、よっしーの場合は今のところそういう類のサプリメントで「これは効く!」と何か実感したことはありません。
でも周囲の話を聞くと、サプリメントで食後血糖値がゆるやかになったという方もいらっしゃいました。食後血糖値がゆるやかになるということは、ダイエット的にもいくらか効果はあるはず。
基本的にはきっちりと糖質制限をするのが一番いいと思いますけど、どうしても避けられないお付き合いの外食時などは、サプリメントを活用するのも良いかもしれません。
ただ、効果にはかなり個人差があると思いますので、本当に自分に効果があるのかどうかは確かめておかないといけないですね。
中には、特定のサプリメントを販売するためにやたらと良いことばかり書いている方もいらっしゃるので…
サプリメントと薬の違いって?
よっしーは糖質制限を始めたのがきっかけでいろいろ調べるようになり、今まではちゃんと摂れていると思っていた各種ビタミンやミネラルが足りていないのではないかと気づきました。
それでいくつかのサプリメントを飲んでいるわけですが、「サプリを飲むのは薬を飲むのと同じじゃないか」と考える方たちもいらっしゃいます。
確かにサプリメントを飲むのも薬を飲むのも一見まったく同じように見えるかもしれませんけど、実はサプリメントと薬って違うモノなんです。
サプリメントは食品などに含まれるある成分を取り出して粒・カプセルにして薬のようにしただけであって、薬事法上も医薬品ではなくただの食品扱いです。
まぁぶっちゃけ食品なので、通常の食事から摂取しにくいものをサプリで補おうということです。医薬品ではありませんので劇的な「効果」は期待できないことも多いですが、医薬品ほどの「副作用」もあまりないです、何しろ食品ですから。
薬(医薬品)は体にとって何らかの作用を及ぼす化学物質から作られ、何年もかけて安全性を確認した上で販売されています。
正しく使用すれば病気の治療に役立ちますが、病気によっては必ずしも効くとは限らない上、どんな薬にも必ず一定の割合で副作用が出ますし、時には薬の副作用で死亡する方もいらっしゃいます。
食事からはなかなか摂りにくいものをサプリで補うといいです
「縄文時代にはサプリメントなんてなかったので、サプリメントはいっさい不要です」という話を聞いたことがあります。
でも、生まれた時からずっと健康的な生活を送っていた縄文時代の人たちと違って、現代の私たちはある時点で気付くまでは健康的とは呼べない生活を送っていた人も多いはず…というか、ほとんどの方がそうじゃないでしょうかね?
また、精神的なストレスはある種のビタミンを大量に消費します。ストレスが多い現代だからこそ、昔の人たちよりも多く必要になった栄養素があるのです。
基本的には食事から必要な栄養を摂取するべきでしょうけど、どうしてもそれだけでは摂取することが難しい栄養素は上手にサプリメントから摂取するのは良いことだと思います。
自分にはどんな栄養素がどれぐらい足りていないのかの判断は、とても難しいです。一般的に「これぐらいの量のビタミンを摂取するべきです」と言われている量が必ずしも十分な量かどうかは分かりません。
それについては各自、情報を集めて自分で判断するようにお願いします。よっしーは精神科医の藤川徳美先生のブログなどをよく参考にさせてもらっています。