血糖値を下げるためにタンパク質制限をしてみた時の話
今から3年と少し前のこと。当時よっしーはインスリン注射「ランタス」と糖尿病薬「グラクティブ」を完全に中止して数か月経過していましたが、血糖値がイマイチで困っていました💦
糖尿病薬の「グラクティブ」の副作用が怖くて薬をやめたのですが、あの薬には2型糖尿病患者の空腹時血糖値を抑える効果もあるらしいです。それをやめたので…
そんな時に出会ったのが「糖質制限+タンパク質制限」という方法でした。朝と昼は自作の水野スペシャル(アイスコーヒーブラック+動物性生クリーム)で脂質とカロリーを補いました。
カロリー的は1杯あたり450kcalはありました。おやつにチーズ2個ほどつまむこともありました。タンパク質は1日あたり40g未満に制限して筋トレを行いましたが…
脂質を大量に摂取しているにも関わらず、体重はどんどん減りました。ダイエット目的ではなく空腹時血糖値を下げる目的だったので戸惑いましたが、確かに血糖値も下がりました。
でも、なんだかヘンなのです💦 開始してからしばらく経つと、体脂肪率はあまり減らずに体重だけが減っていきます。これは明らかに筋肉も減っている状態!!!
ひぃー!主治医が心配しちゃうほどヒドイ結果になったわけか!
そうね、あまりにもショックな結果が出たわ💦
糖尿病内科に行くと衝撃の検査結果が…!
体重、おそらく筋肉まで減っていることに気が付いて怖くなってこの食事を中止した翌日に糖尿病内科の定期診察がありました。
結果は…いつも正常値の尿酸値が7.7もあったり、普段出ていないタンパク尿や潜血が出ていたり、BUN(尿素窒素)が6で重度のタンパク質不足という結果になってしまいました💦
主治医も「今回はどうしちゃったの…」という感じでかなり心配なさっていました。タンパク質を食べて血糖値が多少上がるとしても、よっしーの場合はタンパク質制限をしてはいけないのだと思いました。
ちなみに肉を食べて血糖値が上がったのは最初の1年ぐらいで、だんだんそのようなことはなくなっていきました。ほんの少しずつではありますが、糖尿病は改善傾向なのかもしれません。
タンパク質が足りているかどうかはどう判断するの?
内科医の水野雅登先生によれば、BUN(尿素窒素)は20以上あるのが理想だそうです。よっしーはこのときBUN6でしたから、これ以上ない位重度のタンパク質不足ですよね💦
今はせっせと食べていますが、頑張って食べているつもりでもBUNはせいぜい15~18止まりでなかなか20に届きません。
これまでの経験ですけど、脂質単独だとけっこうカロリーを摂取しても痩せやすいんです。でも、タンパク質+脂質を食べ過ぎると痩せないですし、糖質+脂質はもっとも太るかと💦
水野先生によると、2型糖尿病患者はタンパク質と言えども食べすぎればガッツリとインスリンが分泌されるので、その時脂質を大量摂取すると脂質が体脂肪になるということです。
つまりタンパク質と脂質を同時に大量摂取すると痩せにくい人たちがいる、ではどちらを減らすのか…というわけですよね。
よっしーの場合、タンパク質をかなりしっかり摂取しないと足りないみたいなのでタンパク質制限は行いません。筋トレもしていますしね。
もしこの記事を読んでくださっている方で糖尿病の方、特に若い女性の方で「糖質制限をきっちりしているのに全然痩せない!」という方がいらっしゃったら、タンパク質+脂質を食べ過ぎていないかチェックしてみてください。
痩せている人はエネルギーを補うために脂質をかなり意識して食べなければいけませんが、体重が減らなくて困っている方はタンパク質はガッツリと摂取して脂質は食べ過ぎない程度にしたほうがスムーズに痩せるかもしれません。
ただしその場合は必須脂肪酸は必ず確保するように心がけてくださいね!必須脂肪酸は体にとって絶対に必要なものですが、自分の体脂肪からは賄えませんから。
ダイエットが終了して維持する段階に入れば、脂身の多い肉なんかもけっこう食べて大丈夫になるんだぞ!
軽度の糖尿病患者さんはインスリンの効きが良くないので最も痩せにくいかもしれないわ。いろいろ工夫してみましょう!