歯磨きしているのに虫歯や歯周病が…糖質制限で歯周病が改善して体重も減った♪

歯ブラシを持った歯の歯医者さん
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4週間歯を磨かない実験の驚くべき結果とは!?

不動産関連や「ふるさと納税」に関する本を書いていらっしゃる金森重樹さんにはかつて、ある悩みがありました。

身長168cmに対して体重が90kg近くあった金森さんは、男性ですが甘いものが大好きだったそうです。

朝起きるといきなりお菓子を食べ、お茶の時間にはふるさと納税で取り寄せたお菓子やケーキ、夕食時にはたっぷりのビール、夜中にラーメン…という食生活だったんですって。

あまりにもデブすぎて靴下がうまくはけなかったり、メガネの跡が残ったり。とうとう痛風の発作で運ばれたこともあったそうです!

 

 

で、そんな金森さんはある研究論文を読んだのがきっかけで「4週間歯を磨かないかわりに、旧石器時代食(肉と魚、ナッツ類のみ。穀物やイモ、乳製品は食べない)で暮らす」という実験を行いました。

結果は…歯を磨かないにもかかわらず明らかに歯周病が改善し、体重が2か月で30kgも減ったのでとても驚いたそうです。

よっしーも日頃から「動物たちは歯磨きなんてしないのにめったに虫歯や歯周病にならないのに、ヒトは歯磨きにフロスにあれこれ努力してもかかってしまうのはなぜだろう」と思っていました💦

正直「まったく歯を磨かない」というのは実践する気になれませんけど、糖質を普通に食べながら歯磨きするよりも、たとえ歯磨きなしでも糖質を食べないことのほうが歯周病を改善したのはビックリですね。

 

にゃご
人間って一生懸命歯を磨いているのに、たくさんの人が虫歯や歯周病になるんだよね。

よっしー
そうね、あんなに一生懸命磨いてるのになぜ?と思うわね。

 

旧石器時代のヒトの虫歯や歯周病は?

旧石器時代は、まだヒトは農耕を開始しておらず、砂糖や米などは食べていませんでした。しかし木の実や果物など、わずかな糖質は摂取していたものと思われます。

住んでいる地域によっても手に入る食物には違いがあったでしょうから、たまたま木の実や果物が豊富な土地に暮らしていた人もいたことでしょう。

 

 

で、旧石器時代は虫歯はほとんどなかったそうですけど、歯周病の痕跡は見つかっているそうです…わずかな糖質摂取であっても、歯周病の原因になるわけです。

ちなみに、アラスカで暮らしていた昔のイヌイットは、極寒なのであまり農業ができないので生の肉や魚ばかり食べていて虫歯のある者は1.9%しかいなかったそうです。

ところが縄文時代の日本では虫歯のある者は8.2%で、弥生時代になると16.2~19.7%にまで増えたんだそうですよ。

縄文時代と言えば、栗やドングリなど少し糖質を含んだ食物を旧石器時代よりは多く食べていたと考えられますし、縄文時代の終わりには稲作が始まりました。

 

 

ごくわずかな糖質摂取であっても歯周病の原因になり、虫歯は歯周病ほどではないにしてもやはり糖質摂取により増えるといったところでしょうか。

よっしーはもともと虫歯になりやすくて歯周病もありましたが、糖質制限開始後は新たな虫歯は出来ず、歯周病は改善傾向です。ただ「完治」はしていません💦

糖質制限をしていても、野菜や豆にだってわずかな糖質は含まれています。完全に「糖質ゼロ」にしているわけではないので…

 

野生の犬や猫は虫歯や歯周病にならないの?

じつは猫は虫歯にならないそうです、それは口の中に虫歯菌がいないからなんですって。羨ましいですね~。

でも残念なことに、ペットとして飼われている犬や猫の大部分が歯周病になってしまいます。これはもちろん、ペットフードに含まれる糖質がひとつの原因です。

安い穀物を混ぜれば、ペットフード製造にかかるコストを抑えることができますからね。そしてもうひとつ理由があるそうです。

 

 

野生動物は、加熱されていない固いままの食物を食べます。固いものを食べるとよく噛み、唾液もたくさん出ますので歯周病にかかりにくくなるようです。

ヒトも火を使うようになってから歯周病が増えたのではないかと言われていますよね。糖質を含んだものを柔らかく調理して食べるようになったからヒトはお口のトラブルに悩まされるようになったのかも。

動物園で飼っているゴリラがひどい虫歯と歯周病にかかることもあるそう。チンパンジーも同様です。

野生のチンパンジーはイチジクなどの果物を主食にしますが、他にも植物の葉、花、種子、樹皮、茎の髄、樹液、昆虫、鳥、小型のサルなど実にいろいろなものを食べるそうです。

 

 

野生では果物ばかリ食べるわけではなく、固いものも結構食べているので虫歯や歯周病にはかかりにくいのかもしれません。

しかし動物園では、野生と同じものを食べさせることはできないので、果物・野菜・パン・ゆで卵・煮干し・牛乳・ヨーグルト・麦・ひまわりの種などを与えているそうです。

まぁ人間が品種改良して甘ーくした果物や柔らかいパンを食べていれば、そりゃ虫歯にも歯周病にもなりますよね💦

 

糖質制限で100%予防するのは無理かもしれないが…

糖質をごくわずかしか摂取していなかったと思われる旧石器時代ですら、すでに歯周病にかかる人はいました。

さらに木の実を多く食べるようになった縄文時代には虫歯が増えたので、おそらく歯周病もかなり増えたと思います。

そして今や歯周病は日本の成人の8割以上がかかっている「国民病」とさえ言われています。砂糖の害に気付いて気を付ける人が増えてきたので、虫歯は一時期よりも減っているようですがまだまだ多いです。

糖質制限をしても糖質の摂取量をゼロにするわけではないので「糖質制限で虫歯や歯周病を100%防ぐ」とまではなかなかいかないと思います。

 

 

糖質制限をしていても歯石は少しずつたまっていきますし💦ただ、普通に糖質を摂取していたときと比較すると明らかにマシです。

エチケット的にも、やはり歯磨きはするべきだと思いますね。ただ「きちんと歯を磨いているのに虫歯ができる」という事態は避けたいですね。

できるだけ糖質の少ない食事、可能であればやわらかいものよりもなるべく素材そのものに近い固いものを食べることで、これらの病気のリスクを下げることができるのではないでしょうか?

 

にゃご
歯を磨くのもいいけど、まず先に気を付けないといけないことがあるんだよな。

よっしー
そうね、お子さんの食事にも気をつけてあげましょうね♪

 

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