糖質制限ダイエットはメリットばかりじゃないですね
普段、糖質制限ダイエットのメリットばかり取り上げがちですけど、やはりデメリットも存在するわけで…そちらも紹介した上で、やるかどうかを判断していただきたいなと思います。
そして糖質制限ダイエットに限らず、どんな食事方法にも必ずメリットとデメリットがあることをどうかお忘れなく!
食費がかかる
なんといっても、正しく糖質制限ダイエットを実行すると食費はどうしてもかかってしまいます。安いからと言って卵ばかり食べるわけにもいきませんしね…
ヤマザキの糖質控えめブレッドは近所のスーパーで158円、はごろものカーボフは298円です。しかし糖質オフではない通常の商品であれば、ものによっては半額以下でしょうね。
コロッケは1つ20円ですし、いなり寿司は30円です。ポテトチップスも68円とかで売られているときがあります。食費を極限まで安上がりにしようと思えば、糖質中心にするしかありません。
それでも、夕方以降にスーパーに行けば魚が半額になっていたり、肉も半額になるタイミングがあります。ココナッツオイルやMCTオイルも、iHerbで取り寄せれば日本で買うより安いです。
正しい糖質制限ダイエットは、単に砂糖や主食を抜くだけではいけません。その分、肉や魚などのおかずを今までよりも多く摂取する必要があります。モヤシばかり食べていれば本当に筋肉が減少してモヤシ体型になってしまうので、どうかお気をつけて…
糖質オフな食べ物が手に入りにくいことがある
食費がかかるとしても、お金さえ出せば買えるのであればまだ良いです。お店によってはこれらの商品をほとんど置いていない場合もありますし、レストランでどれもこれも糖質の多いメニューばかり…ということもあります。
選択肢がないのは本当に困ってしまいますよね。あらかじめ分かっていれば別のお店に行けばいいんですけどね。
でも、数年前と比較すると糖質オフな商品はかなり増えてきています。これからもきっとその傾向は続いていくでしょうね。一時的なブームであれば各社ここまで力を入れることは出来ないでしょうから。
今や糖質制限は「糖質を食べすぎないという生き方」として確立しつつあります。
他の人と同じものが食べられない
数年前と比べると糖質制限ダイエットを実践する方は少しずつ増えているとはいえ、全体で言うとまだまだ少数派です。そのため、糖質大好きな方たちと一緒に外食に行くとなかなか大変です。
よっしーは「私は糖尿病で糖質制限しているの」とあらかじめ周囲に話してあるので周囲も「このお店なら大丈夫なんじゃない?」などと言ってくれますが、内緒にしている方も少なくないでしょう?
すでに糖尿病と診断されて糖質制限をしている方たちですら「お菓子を頂いたので食べちゃった」「みんなでお茶をしたのでつい同じケーキセットを頼んでしまった」ということがあるそうです。
LDLコレステロールがものすごく高い値になることがある
よっしーの場合はそうではなかったのですが、糖質制限ダイエットで肉や卵をしっかり摂取し始めると急激にLDLコレステロールが上昇する方は少なくありません。
コレステロールは人体にとって重要な物質であるために、あまり肉を食べない方の場合は肝臓でたくさんコレステロールを作っているんです。
それが急に食事からのコレステロール摂取量が増えたため、しばらくの間は肝臓の「コレステロール増産モード」を解除できないためにコレステロール過剰となるんだそうですよ。
糖質を普通に摂取していてLDLコレステロールが高い場合、中性脂肪が多くてHDLコレステロールが低値であることが多くこれは問題ですが、きちんと糖質制限ができていれば中性脂肪やHDLコレステロールは正常だと思います。
この場合は増えたLDLコレステロールは悪いヤツではないので実質問題がない場合がほとんどだそうですが、医師からうるさく言われるのは面倒くさいもの。早く正常値に戻したいですよね…
ただ、肝臓でのコレステロール生産量の調整がうまくできる人と苦手な人がいらっしゃるみたいです。よっしーの夫はナイアシン(ビタミンB3)の服用でコレステロール値が下がりましたので、気になる方は読んでみてくださいね。
正しく行うためには知識が必要
よっしーは最初、糖質制限は主食を抜いておかずを1品足せばいいと思っていました。でも実際にやってみると、そんなに単純なものでもなさそうです。
タンパク質の適正な摂取量に関しても個人差がありますし、人によってはある種のアミノ酸によって間接的に血糖値が上がってくることもあるので、1度に摂取すべき量やタイミングに工夫が必要です。
また、糖質制限をするだけでは痩せにくい方や逆に痩せすぎてしまう方、これまで糖質依存症であったためなかなか継続できない方など、一筋縄ではいかない方もいらっしゃいます。
妊婦さんやお子さんが糖質制限を行う場合、さらに高度な知識が必要となります。子どもの成長のために十分なエネルギーを糖質に頼らずに確保する必要がある上、必要な栄養素をしっかりと確保しなければいけないからです。
そういえば以前、主治医とこんな会話を交わしたことがありました。
健康状態によっては実践できない場合もある
糖尿病患者であっても、現在インスリン注射やSU薬などを使用していない場合、他に病気がなければ糖質制限を実践できます。しかしインスリン注射を勝手に中止すると危険な場合があるので、医師に相談してから行って欲しいです。
よっしーは糖尿病で入院中に、主治医に相談した上で始めました。これなら何かあっても安心ですよね。
その他、生まれつき脂肪をうまくエネルギーとして使えない病気の方や肝硬変、活動性すい炎、腎機能がある程度以上低下してしまった方、その他の病気が原因で糖新生がうまくいかない方、低血糖になりやすい体質の方などは糖質制限をすることが出来ません。
もちろん、よっしーのように糖質を摂取する生活が体に合わない方もいるので「万人に合う唯一無二の食事方法は存在しない」ということでしょうね。しかし、糖質制限で救われる方も多いです。