極端すぎるカロリー制限は確実に痩せるが…
ダイエット方法にもいろいろありますが、昔からある定番のダイエット方法はなんといっても「カロリー制限」ではないでしょうか。
食べる量を少し減らせばゆっくりと確実に痩せていくはず…と思いきや、この方法ではなかなかうまくいかない方が結構たくさんいらっしゃいます。
それは、体はうまくできており、「むむむ、こいつ食べる量が少なくなったな」と危機感を感じると基礎代謝量(生きていくために最低限必要なエネルギー)を少なくして、いわば「節約モード」に切り替えてしまうのです。
1日の摂取カロリーを300kcal減らしても、そのうちに体が適応して消費カロリーを300kcal減らしてしまうと痩せなくなるというわけです。
ただし、体が危機感を感じて基礎代謝量を減らすと言っても、減らせる量には限界というものがあります。
体が頑張って節約モードに切り替えても、その限界よりもさらに摂取カロリーを減らしていればどんどん痩せていきます。極端なカロリー制限では糖質量も減りますしね…
海外で飢餓に苦しむ子供たちが痩せていくのも、極端すぎるカロリー制限をしているのと同じことですよね。特にタンパク質の摂取量が少ないと低栄養性脂肪肝などになり、健康上大いに問題となりますが…💦
体が適応できる限界よりもさらに食事量を減らせば痩せていくのは当然ですね!
それを長期間続けることが健康に良いかどうかは別として、痩せるのは確実でしょうね…
ダイエット終了後のリバウンドにご注意!!
「ゆるやかなカロリー制限食」で痩せない方も「極端なカロリー制限食」でおそらく確実に痩せていくと思います。その理由は上に書いた通りです。
しかしそのような極端なカロリー制限ダイエットは非常に辛いものです。私は大学4年生のときに朝食と夕食をプロテインドリンクに置き換えて夜は週5日ジムに通って短期間で痩せましたが、2度とやりたくない辛さでしたね💦
私は当時、ダイエット終了後もかなり食事に気を付けてジムで働いて普通の方の何倍もめちゃくちゃに運動して妊娠まで体重をキープできましたが、特に気を付けなければリバウンドしやすいです!
下の図を見て下さい。極端なカロリー制限中はエネルギー消費量も減っていますが、ダイエット終了後にちょっと気を抜くと以前より太りやすくなっています。
同じカロリーでもタンパク質(P)、脂質(F)、糖質(C)それぞれ体内でどう利用されるかは異なるのでカロリーはそれほど重要ではないのですが、常にPFCの比率が同じぐらいとして分かりやすく解説してみました。
ダイエット終了して食事量を増やせばまた「節約モード」は解除されますけど、それまでに今まで我慢していたケーキなどを食べまくれば数キロは太ることは避けられないでしょうね💦
私も大学時代に経験したので分かりますが、食事を飲み物だけにするようなダイエットって精神的にかなりきついです。そういう点でもダイエット終了後はリバウンドしやすいのではないでしょうか。
基礎代謝量を減らさずに痩せられる?
よく「ダイエット中に筋トレをすれば基礎代謝量を減らさずに痩せられる」と言いますが、残念ながらそこまでめちゃくちゃ期待してはいけません。
だいたい、「極端なカロリー制限」を行いながら激しい筋トレを行うと、かえって筋肉量が減ってしまう危険性があります。そりゃそうですよね。ボディビルダーでさえ、体脂肪を落としながら筋肉量を増やすのはとても難しい事なのですから。
そこでまず、糖質制限を「正しく」行うことをお勧めします。聞きかじりではなく、医師の書いた本を最低でも1冊は読み、よく理解してから行ってください。
そう多くはないですが、生まれつき脂質をエネルギーとしてうまく利用できない方や低血糖になりやすい方は糖質制限を行うことはできません。不安であれば事前に医師に相談しましょう。
そして糖尿病または糖尿病のケがある方の場合「タンパク質」でもかなりインスリンが分泌されるので痩せにくいことがあります。その場合は週1回ほど「プチ断食」を行う方法があります。
プチ断食によってインスリンの効きが良くなり、痩せやすい状態になるようです。1日食べないから痩せる…というだけではないようですね(私もやってみましたが、1日ぐらいでそこまでは減りません!もともと大量に食べていた方は減るかも?)。
「食べる量が減ると基礎代謝量が減る」と書きましたが、たった1日断食する程度では節約モードにはならないようです。これはありがたいことです!
糖質制限を行い、それでは不十分なら週1日程度プチ断食を行う(プチ断食で不調になる方は行ってはいけません)ことで基礎代謝量を減らさずにダイエットを続けられるのではないでしょうか。糖質制限が辛くない方はぜひ!
こういう方法もある、と知っておくといいですね。
そうね、やるかどうかはあなたの体調とよく相談してね!