糖質制限をすれば誰でもテストで100点を取れる?
糖質制限はダイエットや血糖値のコントロールだけではなく、実にいろいろな健康効果を期待してみなさん実践していらっしゃいます。
中でも小中高生のお子さんを持つ親御さんたちが特に気になるのが「糖質制限で子供の成績がUPするって本当かしら?」ということじゃないでしょうか。
よっしーの息子たちは4年前と比較すると確かに集中して勉強するようになり、それなりにテストの点数は良くなりました、ただし当人比ですwww
中には「効果がないじゃないか、インチキだ!」とか「あの家のお子さんはおにぎりやカップ麺が好きですがT大に入りましたよ!?」なんて言う方もいらっしゃいますよね。
勉強が出来るかどうかは、その子が生まれ持った能力の限界というものはあると思います。小さい子ならともかく、中学生以上になるともう脳も出来上がっているでしょう。
誰もが糖質制限するだけでテストで100点を取れたりT大へ入学できたりするわけではないと思いますよ💦過度の期待はいけません。
塾生さんたちが糖質制限で頑張っている三島塾では、みなさんものすごく長時間集中して勉強をこなしているそうです。やはり、結果を出すには相当の努力が必要です。
それでも、糖質の多い食事の後で居眠りしてしまうようなお子さんは糖質オフにすることで眠気から解放されるという大きなメリットがあるんです。
人間って大変だなぁ、受験があるから…
まあね。就きたい職業によってはどうしてもここをクリアしないといけないもんね。
同じものを食べていても…カスケード理論とは?
「あの子はおにぎりやカップ麺ばかり食べているのに成績が良くて羨ましい、納得がいかない!」と言いたくなるのはごもっとも。
ここで登場するのが故・三石巌先生の「カスケード理論」です。ヒトの体内ではいろいろな化学反応が起きていますが、これを水車にたとえて考えてみます。
優等生くんの体内では「勉強に関わる水車」がもっとも上流にあり、勉強が苦手な子ではその水車がもっとも下流にあるかもしれません。
ビタミンなどの栄養が十分に流れてこないとき、上流のほうにある水車は回りますが下流の水車までは届かないのできちんと回りませんよね💦
あんまり食事に気を使っていないのに勉強がよくできる子は羨ましいですけど、たとえば糖尿病や薄毛、ガンに関わる水車が下流のほうにあったらどうします?
誰にでも必ず「弱点」はあるんです。ただ、どれが弱点になるかは個人差があるというだけであって。兄弟姉妹でも、この水車の並び順はすべて同じというわけではありません。
よっしーは勉強に関する水車は比較的上の方にあったのかもしれませんが、糖尿病に関わる水車はもっとも下流にあるんでしょうね💦知らなかったです。
で、水車の並び順に関わらず大量にビタミン等の栄養を摂取することで最下流の水車まできちんと回るようにするのがメガビタミンの考え方です。
もっとも、すでに脳ができあがってしまってからあわてて大量に栄養を摂取し始めても、どこまで効果が見られるかはわかりませんけれど…
なるべく子供が小さい時から栄養に気を付けることで、その子が持つ能力の限界の範囲内で最大限にそのチカラを発揮することが可能になるんじゃないでしょうか。
具体的に何をどれだけ摂取するべきかは、精神科医の藤川徳美先生のブログなどをお読みになるといいですよ♪
ブドウ糖を摂取しても頭は良くなりません
ひと昔前までは「脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖だ」と言われてきました。しかし脳のニューロンはケトン体も使えるということがはっきりしました。
その上、健康体であれば糖質をわざわざ食べなくても肝臓でアミノ酸やグリセロールから「糖新生」によって糖が作られるので低血糖になることはありません。
いざという時はケトン体も使える上、低血糖にもならないのにどうして脳がエネルギー不足になると言うのでしょうか?
もしブドウ糖をたくさん摂れば摂るほど頭が良くなるのであれば、いつも絶えず甘い物ばかりモグモグしている太った人はものすごく頭が良いということになるのですが…
子供の脳の発達に必要な必須脂肪酸は、肉や魚に多く含まれています。また大豆や卵黄に多く含まれるレシチンも学習や記憶と深くかかわっているとされます。
子供たちに少しでも集中して勉強させたいのであれば、毎日の食事に気を付けてあげましょう。水車の並び順には個人差があるので「あの家の子は何もしてないのによくできるじゃないの…」と言っても仕方ありません💦
どの子にも必ず弱点はあります。目立ちやすいところばかりに目が行ってしまいがちですが、完璧に見える子も何かしら悩みはあるものです。
そして親御さんの接し方次第で子供はやる気になったり、逆にやる気をなくしてしまったりします。親としてはハラハラしますが、子供たちを見守ってあげましょう。
大変だと思うけどお父さんお母さん、頑張って!
栄養のある美味しいものをたくさん食べさせてあげましょうね。