高脂質ダイエットって知ってる?
このブログをお読みいただいているみなさんは「糖質制限ダイエット」は先刻ご承知だと思いますが、その中でも「高脂質ダイエット」と呼ばれるダイエットについて知っていらっしゃいますか?
よっしーのTwitterのフォロワーさんたちの中には、金森重樹さんの提唱する「金森式ダイエット」を実践している方がたくさんいらっしゃいます。
恥ずかしながら今まであまり詳しいことを知らなくて「断糖?牛脂をかじる?ムリかも~💦」という感じだったんです。ごめんなさい。。
でも糖質制限をしていても歯周病がなかなか治らず「悪化はしないが、劇的な改善もしない」という状況にふと疑問を抱きました。
歯周病は糖尿病を悪化させ、糖尿病だと歯周病が進行しやすくなるという非常にイヤな悪循環に陥ってしまいます。
より良い血糖コントロールを目指したいので「もしかしたら金森式にヒントがあるのでは?」と思っていたころ、金森さん監訳の「まさか! の高脂質食ダイエット」という本が発売されました。
このごろ本をたくさん購入していることもあり、とりあえずこの本の購入は見送っていたんですけど、あまりにも評判になっているので先日ついに書店に立ち寄って買ってしまいました!
あまりネタバレしすぎないように、ほんのさわりだけみなさんに紹介しますので気になった方はぜひ本を手に取ってみてくださいね。
ダイエットなのに高脂質?確かにびっくりするよな。
タイトルだけ見ると驚くでしょうね。
芸能人も多数実践!話題の高脂質ダイエット
本の内容を紹介する前に…この本を読んで芸能人の方たちも多数「高脂質ダイエット」を実践なさっているみたいですね♪
ラルクアンシエルのHydeさんやブラックマヨネーズの小杉竜一さんなど、Twitterでダイエット中を宣言している芸能人の方がいらっしゃいます。
ひそかにこれ3ヶ月やってます。 https://t.co/PnoQld92Sy
— Hyde (@HydeOfficial_) 2019年6月18日
これで1から勉強します‼️😋✨🍖🥓🍳🧀#まさかの高脂質食ダイエット pic.twitter.com/ium4OnVHZ3
— ブラマヨ小杉(月1開催小杉ライブ) (@kosugilive) 2019年6月17日
ほんの数年前までは、芸能人の方が「私は糖質制限をしています」と公言することがタブーのような雰囲気がありましたけど、もう状況はかなり変わってきたということでしょうか。
たぶん言わないだけでひそかに実践なさっている芸能人はかなり多いんじゃないかと思いますよ。食べないダイエットよりずっと我慢が少なくて健康的ですもん♪
そして芸能人の方が実践なさっているということで、新たに興味を持って自分もやってみようと思う方もかなり増えるでしょうね。
どうかみなさん(芸能人の方も含め)、本をしっかり読んでよく勉強してから始めてくださいね。細かい部分を自分に合わせてカスタマイズするのは、基本を覚えてからがいいですね。
糖質を控え、良質の脂質を摂取するダイエット
筆者のグラント・ピーターセンさんはアメリカ人です。彼は若い頃から、世間一般で健康的と言われている食生活(オートブラン、全粒穀物、卵の白身、赤身の肉、フルーツ、無脂肪の乳製品、ドレッシングをかけないサラダ)と長時間の運動を続けてきたそうです。
まるで若い頃のよっしーの生活とそのまんまそっくり同じ感じですけど、グラントさんはその生活で40代の頃から少しずつ太り始めたそうです。
どうやらそのことが、これまで正しいと信じてきた「常識」を疑うキッカケとなったようですね。すごく理解できます。
彼は糖質を食べた時に大量に分泌されるホルモン「インスリン」こそ諸悪の根源として、なるべくムダにインスリンを分泌させないように糖質オフをまず勧めています。
また、タンパク質といえども食べすぎれば太るとして、タンパク質の摂取量を適量(女性の場合55~70gだそうですが、個人的にはもう少し多めでも良いと思います)に抑えてあとは良質の脂質からエネルギーを確保すべきだとしています。
糖尿病患者のよっしーは現在、左腕に「フリースタイルリブレ」を装着して血糖値の変動を常に監視していますが、先日しゃぶしゃぶ食べ放題に行った時は明らかにタンパク質過剰でした💦
タレをつけずに食べますので食後血糖値は20ぐらいまでしか上がらないのですが、何時間も経ってもじわじわ高血糖が続き、翌朝の血糖値はかなり高めでした。このような高血糖は糖質ではなく過剰なタンパク質が引き起こすものです。
健常者の場合はインスリンを分泌して高血糖を抑え込むでしょうが、その間はインスリンが多い状態になっているので太りやすくなるはずです。
糖質はなるべく少量にして、タンパク質は適量摂る、でもこれだと摂取エネルギーが余りにも少なすぎますよね。
そこで残りのエネルギーは良質の脂質から確保しなければいけないというのは当然のことです。よっしーみたいに血糖コントロールが目的の方はもちろんですけど、痩せたい場合も摂取エネルギーが少なすぎれば「節約モード」になってしまい、じきに体重が減らない時期が来ます💦
内科医の水野雅登先生によれば、特にやせ型の糖尿病患者は脂質をきっちり摂取しないと空腹時血糖値が上がってしまいがちだそうです…ただでさえ余計な体脂肪が少ないので。
この場合「ちょっと空腹時血糖値が高めだなー」と感じた時にバターをかじると、30分ぐらい経ってからやや血糖値が下がってきます。お試しください(風邪など体調不良の場合は効果がないです)。
脂質なら何でも良いというわけではない!
この本では「摂るべき脂質と摂るべきではない脂質」の種類を詳しく解説しています。脂質が大事だからと言って脂質なら何でも良いというわけではありません。
野菜や魚の選び方、絶対に避けるべき食材、安心して食べられる食材についての解説があるので、お買い物にとても役立ちます。
運動のやり方についても触れていますが、すでに糖尿病など何らかの持病がある方は強度の高い運動は制限されていることがあるので必ず主治医に相談してからにしましょう。
またこの本には、インスリンがたくさん分泌されているとなぜ自分の体脂肪をエネルギーとして燃やせないのかがとても分かりやすく解説されています。
糖尿病やケトン体のこと、いろいろな病気のこと、子供が肥満になった時の対処法など今日からすぐ実践できそうな内容がいっぱいの良書です♪
「高脂質」と言われると抵抗感があるかもしれないけど、読んで納得してくれ!
ええ、読む価値がある本よ♪