精神科医・藤川徳美先生のムック本が出ました
ブログ「精神科医こてつ名誉院長のブログ」ですっかり有名な精神科医・藤川徳美先生の新刊『精神科医が考えた!うつも消える!心を強くする食事術』を購入しました。
藤川先生は「低糖質・高タンパク・高脂質食+ビタミンやミネラル」で病気を良くしようということで、先生のブログや本を読んで薬を減らしたりやめることができた患者さんはたくさんいらっしゃいます。
よっしーはメンタルの病気は今のところありませんが、糖尿病合併症を少しでも改善したくて藤川先生のブログや本を参考にさせていただいてます。
先生のブログを見て自分が隠れ貧血ではないかと気が付いて糖尿病内科で検査をしてもらったらその通りで、それからずっとキレート鉄のサプリメントを飲み続けています。
漫画のように「栄養でメンタルの病気が良くなるわけがないじゃないか!」というお医者さんたちの批判は実際ツイッターでもよく見かけます。
薬を処方してもなかなか簡単に良くならない患者さんたちが、栄養の改善なんかで良くなるわけがない!!と思うのは当然かもしれません。
しかし体内で必要ないろいろな栄養素が不足すれば、あちこちに支障が出るのは当然ではないでしょうか?
食生活の問題点を改善することなく薬だけを処方するよりも、薬を処方しつつ足りない栄養を補えば回復も早まるんじゃないでしょうか。
薬でも簡単に良くならないのに食事なんかで良くなるわけがない!というわけか。
食事だけでみんなが簡単に良くなるわけじゃないだろうけど、薬だけ飲むより栄養も改善したほうがずっといいと思うわ。
何を食べたらいいのかが示されています
この本では、主にメンタルの病気(うつ病やパニック障害など)を食事の改善で克服した実例がマンガで紹介されていたり、何をどれぐらい食べたらいいのか豊富な写真入りで示されています。
いわゆる「心の病気」で悩む人はかなり増えているそうですが、藤川先生はこの原因のひとつとして「質的栄養失調」を指摘なさっています。
お腹はいっぱい食べていても、必要な栄養素が不足しているために心や体のさまざまな不調が起こっているのではないかというわけです。
漫画にもあるように、よっしーのリアル知人は若い頃、1日3食ともパンで済ませるような日々を送っていて心の病気になり通院していたそうです。現在は普通に肉を食べて薬は飲んでいないそうですよ。
また肉をきちんと食べない事と同時に深刻なのが、糖質を過剰摂取することだとか。特に白米やパン、清涼飲料水などの摂り過ぎは各種ビタミンやミネラルを大量に消費します。
よっしーの友達で、メンタルの薬数種類を飲んでいて別人のように太ってしまって困っている人がいます。糖質の多い食生活が多いことが良くないのは分かっているけどなかなか変えられないそうで💦
昔はまったく太っていない子だったので、薬の副作用がここまですさまじいものだと知って驚きました。
薬は上手に使わなければいけないものですが、このように副作用もあるので使用量が少なく済むのであればそれに越したことはないですよね。
薬を無理に止めさせようとするトンデモではありません
藤川徳美先生といえば他の精神科医の先生方とはやり方があまりにも異なるため、時には「けしからん」という意見もあるようですね💦
一部の糖質制限の先生方もそうですが、ブログや本の中身もちゃんと読んでいないと思われる先生方から批判されているのを見かけたりします。
本をきちんと読んだ方なら分かると思うんですけど、藤川先生は決して「薬は危険なのですべてやめてしまいましょう」なんてことはおっしゃっていないんですよね。
栄養の事をなーんにも考慮せずに薬だけ出してハイ飲みなさいね、じゃなく、その人に不足している栄養素をきちんと補って、薬の必要量が「自然に減る」状態を目指すものなんですね。
現在、何らかの病気で治療をなさっている方は、勝手に薬をやめたりしないで治療を継続しながらこの本を読んで食生活の改善をなさってみてください。
食事の「質」を変えたりビタミンのサプリメントを飲むことは、病院の治療と並行して行うことが可能なはずです(特殊な病気で食事制限のある方は主治医に相談してください)。
そして患者にとっては、「自分の病気が良くなること」がいちばん大事なはずです。薬を飲んでいてあまり良くならないなら、栄養面を改善してみるのはきっと悪くないはずです。
写真が多くて読みやすい本だよー!
何から始めていいか分からない方にもおすすめよ!