極端な糖質制限ダイエットは良くないのか？
糖質制限ダイエットについて、数年前までは「脳は糖質しかエネルギーとして使えない」「糖質制限なんてとんでもない！」などとされていました。
よっしーも、自分が糖尿病と診断されるまではそう思っていました。ケトン体？グリア細胞？学生時代にちょこっと習ったかもしれないけど忘れちゃってました💦
でも日本人を対象とした糖質制限ダイエットの健康への効果を証明する論文が出てくるにつれて「と、糖質制限は少しならいいかもしれないけど、やりすぎは良くないと思う…だから、ち、ちょっとだけならいいのよ」という論調に変わりつつあります。
→日本人でも糖質制限は有効
→日本人でも糖質制限は有効・再び
大昔の天然の果物と違って、現代のそれは品種改良されてとても甘くなっているのでお菓子と同じようなものと考えてよいです。食物繊維含有量もどうってことありませんし。
それでオーストラリアのメルボルン動物園やイギリスのペイントン動物園ではサルにバナナなどの果物を与えるのをやめているそうです。
また鳥は穀物を与えると喜んで食べますけど、鳥はかなり高血糖がデフォで人間の2倍以上ですが血糖値が高くても血管障害にはならないそうです。多くの鳥は空を飛ぶからかな。
よっしーたちの食事が「極端な糖質制限」と言うよりは、現代人の食事が「別に鳥のように必要に迫られているわけでもないのに、異常な糖質過剰摂取になっている」とは思えませんか？
鳥は空を飛ぶために高い血糖値を維持しなければいけないのか。
だから鳥は血糖値が高くても大丈夫なようにできていて、人間とは違うのよね。あとサルは糖尿病になるんですって💦
「ゆるやかな糖質制限もどき」はかえって危険かも！？
糖尿病患者のよっしーは「極端な糖質制限」を4年前から継続していますが、コレステロールも中性脂肪も正常ですし血糖コントロールも「優」です。
糖質をほとんど摂取しないと、食後に大量にインスリンが分泌されることはなく、食後高血糖にもならないので動脈硬化が進行することもありません。
※肥満の２型糖尿病患者さんはタンパク質でもそれなりにインスリンが分泌されるそうなので、太っている方は早く痩せなければいけません。水野雅登医師のTwitterなどを熟読しましょう💦
しかし「ほんの少し糖質を控えただけ」で、なおかつ「高脂肪の食事」を摂取すると、食事のたびに動脈硬化が進行していく可能性があるそう。ある意味、普通に低カロリーの食事を摂取している人のほうがマシ？ということもあり得ます…
→カルピンチョ医師のブログ記事「マイルドな糖質制限で脂肪摂取が増えるとかえって危険かもしれない」
糖質と脂質を同時摂取するのがもっとも体に良くないのは、誰もが納得するところです。自分では糖質を少し減らしたつもりでも、十分に摂り過ぎている可能性があります💦
ライオンは肉を食べますが、同時にお米や果物を食べたりはしません。そんなことをするのは人間だけですよね…そういうことです。
誰も責任を取ってくれないから主体的に♪
ネットで「極端な糖質制限ダイエットは危険 か も し れ な い ので、ちょっとだけ糖質を控えましょう」と書いている専門家は、自分の受け持ち患者さんで長期的に試したわけでもなければ自分自身が糖尿病で何年も糖質制限をしているわけでもないと思います。
その一方、自分が糖尿病になってしまったので糖質制限をして改善したという医師はかなりいらっしゃいます。自分の病気のこととなると真剣にならずにはいられませんよね💦
生まれつき脂肪酸の代謝がうまくいかない病気の方などもいらっしゃるので、「極端な糖質制限」ができない場合はあります。ただ「自分の場合はどうなんだろう？」と考えてみないとね。
どんな人が何のために書いているかもわからない文章やスポンサーの意向に反映される論文を鵜呑みにするのではなく、自分で実践してみて判断していくのが良いですね♪
みんなは鳥じゃないから、血糖値を300にキープしておく必要はないだろう？
好きだから食べているのであって、多くの方にとっては体に絶対に必要と言うわけじゃないことに気が付きましょう♪
