インフルエンザに注意しましょう
今日も寒いですね~。地方によっては、かなり雪が降っているところも…みなさん、外を歩くときはくれぐれも気を付けてください。それからインフルエンザにもね!
2日前に下の子が鼻水が出ているので「誰かお友達が風邪ひいてるの?」と聞いたところ、近くの席のお友達が風邪を引いていて、マスクをしないで咳をしまくっていたらしいです(´・ω・`) マスクはちゃんとつけないとダメよね。
でも卵などをしっかり食べさせてメガビタミンC(2g×数回)飲ませたら、もうほとんど治っちゃいました。
逆に糖質ばかリ摂取していると、風邪やインフルエンザには非常にかかりやすくなるようですよ。抵抗力が落ちるのでしょうね。
小学校の先生で「糖質はすごく重要なんです!」と言っていた先生2人(うち1人は体育教師)がインフルエンザで学校をお休みされたので…子供たちは、さほどたくさん欠席しているわけじゃないのに。
そういえば、よっしーも昔は風邪ばかり引いていたっけ。23歳の時、肺炎で入院を勧められたこともありました。そんなに仕事を休めないので通院で何とかしましたが…orz
みなさんも気を付けてくださいね。まず栄養のある物を優先して食べるようにしましょう。
糖質制限ダイエットと断食の違い
さて、本日は「糖質制限と断食の違い」についてです。昨日も、管理栄養士の方が明らかに間違った糖質制限ダイエット批判を繰り広げていらっしゃったことを記事にしました。
おそらく、その方はお米が大好きなのでしょうね。よっしーも昔はお米が大好きでしたが、糖尿病になったので糖質制限ダイエットをしているだけです。
そのテのネット記事を読んでいて思うのですが「もしかして糖質制限ダイエットと断食を混同してない!?」と。
訳の分からない糖質制限批判も、もし断食と混同しているのであれば辻褄が合うことが非常に多いんですよね(;^_^A
では、糖質制限ダイエットと断食について考えていくことにしましょう。
(1)体外から糖質が入ってこないのは一緒
糖質制限も断食も、体外から「糖質」が入ってこないという点では一緒ですね。もっとも糖質制限ダイエットでは野菜なども食べるので、正確に言えば「入ってくる糖質は少量」ということになります。
体外から入ってくる糖質が少ない時、肝臓や腎臓では体脂肪などを原料として「糖新生」が行われます。糖新生は糖質制限していない方でも、夜中など長時間絶食時には普通に行われていることです。
だって、糖新生という仕組みが無かったら、寝る直前に大量の糖質を摂取しないと明け方には心臓が止まって死んでしまいますよね!?
そんなことにならないため、ヒトには体脂肪をエネルギーとして貯蔵しておく仕組みが備わっているのです。
体内に貯めておける糖質(グリコーゲン)はせいぜい400g(=1600kcal分)程度。これに対して、体重50kgで標準的な体脂肪率の成人女性でも体脂肪は10kg(=90000kcal分)あるんですよ。
なんのためにそうなっているかは、考えるまでもなく分かりますよね?ヒトはもともと、糖質ではなく脂質をメインのエネルギーとして使って生きるようにデザインされているのです。
おかげで、ヒトは牛のように1日中草をモグモグしなくても生きていけるんです。
(2)断食では「糖新生」の材料が入ってこない!
「糖新生」では体脂肪だけではなく、アミノ酸なども原料になります。下の図は、ゆとり世代代表管理栄養士のブログ様のサイトからお借りしました。
ここで「ほーら見ろ!糖質制限すると筋肉が分解されるからモヤシ体型になるんじゃないか!」と思った方は、かなりのあわてんぼさん。
人体にはアミノ酸プールという仕組みがありまして、食事内容に関係なく、私たちの筋肉は毎日少しずつ「分解」されて新しいものと入れ替わっているのです。
だから、糖新生で消費される量を勘定に入れて、通常の食事よりもタンパク質を多めに摂取(よっしーの場合は1日120gぐらいがちょうどいいみたい、運動もするので)すれば、まったくもって心配は不要なわけです♪
正しい糖質制限ダイエットでは、肉や卵、魚、チーズなどのおかずをしっかり摂取するので糖新生の材料が不足することはなく、筋肉も落ちません。
糖質を普通に摂取していても、タンパク質が不足していれば筋肉は落ちます。また骨も弱くなるでしょう、骨のメインの材料はカルシウムではなくタンパク質ですから。
しかし断食の場合、これらの「糖新生の材料」の補給がまったくありませんので、最初は体内にある分で何とかなるにしても、断食期間が長くなるにつれて血糖値は下がってきますし、長期間になれば筋肉もおそらく減ってくるでしょうね。
江部康二医師は本断食をして、血糖値が35まで下がった経験があるそうですよ。やはり、何も食べないとさすがに正常血糖値をキープするのは難しいですね。
(3)ケトーシスになります
ケトン体とは、食事からの糖質摂取量が少ない時に、脂肪酸やアミノ酸からできる物質です。
ひと昔前までは「脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖である」と信じられてきましたが、最近はそうではなく脳はケトン体もエネルギーとして使えることが分かり、一部の製菓会社や製糖会社のサイト以外はさりげなく表現を改めて来ていますねぇ(;^_^A
ちなみに、かなり以前、某製糖会社に「脳はケトン体もエネルギーとして使えるので、ここの記述は間違っているので訂正したほうがいいですよ」と意見を送りましたが、無視されましたwww
医学的に正しいかどうかよりも、商売上の都合のほうがずっと重要だということらしいですね。いやはや、参りました。脳がケトン体もエネルギーとして使えることは、常識なのにね。
さて、普通に糖質を摂取している状態では、血液中のケトン体は0~130μmol/Lが正常値とされています。
しかし、よっしーが何度か測定してみたところ、糖質制限ダイエットをしている状態では2000μmol/Lぐらいはありますし、断食をするとさらに増えて6000μmol/L以上になったこともありました。
この数字「だけ」見たら、医師はあわてて「すぐ入院してください、糖尿病性ケトアシドーシスだ!!」と騒ぐかもしれません(*´艸`*)
でも、インスリンの作用が保たれている状態での生理的ケトーシスには、何ら問題はないんですよね~。これが危険なら、もうとっくに死んでいるはずです。もう3年以上経ってますけど♪
糖尿病性ケトアシドーシスは、インスリンが全く作用しない状態になり、血液中に血糖は山ほどあるにも関わらず体が血糖をエネルギーとして利用できない状態です。
血糖が使えないので体は代わりにケトン体を大量に作って何とかしようとするわけです。
インスリンの作用が保たれている状態での生理的ケトーシスでは、呼吸により血液のpHは緩衝されており何ら問題はないんですけど、この違いはお分かりになるでしょうか。
まとめ:糖質制限ダイエットと断食はやはり別物です
糖質制限ダイエットと断食には「糖質が(ほとんど)入ってこない」「ケトン体が大量にできる」という共通点はありますけど、やはり同じではありません。
断食は長期間行うことには危険が伴います。しかし、胃を休ませるなど、糖質制限ダイエットとはまた別の効果も期待できるでしょう。
いずれにしても、自分の体調をよく考えて実践してください。糖質制限も断食も、病気や健康状態によっては絶対にやってはいけない方がいらっしゃいます。
そして、実行中に何かおかしいなと思った場合は、すぐ医師に診てもらうようにしましょう。