糖質制限ダイエットへの不安…

糖質制限ダイエットは危険なの?

アクセス解析を見ていると、やっぱりというか「糖質制限ダイエットをすると耐糖能が悪化しないの?」とか「糖質制限ダイエットで筋肉は落ちないの?」「糖質制限ダイエットは脳に栄養が行かないんじゃないの?」などと気にしている方が多いことが分かります。

よっしーは糖尿病患者であり、最悪の健康状態からスタートしましたけど、もともと健康体の方は「かえって体調が悪化するんじゃないか…」と気になってしまう気持ちはよく分かりますよ。

すでに当ブログでも何度も記事にしていますが、今回はよくありがちな不安についてどーんとまとめておさらいしていくことにします♪

糖質制限ダイエットで耐糖能が悪化する?

これ時々言われますよね…よっしーも実は「糖質制限すると耐糖能が悪化する」という話をどこかで聞いて、玄米を食べるのをやめられなかったんです。

確かにお菓子や白米の食べ過ぎは良くないかもしれないけど、玄米を中心としたバランスの良い食生活であれば糖尿病にはならないんじゃないかと思いました。

で、その結果どうなったかというと、重度の糖尿病(空腹時血糖値500近く!)になり緊急入院になりました。3年前のことです。

「糖質制限ダイエットで耐糖能が悪化する」というのは、ふだん糖質制限ダイエットをしている人がたまに急に糖質の多いものを食べると血糖値が上昇しやすいという現象のことでしょうね。それは確かにあるらしいですよ。

ふだん飲酒していない人がいきなり飲むと、すぐに酔ってしまうのと同じですよね。体がアルコールと言う毒物に対して「準備」を常にしていない状態だから。いつも毒を摂取している人の場合、体も来たるべき毒物に対して警戒するんですよね。

じゃあ、毎日浴びるほど飲酒していてちょっとのことでは酔わない人と、普段ぜんぜん飲んでいなくてたまに飲むとすぐに酔ってしまう人。この2人を比較した時、いずれ肝臓を壊すのは、どっちでしょう?

…つまり、そういうことです。あなたは「たまに糖質を食べた時血糖値が上がると困るから毎日糖質をたくさん食べる」のと「すい臓に負担をかけたくないので糖質制限する」のとどちらを選びたいですか?

毎日大量に飲酒する人は酔いにくいですが、いずれ肝臓がダメになります。

本当の意味で「糖質制限ダイエットをすると耐糖能が悪化する」のであれば、糖質制限をしている糖尿病患者たちはみんな病状が悪化してインスリン注射が必須になっていると思いますし、糖質制限ダイエットで新たに糖尿病を発症する方が続出しているはずですよね。

江部康二先生が最初の糖質制限の本をお書きになってから、もう10年以上経っているわけですから。

しかし、そのような症例報告はいっこうに上がっておりません。「あなたは一生インスリン注射が必要です」と主治医から宣告されたよっしーも、糖質制限ダイエット開始から7か月でインスリン注射を完全に離脱しております。

最初はインスリン注射をしていたのが不要になったということは、すい臓のベータ細胞の機能が以前よりも回復したことを示しています。

糖質制限ダイエットで筋肉が落ちる?

糖質制限ダイエットをすると筋肉が落ちるのではないかと、若い頃筋トレに熱中していた頃のよっしーも思っていました。

なぜなら、フィットネス雑誌にそう書いてあったからです(;^_^A

でも実際は、正しい糖質制限ダイエットであれば一向に筋肉が減ることはありません。

もう3年も続けていますけど、いまだに筋肉が減る気配はないんですけど、いつになったらそうなるのでしょうかね!?

上の動画のような、すごい体のボディビルダーの方ですら糖質制限ダイエットを取り入れて成功しています。まして、普通の女性の筋肉が落ちるなどありえません。

糖質制限ダイエットで筋肉が落ちると言っている方の中に、上の動画の北島氏よりもマッチョな方がどれだけいらっしゃるでしょうか。

こんなことを書くと「き、筋肉は多ければいいってものじゃないからっっ!!」と言われちゃうかなw

でも、筋肉が落ちるのではないか?という疑問に対して、実際にちっとも落ちていない実例なわけですから、これはこれで認めないとね。

糖質制限ダイエット中は、タンパク質の一部が「糖新生」に回されるので通常よりもタンパク質を多めに摂取しなければいけないのは事実です。

だから「早く痩せたいの~♪」と言って糖質だけではなくお肉や魚も減らしたり、ただ主食を抜くだけでおかずを増やさなかった人は筋肉が落ちるかもしれませんね。

あっ、糖質をたくさん食べていても、タンパク質不足だったり運動していない人はやはり筋肉は増えませんので、気を付けましょうね。当たり前ですが…

糖質制限ダイエットで脳にダメージが?

ひと昔前は「脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖だ」と信じられていました。今でも、製糖関係の企業のホームページなど、一部のサイトにはそう書いてあります。無知なのか故意なのかは分かりませんが(;^_^A

しかし、特殊な病気の方(長鎖脂肪酸代謝異常症・肝硬変・重度の糖質依存症など)を除けば、正しい糖質制限ダイエットで低血糖になることはありません。

低血糖にならないということは、脳に必要な量のブドウ糖はちゃんと脳に届けられているということです。分かりますよね?

しかも、糖質制限ダイエットを日常的に行っている人の体は、いざと言う時にブドウ糖に代わるエネルギーである「ケトン体」を使うことにも慣れています。

普段は低血糖にならないので何も問題ないですし、飢餓など危険な状況におちいっても、ケトン体を使うことはお手の物の糖質セイゲニストは長く生き延びられる可能性があるわけです♪

ちなみに、低血糖と言うのは、通常はインスリン注射を行っている糖尿病患者がうっかり注射を多く打ちすぎたときなどに起こりやすいです。

睡眠中に低血糖を起こして死亡することもありますので、低血糖はたいへん危険なことです。

現在インスリン注射や経口血糖降下薬を使用している糖尿病患者さん、あるいは先天的な病気などがあり肝臓での糖新生がうまくいかない可能性のある方などは、勝手に糖質制限ダイエットを始めないで医師に相談なさってくださいね。

糖質制限ダイエットでガリガリになる?

上の「糖質制限ダイエットで筋肉が落ちる?」もそうなのですが、どうも糖質制限ダイエットをするとゲッソリと痩せてモヤシっ子体型になるのではないかと心配でたまらない方がいらっしゃるようですね。

よっしーの父は糖尿病患者で、カロリー制限で痩せすぎましたが、正しい糖質制限で少し太って血糖値は以前より下がりました。

父はおやつにナッツやチーズを食べて摂取カロリーを増やしたのです。もし、ただ食事量を減らすだけの「間違った糖質制限ダイエット」をしていたら、危なかったかもしれませんね。

ただ、もしガリガリになる可能性があるとしたら、それは「糖尿病がものすごく悪化していてインスリンの分泌がかなり減っている」あるいは「脂肪を吸収しにくい体質」が考えられます。

前者の方は、持効型インスリンの注射が必要になるかもしれません。

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糖質制限ダイエットを始めた時点で重度の糖尿病があった場合は、くれぐれも気を付けましょう。

脂肪を吸収しにくい体質の方は、腸内環境を整えたり、タンパク質を多めに摂取するなどしてみましょう。

果糖は中性脂肪に変わりやすいので、果物を適量食べてあえて太ると言う方法もありますが、果糖の害を考えると個人的にはあまりおすすめはしません。

糖質制限ダイエットで悪玉コレステロールが増える?

よっしーは毎日卵を3個食べていても逆にLDLコレステロールが減りましたが、糖質制限ダイエットを始めるとLDLコレステロールがびっくりするほど高くなる方は少なくないようですね。

→コレステロールに関しての過去記事

そもそもLDLコレステロールを「悪玉」と呼ぶこと自体どうなのかなと思います。LDLコレステロールのすべてが悪いわけではなく、一部、悪さをするヤツが混じっているということなので。

あくまでも、きちんと正しく糖質制限ダイエットが出来ているという前提で、中性脂肪とHDLコレステロールが正常値ならLDLコレステロールが高くても心配はないと考えられています。

また中性脂肪が低めだと、実際よりもLDLコレステロールが多めに計算されてしまうそうです。きちんと糖質制限ダイエット出来ている方の多くは、中性脂肪は低めですよね?

心配なら動脈硬化の検査を受けましょう。問題なければ、年単位で経過を見ていくことになるでしょうね。

また、LDLコレステロール値がもともと正常値だったのが糖質制限ダイエット開始後に上がった場合は問題ないことが多いけれど、実はもともと高かったというケースもあります。

この場合は遺伝性の「家族性高コレステロール血症」という病気の可能性もあり、その場合は服薬などで積極的にコレステロール値を下げる必要があるそうです。

糖質制限ダイエットで生理が止まる?

極端なカロリー制限など、無理なダイエットをすると生理が止まることがあります。しかし、正しい糖質制限ダイエットであればむしろ生理不順が改善する方が多いそうです。

糖尿病の女性患者には生理不順の方が多く、また肥満だと生理不順になりやすいです。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)という病気はインスリン抵抗性を伴い、生理がなかなか来なかったり止まったり、そのままにしていると2型糖尿病を発症しやすくなります。

これらが改善されることで、生理が整ってくると思われます。

よっしーは糖尿病で入院する前は生理周期が短すぎて月2回来ることがありましたが、現在はとても順調になっています。

年齢的にもあと数年で生理周期が狂いがちになってきてもおかしくないのですが、このままトラブルなく過ごせたらいいなと思っています。

糖質制限ダイエットで抜け毛が増える?

それまで大量に糖質を摂取していた人がいきなりストイックな糖質制限ダイエットを始めると、抜け毛が増えたり体がダルいという症状が現れることがあるのだそうです。

これは「低T3症候群」というのだそうです。

『糖質オフで低T3症候群に?!』
今回は糖質オフで低T3症候群に?!という話題。 英語で言うとlow T3 syndrome。 1.まず「低T3症候群」って何よ?! 低T3症候群…

常に糖質を大量に摂取している方は、エネルギーを糖質に頼っています。そして、脂質をエネルギーとして使うコツを忘れてしまっているような状態です。

その状態でいきなりストイックな糖質制限ダイエットを始めると、糖質は入ってこないし、脂質をうまくエネルギーとして使えないので、あとはタンパク質しかまともに使えないというわけ。

そのような方は、いきなりストイックに糖質制限しないで徐々に慣らしていくか、タンパク質を意識的にしっかり摂取するといいそうです。

最初は脂質をうまくエネルギーとして使えない人も、1か月ほどで慣れていくとか。

糖質制限ダイエットで突然死する?

おそらく、糖質制限ダイエットをなさっていた作家の桐山秀樹さんが心不全で突然お亡くなりになったので、このようなことが言われているのでしょうね。

しかし、桐山さんはもともと重度の糖尿病で、治療開始時にはすでに心筋梗塞を起こすような冠状動脈の硬化が起こっていた可能性があるそうです。糖尿病患者が狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患になる確率は健常者の3倍です。

また、糖尿病神経障害があると安静時頻脈があったり、心臓発作に気付きにくかったり、致死的な不整脈を起こして死亡する確率も高くなります

よっしーも糖尿病と診断されたとき、神経障害があると言われました(´・ω・`)

長年の高血糖によるダメージの蓄積は、残念ながら「ちょっと糖質制限で血糖値が良くなったから、すぐに改善して消えちゃう」というものではありません。

私も含めて、この先ずっと気を付けていかなくてはならないことなのです。桐山先生はそのことに加えて、お付き合いで麺類や玄米を召し上がる機会も多かったとか。

1日1度でも普通に糖質を摂取すると、糖質制限ダイエットの効果はぐっと減ると思います。特に重症の糖尿病患者には…

そして、有名人でもない限りいちいち報道されませんが、日本では毎年1万人の方が糖尿病が原因で亡くなっているということを忘れてはいけないと思います。

自分の頭で考えて判断しましょう♪

糖質制限ダイエットをする人が増えると、反対する声も大きくなります。中には、「これまで自分が言ってきたことと真逆だから非常に困る」という方や「商売上困る、どうしてくれるんだ!」という方もいらっしゃるでしょう。仕方のないことです。

どの情報が正しいのか困ったら、自分の頭で考えるしかありません。そして自分でやってみて、体調がどうなるか、血液検査の結果がどう変わっていくかを慎重に見ながら判断するしかないですよね。

あなたに「糖質制限ダイエットは体に悪いんじゃない?」なんて言う人があなたよりも健康に長生きするかどうかは分かりませんよね。

また、糖新生がうまくいかない病気を含めて、どんな食事療法にも合う合わないがあります。よっしーは糖質制限ダイエットで救われたので、このまま継続していくつもりです。

たまたま自分には合わなかったので、糖質制限ダイエットはダメなんだ!と言うようになった方もいらっしゃると聞いています。残念です。いろいろな体質の方がいるから、答えは一つだけじゃないはずなのに…

みなさんもどうか、誰かの言うことにいちいち惑わされるのではなく、自分で考えて判断できる人になってください。

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