糖質制限ダイエットとLDLコレステロールに関する暫定的まとめ

半分に割ったゆで卵
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糖質制限ダイエットでLDLコレステロールが爆上がり問題

これまでも何度か「糖質制限ダイエットを開始すると一部の方のLDLコレステロールが激増する問題」について記事を書いてきました。

よっしーはもともとLDLコレステロールが高値だったのが糖質制限で逆に下がって正常値になりましたが、糖質制限でものすごい値になって悩んでいる方が多いです。

そのため会社の健康診断や糖尿病内科の主治医から「今すぐ糖質制限をやめなさい!」と言われてしまった方は数知れず💦

 

 

糖質制限ダイエットを始めたらものすごい勢いでLDLコレステロールが増加したので焦って糖質制限をやめたらまた正常値に戻った、と言う方も多いです。

でもこれって本当に良いことで何も問題はないのでしょうか?大いに気になりますよね。本当はどうなのでしょう?

いろいろな説があるのであくまでもこれは現段階でよっしーが調べたことの暫定的なまとめにすぎませんけど、悩んでいる方のために何か参考になれば…

 

にゃご
未だにLDLコレステロールのことを「悪玉」なんて呼んでいる人がいるけど…

よっしー
コレステロールを悪者扱いするなんてひどいわね~。

 

コレステロールはとても大事なものです

コレステロールはとても大事なものです。体内のコレステロールの約1/4が脳に集中しています。さらにコレステロールはホルモンの材料になったり、体のあちこちで役に立っています。

これほど大事なものなので、たとえ完全菜食であっても肝臓が必要な量のコレステロールを作ります。食事からの摂取が足りないと困るからです。

食事から十分な量のコレステロールが摂取できているときは、肝臓でコレステロールをあまり作らないようにして調整するのですが、この調整がちょっとヘタな体質の方がいます。

 

 

いわゆる「コレステロールを下げる薬」にはいくつかの種類がありますが、肝臓でコレステロールを作るのを邪魔しちゃう薬と、食事の中に含まれるコレステロールがあまり吸収されないようにする薬とがあります。

特に前者の薬では、うまいこと余分なコレステロール合成だけを邪魔するのならいいんですけど、体内で他の化学反応も邪魔するので重大な副作用が出ることがあるんですよね💦

肝臓から「行きの船」に乗って全身に運ばれていくのがLDLコレステロールで、逆に「帰りの船」に乗って肝臓に帰ってくるのがHDLコレステロールです。

みなさんは「LDLコレステロールがたくさんあると、動脈硬化など体に何か良くないことが起こるのだ」と思っているのではありませんか?

 

LDLコレステロールが多いだけで悪いことが起きるのではない

じつは、LDLコレステロールが多いだけで悪いことが起きるのではありませんし、LDLコレステロールが正常値でも動脈硬化が進行する場合があります。

ひと口にLDLコレステロールと言っても、じつはその中には無害な者とめちゃくちゃ悪い者がいて、普通の血液検査では両者を区別できません…一緒くたです。

しかも血液検査ではLDLコレステロールの量を直接測定せずに計算式から間接的に割り出す場合も多く、この計算式は中性脂肪が低い人では実際よりも高めに出てしまいます

 

 

中性脂肪が少なくHDLコレステロールが多めならLDLコレステロール値が高くてもその中身はほとんどが「無害な者」なので心配いらないと言われています。

そして血液中にちょっとばかりLDLコレステロールがたくさんあっても、それだけでは何も起こりません。

食後に血糖値がうんと上がると、血管内皮に傷がついてそこからコレステロールがもぐりこんで動脈硬化が進行していきます。

「ゆるやかな糖質制限」と称してかなり糖質を食べてしっかり血糖値を上げ、同時にコレステロールがたっぷり含まれたものを食べると動脈硬化が進行しやすいのも納得ですね!

 

なぜ糖質制限するとLDLコレステロールが増えるの?

「糖質制限ダイエットでLDLコレステロールが増えるのは、卵や肉などコレステロールがたくさん含まれているものを食べすぎるからだ」と思うかもしれません。

でも実際は、卵や肉を減らして青魚や納豆をたくさん食べてもなかなかLDLコレステロールが下がらない人はたくさんいます。よっしーの夫もそうでした。

じつは、糖質制限ダイエットでLDLコレステロールが増加するのは単にコレステロールを多く摂取するからではないんです。

 

 

糖質制限してない人の場合、エネルギーとして糖質を使うことが多いです。しかし糖質制限をしている場合は糖質に代わって脂質が主なエネルギーとなります。

ハードな運動をする方はたくさんのエネルギーを必要としますし、体脂肪が少ない方や少食の方は十分な脂肪が足りないので肝臓が一生懸命「リポたんぱく」を作ります。

リポたんぱくとは、先ほど紹介した「コレステロールが乗っている船」のことです。コレステロールは脂質なので、そのままでは血液に溶け込むことができませんから船に乗っているんです。

このとき、コレステロールと一緒に中性脂肪も船に乗っています。身体が中性脂肪をたくさん要求しているときには、中性脂肪と一緒にLDLコレステロールもセットでどんどん作られるのでLDLコレステロールが増えてしまうわけです。

 

 

つまり脂質が足りないと、体のあちこちに脂質を届けるために中性脂肪とコレステロールがセットになったヤツがどんどん作られるんです💦

痩せている人、運動量の多い人、食事から十分な脂質を摂取できていない人は特に糖質制限ダイエットでLDLコレステロールが増加しやすいのです。

糖質制限している人がちょっとご飯などの糖質を食べ始めるとLDLコレステロール値が下がるのは、糖質に頼るので、体のあちこちに脂質を届けるために中性脂肪とコレステロールがセットになったヤツ(=きちんと糖質制限している前提では無害)をたくさん作る必要がなくなるからです。

だから「糖質制限でLDLコレステロール値が高くなったので適度に糖質を摂取するようにしたらLDLコレステロール値が下がった」というのは、必ずしも良いこととは限らないわけ。

 

LDLコレステロール値を下げるにはどうしたらいい?

普通に糖質を摂取していてLDLコレステロール値が正常な方よりも、きちんと糖質制限していて中性脂肪が低くLDLコレステロール値が高い人の方が実際は健康的な可能性が高いです。

しかし健康診断や病院の診察では数値だけを見て医師から叱られてしまうので、何かと面倒くさいですよね。いったいどうしたらいいのでしょう?

ナイアシン(ビタミンB3)の大量服用はかなり効果がありますが、よっしーのように糖新生が亢進されて慢性的に高血糖になる場合もあるので気を付けてください。

 

 

痩せ型の方や運動量の多い方は特に糖質制限でLDLコレステロール値が上昇しやすいので、脂質の摂取量を増やしてみるといいですね。

中性脂肪とコレステロールがセットになったヤツを大量に作る必要がないほどきちんと脂質を摂取できていれば、きっとLDLコレステロール値も落ち着いてくるのではないでしょうか。

そして、糖質制限とは無関係にもともと脂質代謝が苦手な病気もありますので、このような病気が疑われる方は医師の指示を守ってください。

 

にゃご
コレステロール値だけ見てもダメだし、それが何を意味するのかを考えないといけないよね。

よっしー
そうよ、どんな食生活をしているのかによって意味は変わってくるんだからね。

 

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最後までお読みいただいてありがとうございました♪

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