こてつ名誉院長のブログでおなじみ!藤川徳美医師の本
精神科医の藤川徳美先生といえば、糖質制限ダイエットをなさっているみなさんはとっくにご存知の方も多いはず。
藤川先生のブログ「精神科医こてつ名誉院長のブログ」は、とても勉強になるのでよっしーも毎日チェックしています♪
藤川先生は精神科医ですが、ブログで扱われている病気はうつ病などのメンタルの病気だけではありません、がんや認知症、発達障害、その他じつにたくさんの病気についての情報があります。
さて、そんな藤川先生の『うつ消しごはん』という本が大変分かりやすいとみなさんの間でとても評判になっています。
よっしーは糖尿病患者ですがメンタル面では特に悩んでいることはないのでこの本は買っていなかったのですが、みなさんの感想があまりにもスゴイので思い切って購入してみました。
今回は『うつ消しごはん』を読んでみた感想と内容をちょっとだけネタバレしますね。タイトルは『うつ消し』ですが、うつ病の方だけに向けた本ではないです。健康になりたいすべての方に向けた本です♪
食事でメンタルの病気が良くなるなんて、ちょっと信じられないだろうな。
そうでしょうね。でも実際に糖質制限+αでメンタルの病気が改善した人は私の周囲にもいるわ。
日本人はタンパク質が足りない、女性は鉄も足りない!
本ではまず、「タンパク質」がヒトにとっていかに重要なものであるかが語られています。タンパク質は髪や筋肉などを作るだけではなく、神経伝達物質の原料にもなって「心の安定」にも大きく関わっています。
何らかの病気のある方は通常以上にタンパク質をしっかりと摂取しなければいけないそうですが、自分では足りているつもりでも実は足りていない方は多いそうですよ。
よっしーは若い頃フィットネスクラブで働いていてウエイトトレーニングをしていたのでタンパク質に関しては積極的に摂取しているつもりでした。
でもね、ちゃんと食べていると思っても自分には足りてないことってあるんですよ。病院で血液検査をしてBUN(尿素窒素)の値が15以上、できれば20あるといいそうです。
また若い女性は鉄も不足しがちです。毎月血液を失いますし、ひとり子供を産むたびにかなりの鉄が失われますからね💦
海外では鉄分を多く含む肉を多く食べる上、貧血対策として主食の小麦に鉄が添加されています。そしてフェリチン(鉄の貯金のようなもの)値が低い女性は妊娠を控えるように指導されるそうです。
でも日本ではそのような対策はほとんどされていません。若い頃のよっしーはしょっちゅうほうれん草を食べ、たまにレバーを食べてしっかり鉄分を摂取しているつもりでしたが「隠れ貧血」でした。
鉄は心を安定させる神経伝達物質を作る時に必要ですし、細胞のミトコンドリアでエネルギーを生み出す時にも必要なので鉄分不足の方は甘いものが欲しくてたまらなくなるんですって。
まずは毎日の食事の改善から…
藤川徳美先生と言えばプロテインやメガビタミンで有名な先生かと思いますが、この本の前半はサプリメントではなくまず普通の食事の選び方が丁寧に解説されています。
だから「健康になりたいけどサプリメントにはちょっと抵抗があるなぁ」という方にプレゼントするにも最適の分かりやすい本ですよ♪
またちょっぴり毒舌(?)なブログと比較すると、ずいぶん穏やかな口調で書かれていますwその点でも、誰にでも読みやすい一冊だと思います。
本の後半にはメガビタミンの話や実際に症状が改善した改善した患者さんたちの実例が数多く紹介されています。
本を読みもしないで「食事なんかでうつが治るわけがない、こんな本はトンデモだ!」などと批判なさる方が少なくないのは残念なことですが、よっしーも10年前ならきっとそう言っていたでしょう💦
別に病院でもらっている薬を今すぐやめましょうと言うのではなく、毎日の食事をちょっと改善することで自然に薬があまりいらなくなる状態に持っていこうというのです。
うつ病じゃなくても、若い女性にはぜひ読んでほしい本だよね。
そうね。お子さんを持つ前にぜひ読んでおいてほしいわ!