スイーツ…太る心配だけですか?血糖値は?
録画しておいたアニメ「ドラえもん」を観ていると、のび太くんが栗まんじゅうをママに食べさせるシーンで「こんなに食べたら太るじゃないの!」というセリフがありました。
あー…やっぱり、普通の人の感覚だと「太るのが心配」ってだけなんですね。「こんなに食べたら血糖値が爆上がりするじゃないの!」と思うのは、糖尿人だけか…ちょっと寂しいです。
普通は、太ることと虫歯になることを心配するぐらいなのかもしれませんね。家族に糖尿病患者がいない限り、まだ糖尿病と診断されていない状態で血糖値を気にする方はほとんどいないのかも。
本当にまったく糖尿病ではない人の場合、何をどれだけ食べても血糖値が140~150以上になることはないんだそうです。
尿検査で糖が出てくるのは、血糖値が170以上ぐらいになった時だけです。なので、うんと糖質を食べたあとで尿検査をしてみてはいかがでしょうか?
本当に何でもない方は、いつ検査しても尿糖が検出されることはないはず。尿糖が出てしまったら、残念ながら今の食生活ではあなたにとって糖質が多すぎるのだと思います。
糖質制限の目的は痩せることだけではありません
このブログはダイエットに関するブログなので「いいじゃないか、痩せさえすれば何でも」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、糖質制限の健康への効果は「痩せること」だけじゃないんですよね。だから、太っていない方で糖質制限をしている方もたくさんいらっしゃいますね。痩せるだけなら他にいくらでも方法があります。
というか、むしろ「太りすぎている人は結果的に痩せることが多い」だけであって、本当の糖質制限の効果は別のところにあると言ったほうが適切かもしれません。
日本人は、欧米人と比べると痩せている人が多いにも関わらず、高い確率で2型糖尿病を発症してしまいますよね。2型糖尿病と診断された時点で肥満の方は半数にすぎません。
太っている方が痩せることである種の病気のリスクを下げることはできますが「痩せていれば万事OK」というわけではないということです。
糖尿病の他、高脂血症や動脈硬化などは痩せていてもなりますしね。むしろ何を食べても太らない方は「私は痩せてるから大丈夫だもんね~♪」と油断して好き放題食べてしまい、後で泣くことになるのでは?
糖質をいくら食べても太らない方がとても心配です
世の中には、スイーツをいくら食べてもちっとも太らない方たちがいらっしゃいます。フードファイターの方たちは、食べてもほとんど栄養を吸収できずにそのまま排泄されてしまうのではないかと思われる方もいるそうです。
ただ吸収されずに出ちゃうだけなら、効率が悪くてもったいない体質だと言うだけの話ですよね。糖質だけではなく、きっとビタミンやミネラル等の吸収もあまり良くないでしょうし。
でも問題だと思うのは、食べたものがちゃんと吸収されているにも関わらず糖質をいくら食べても太りにくい体質の方たちです。
ある意味、糖質を食べすぎて太るのは当たり前のことだと言えます。高血糖になると非常に人体にとって危険なので、インスリンが大量に分泌されてさっさと余分な血糖を体脂肪に変えてしまうのです。
しかし生まれつきインスリンの分泌があまり旺盛でない方がいて、よっしーのように若くして糖尿病になってしまう場合が多いのですが、中にはインスリン分泌能力が低いにもかかわらず糖尿病になりにくい方がいます。
そのような方は臓器の上皮細胞で血糖を取り込み、その細胞内の解糖系でブドウ糖を乳酸に変換して高血糖を抑制しているのだそうです。
は、なんのこっちゃ??と思われるかもしれませんが、臓器の上皮細胞で嫌気的解糖作用が起き乳酸が分泌される→慢性的に繰り返す→ガンを発症しやすいとのこと!
このような方は糖質を食べても太らないし血糖値も上がりにくいので「私は食べても平気だから」と油断して好きなだけ甘いものを食べてしまいがちだそう。
そういえば芸能人で若くしてガンになってしまった方たちって、スリムで糖尿病でもなんでもなかった方が多いと思いませんか?太め体型の芸人さんたちは糖尿病にはなりますけど…
何のためにダイエットしたいのかを考えましょう
現在ダイエットしたいと思っている方は、そもそも何のためにダイエットしたいのかを考えてみてください。おしゃれするため?それとも、健康診断で何かの数値がちょっと気になりましたか?
どんな食事療法にも合う合わないがありますが、よっしーの場合は、糖質制限ダイエットで血糖値も中性脂肪もLDLコレステロール値も下がりました。
逆に、少なすぎたHDLコレステロールはゆっくりと増えてきました。直近の検査結果はHDLコレステロール82でLDLコレステロール95です。卵は毎日3~4個食べています。
どうか、健康を損なわないようにダイエットを行ってください。できれば、定期的に血液検査(持病のない方は献血をするといいです)を受けて、健康チェックをして効果を確認しながら安全に行っていきましょう。