糖質と脂質の同時摂取では脂質のほうが体脂肪になる

糖質と脂質では脂質のほうが体脂肪になる
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糖質と脂質を大量に食べるとどうなる?

「糖質と脂質が両方たっぷり含まれた食物を食べてロクに運動しないでいると太る」というのはみなさんよくご存じだと思います。

糖質摂取によって血糖値を下げるホルモン「インスリン」が大量に分泌されますが、インスリンの作用によって余った糖質も脂質も中性脂肪として体に蓄えられる、つまり体脂肪になるのです。

タンパク質の種類によってはやはりインスリンが分泌されますが、健康な方では問題になるほど大量に分泌されることは無いそうです。

糖尿病患者の場合は健康な方と同じ量のタンパク質を摂取してもかなり大量にインスリンが分泌されてしまうそうなので、肉と言えども食べ過ぎると太るかもしれませんね。

 

糖質と脂質が体脂肪になるという内容のマンガ

脂質の単独摂取ではインスリンが分泌されないから太らないと言うのは少なくとも私の実体験としては真実だと思います。

以前、1日1食に興味が湧き、夕食を普通の糖質制限食にして朝食と昼食を自作の水野スペシャル(無糖の生クリーム100㏄分+コーヒー、かなり高カロリー)にしたら恐ろしいスピードで体重が落ち、怖くなってやめてしまいました。

ただし私は牛乳や生クリームで血糖値が上がらない人なので…乳糖で普通に血糖値が上がる方は生クリームでも太るかもしれないので気を付けてくださいね!

さて、「糖質も脂質も余れば体脂肪になる」という常識について新たに知ったことがありますので、今回はそのお話です。

 

にゃご
にゃご

まあ糖質も脂質も何となくそうだろうとは思ったニャア。

よっしー
よっしー

単純に「脂質のほうが太りやすい」と言えるかどうか…

余った糖質の3割弱が体脂肪に変わる?

(脂質を摂ると太る?痩せる?、胃酸不足による貧血とは)公開紹介記事
Facebookグループ「美しく健康的なダイエット」グループの美しく健康的なダイ...

↑↑↑山本越郎さんのブログ記事を読んで知ったのですが、糖質と脂質を同時に摂ると摂りすぎた糖質は3割弱が体脂肪になり、脂質はほとんどが体脂肪になるのだそうです。

確かに糖質が体内で中性脂肪に変わるまでの代謝経路は複雑ですからね…摂取した脂質が中性脂肪に変わる代謝経路は糖質よりはシンプルなので、脂質のほうが「効率よく」太ると言えるかも。

だから「私は糖質制限では痩せなかったが、糖質制限をやめてカロリー制限にしたらスルスル痩せ始めました」という方がいらっしゃるのは当然のことと言えます。

 



 

前述のとおり、糖尿病患者ではタンパク質摂取でもかなり大量にインスリンが分泌されます。肥満の方では糖尿病になる10年ぐらい前からインスリンの分泌量が増えている、つまりインスリンの効きが悪くなり始めているというデータもあります。

もしかしたら「糖質制限では全然痩せなかった!」という方はすでに糖尿病の前段階にいらっしゃるのかもしれません。

そうだとしたら、たとえ脂質より太りにくいとしても大量に糖質を摂取するのはあまり良いことではない可能性もありますね。

 

P・F・Cをどう摂取するか?

東海大学名誉教授の大櫛陽一先生によれば、肉食動物は肉をたくさん食べても脂質は必要な分だけ吸収して、それ以外は便から体外に排出される仕組みが備わっています。

だからライオンは肉を食べても病気になりませんが、もともとその機能が必要なかった草食動物に同じことをしてみると、たちまち高脂血症になってしまいます。

ウサギに1日1gのコレステロールを与えると、血中コレステロール値が正常の50mg/㎗から急上昇して、500~1500mg/㎗もの深刻な高脂血症になってしまうそうですよ!

肉はタンパク質+脂質です。野生動物は肉に砂糖などの調味料をかけて食べませんし、肉と一緒に米やパンを食べることもありません。

野生動物はいつでも食べたいだけ肉を手に入れられるわけではありませんし、もともと人間のように糖質をたくさん摂取するわけでもないので2型糖尿病になることもほぼないのでしょう。

しかし現代人の場合、これまでの食生活の影響で糖尿病の前段階と言われる状態になってしまっている方はかなり多いと思われます。この状態になるとタンパク質でも大量のインスリンが分泌されるので太りやすくなります。

タンパク質でもインスリンが分泌されるのなら、タンパク質だけを食べて糖質と脂質を可能な限りカットすればいいじゃないかと思われるかもしれませんね。

確かに理論上、インスリンが分泌されても糖質も脂質もなければ太りようがないという気がしますが…

 



 

ヒトの体内では合成できないが絶対に必要なので食事から摂取しなければいけない「必須脂肪酸」というものがあります。

この必須脂肪酸が欠乏すると、ウロコ状の皮膚炎・脱毛・血小板の減少・子供の場合は知的障害が起こることもあるそうです。どんな場合でも必須脂肪酸は確保しなければね!

糖質+脂質では太りやすく、タンパク質単独ではダメで、糖質+タンパク質ではもっとも大量にインスリンが分泌されます。

ヒトには必須アミノ酸、必須脂肪酸というものが存在する以上、ある程度の量のタンパク質と脂質は必ず摂取しなければいけません。では、どうする?

 

どんな場合でも『極端な脂質制限』はやめましょう!

最近いろいろな先生方がおっしゃっているのが「糖質制限しつつタンパク質と脂質を別々のタイミングで摂取する」という方法です。

これなら体に必要なものはしっかり確保しつつ、インスリンによって体脂肪が蓄積されることを最小限に抑えることができますよね。

普通に糖質制限するだけではなかなかうまくいかないという方はこの方法を試してみてはいかがでしょうか?

そして家族に誰も糖尿病の方がいなくて血糖値が常に正常という方は糖質制限ではなくカロリー制限でダイエットなさったら良いと思いますが、その場合でも「必須脂肪酸」だけは欠乏しないように気を付けましょう。

摂取した脂質の大部分が体脂肪に変わってしまうのは「インスリンが大量に分泌されたとき」であることをお忘れなく…そして、可能なら食後に運動も取り入れるといいですね。

 

にゃご
にゃご

どんな時にインスリンがドバッと出るのか考えてみようニャー!

よっしー
よっしー

軽度の2型糖尿病の方はむしろたくさんインスリンが出ているので気を付けましょうね!

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最後までお読みいただいてありがとうございました♪

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