糖質制限に失敗してしまった方をアンチにしたくない
「正しく」糖質制限ダイエットを行えば必ず成功する…と言いたいところですけど、じつはどんなに勉強して「正しく」頑張ってもなぜかうまくいかない方が必ずいらっしゃるそうです。
ありがちなのは「糖質制限しているのに痩せない」ですけど、中には「糖質制限で痩せすぎてガリガリになった」「糖質制限で体調不良になった」という方も…
そのような方たちには必ず「失敗した原因」が隠れているはずなのですが、何も知らない周囲が勝手に「やり方がまずかったのだ」「努力が足りなかったんだ」と決めつけて責めるとどうなるでしょう?
糖質制限をしていたが失敗してしまった方が強い感情を抱き、アンチ糖質制限な人になってしまった…という話をよく耳にするんです。悲しいことです。
ダイエット方法はいろいろあるので別に途中で気が変わるのはいいんです。だけどずーーーっと強い恨みを持ち続けて延々と糖質制限を叩き続けるのは、やはりとても悲しい苦しい思いをなさったからに違いありません💦
何かの業者さんなどを除けば、そんな方はほぼ100%「糖質制限に失敗した経験のある方」だと思いますよ。だって普通は、そんなことする理由がないですから。
もし自分が失敗して「あんたが悪い」って言われたらそりゃ悲しい気持ちになるよな…
そうよ、どうしてうまくいかなかったのか原因を知りたいのにね。
カンタンに成功する人ばかりとは限らない
ぶっちゃけ、糖質制限の本を買って一生懸命読んでその通りに実践してもすんなりうまくいく人とそうでない人がいます。
うまくいかない人には必ず「うまくいかない理由」があるんですけど、それはよっしーも含めて素人ではなかなか分からない…いや、お医者さんたちでもそれが分かるのはごく一部の先生方だけかもしれません。
これを深く勉強したいと思う方は、江部康二先生や水野雅登先生、小西伸也先生などの投稿から勉強なさるのが良いと思います。当ブログで紹介しているのは、ごく簡単なことだけです。
糖質制限が上手くいかないとき大切なのは、すぐに「私には糖質制限は合わないんだ!」という言葉で片付けて諦めてしまわないことです。
もしかしたらあなたは今まで気付かなかっただけで何らかの先天的な病気をお持ちだったのがこれをきっかけに表面化したのかもしれません。
また、自分ではきちんと実践できていると思っていても実はほんの少し間違っていることがあったのかもしれないです。
ただのダイエットならまだしも、糖尿病家系などでどうしても糖質を控える必要のある方がすぐに諦めてしまうのは非常に残念ですし、危険でもあります💦
失敗してしまった方から学べることが多い
今年2019年の5月には、アメリカを見習ってとうとう日本糖尿病学会がガイドラインの食事に関する項目を少し変更するのではないかと噂されています。
農耕が開始される前の人類はみんな糖質制限的な食生活だったとはいえ、生まれた時からずっと糖質漬けの生活を送ってきた人がいきなり糖質制限を始めると、人によっては何らかのトラブルが起きることもあり得ます。
なぜかというと、体は状態が悪い時は悪いなりに「適応」していますのでね💦 悪い状態を一気に良い状態に変えた時、急激な変化に体がついてこられないことだってあるんです。
糖質制限に失敗してしまった方たちを「あなたの努力が足りなかった」などと責めるのはやめましょう。
そんなことをすると、彼らの恨みを募らせてアンチ糖質制限者にしてしまうだけです。私たちにとっても彼らにとっても、そんなことは少しも幸せなことではないと思うんです💦
それよりも失敗してしまった方から学び、どうしたらうまくいくのかをみんなで考えましょう。糖質制限は「学問」としてはまだまだ完成したとは言えない、発展途上であると思います。
ただ従来の「栄養バランスの良い食生活」には何ら科学的根拠がないことは日本糖尿病学会の評議員の医師も認めていますし、糖質制限理論がすべて完成するのはいつのことになるか分かりません。
現段階で最善と思う方法を模索しながら、皆で力を合わせて楽しく糖質制限を継続していこうじゃないですか♪
後ろ向きな気持ちのままでいては何もいいことはないんだ、前を向いて歩きださないとな!
すぐに諦めてしまうのはもったいないし、どうしてもダメでも「自分にはあまり向いていない方法なんだな」で済む話ね。