健康に向かって頑張っている神戸
神戸では約2年前から、糖質オフなメニューや商品を提供する市内の飲食店の「ロカボ神戸プロジェクト」というものを進めています。
合言葉は、「元気な人も病気が気になる人も、みんながひとつの食卓を囲み、美味しくて楽しい思い出ができる食都を創造する」ですって。素晴らしいですね♪
ロカボとは、北里大学北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟先生が提唱し、糖質を1食20~40グラムに抑える「緩やかな糖質制限」です。
正直、糖尿病のよっしーとしてはロカボでは血糖コントロールをするには十分ではないと感じますが、これまでのように「糖質食べ放題」の食事よりは断然いいと思います。
一昨年の5月、賛同する料理人たちが山田先生をアドバイザーとして招いて勉強会を開き、9月に各店でメニュー展開を始めたそうです。
現在では賛同するお店は和食、ベトナム料理、イタリア料理など多数広がっているそうで、本当に羨ましいことです。
…このような取り組みは、全国的にもまだまだ珍しいのではないでしょうか?あなたが住んでいらっしゃる自治体では、このような動きはありますか?
「元気な人も病気が気になる人も、みんながひとつの食卓を囲む」これすごくいいですね!
そうでしょう?病気の人は多いわけだし、健康な人だけを基準に考えていては困ってしまうわよね。
神戸は進んでいるけど、その他の自治体は?
神戸の「ロカボ」への取り組みはとても羨ましいです。このような街では、外食でも糖質制限的にOKなレストランを見つけやすいからです。
糖尿病や糖質制限ダイエット中の方にとってはもちろん良いことですし、糖質をやたらと食べ過ぎないことは健康な方たちにとっても悪いはずがありませんよね。
でも、このような「進んだ街」はまだまだ少数ではないでしょうか?よっしーが住んでいる地域も決して糖質制限への理解が進んでいるとは言えません。
自治体によっては、ありとあらゆる名産品が非常に糖質の多い食品ばかりで、しかもみなさん移動は車ばっかりで運動不足じゃないのかと心配になるところもあります。
そういう地域では糖尿病や肥満の方もすごく多くて「大丈夫なのかな??」と心配になるのですが、伝統文化の問題はとても難しい問題だと思います。
労働が大変だった昔ならそれほど大きな問題にならなかった食事も、現代社会においては糖質の過剰摂取になってしまいます。
果物も遺伝子組み換えによる品種改良によってどんどん甘くなっており、大昔のショボかった果物とはかなり異なりますよね💦
いろいろな状況が昔とは異なってきているのに、伝統的な食文化は手放すことが出来ない上、現代社会ならではの良くない習慣が加わる…これでは病気が増えるのも当然かもしれません。
難しいけど、神戸を見習ってほしい
名産品と呼ばれるものが、いわゆる糖質の多い食品ばかりだという地域ではなかなか糖質制限は受け入れがたいというのはよく分かります。
その食べ物を生産して生計を立てていらっしゃる方たちもかなり多いでしょうからね…そう簡単に解決できる問題ではありません。
でも現実問題として糖尿病などの病気にかかる人が増えているのなら、これは何とかしなければいけません。
たとえば名産品の中で糖質が少ない物(肉とか魚とか野菜)に力を入れていくとか、思い切って地元の銘菓の「糖質オフバージョン」を作るというのはいかがでしょう!?
どの自治体にも必ず糖尿病などの病気の方がたくさん住んでいらっしゃるはずです。安心して食べられる名産品が増えることは、すべての方の幸せにつながるはずです。
地元の産業を大切にしながらみんなが健康になる方法を見つけていかないといけないのですね。
そうね。暮らし方が変わってきたのだから食事も変えて行かないといけないと思うわ。