ナゾの祭り「糖質祭り」っていったい何?
「糖質祭り」というのは、どうやら普段は糖質制限食やMEC食などで頑張っている方が「エーイ、今日は糖質解禁じゃあ!」とばかりに甘いものやご飯、パンなどの糖質を大量に食べることを指す用語らしいです。
重度糖尿病患者のよっしーの場合、糖質祭りなんてやらかした日にはそのままあの世行き…なんて可能性もゼロではないと思うので、怖くてとても出来ませんorz
でもダイエット目的で糖質制限している方や、健康診断でちょっと血糖値が高いですねと指摘された程度の方であればたまーに「糖質祭り」をしてしまうことがあるのでは?
うっかり糖質祭りしてしまった後でハッと我に返って「しっっしまった!どうしよう!!」と慌てまくることもあるでしょう。
今回は「うっかり誘惑に負けて糖質祭りをしてしまった後は何をしたらいいの?」というお話です。
血糖値・尿糖がヤバくないか自宅でチェック!
糖尿病または糖尿病予備軍の方は自己血糖測定器を持っている方も多いはず。糖質祭りをやらかした後に血糖値を測るのはものすごーーくイヤなことは百も承知ですが、こんな時こそ現実をまず知りましょう。
よっしーは以前、昼食後に大きめの「おかき」4枚食べたら血糖値が200になり大ショックだったことがあります。150を超えることすらめったにないのに…!
仮に食後血糖値がめちゃくちゃ上がっていることが分かったとしても、その後運動をして1時間以上経ってまた測ってみて下がっていれば大きな問題にはなりません。
自己血糖測定器を持っていない方は、食後1時間経過してから尿糖を検査してみましょう。尿糖が少しでも出ていればアウト!です。血糖値がかなり高い時にしか尿糖は出ないのが普通だからです。
それまで健康診断で糖尿病を指摘されたことが無くても、実は食後だけ血糖値がかなり高くなっているという方はかなり多いそうです。気を付けましょう!
尿糖検査紙は楽天市場、Amazon、ドラッグストアなどで簡単に購入することができますので常備しておくといいでしょう。
食べた糖質を運動でチャラにできる?
糖質を食べた後に運動することはとても効果的です。よっしーも、たまに息子たちと糖質がやや多めの糖質オフスイーツなどを食べてその後30分ぐらい歩くことはあります。
ただ理解しておいていただきたいのは、運動の種類や強度によってはかえって血糖値が上がる場合もあるということと、食べた糖質量があまりにも多いといくら運動してもチャラにするのはムリだということです!!
よっしーは以前、腕にセンサーを装着して14日間ずっと血糖値を記録してくれる「フリースタイルリブレ」を使用したことがありますけど、食後に全身の筋トレをしたら筋トレ終了後も2時間ぐらい高血糖が続いていることが分かってガッカリしました…
きつめの筋トレなどを行うと確かに血糖を消費しますが、逆に血糖値を上げるアドレナリンなどのホルモンが分泌されますので、かえって筋トレ開始前よりも血糖値は上昇したというわけです。
アドレナリンが出ない程度の軽い運動(ウォーキング)を長時間続けた時は、いつも安定して食後血糖値は下がっています。
個人差もあると思いますけど、確実に食後血糖値を下げたいならラクな運動を長時間行ったほうが確実だと思いますよ。まぁ血糖値が上がるとしても筋トレは続けていますけど…
また「どんなに糖質をたくさん食べても運動でチャラにすればOK」と思われるかもしれませんが、体重60kgの方が1時間ジョギングしても消費するカロリーは約600kcal。糖質だけを使うとしても150g分です。
カレーライス1杯食べるだけで、糖質量は120g以上になります。お代わりなんてしようものなら…うーん、食べたものの糖質をすべてチャラにするためにフルマラソンにでも出ますか!?
なぜ糖質祭りをしてしまったのか、原因を考えてみよう
そもそもあなたが糖質祭りをしてしまった理由は何なのかを考えてみましょう。コンビニで美味しそうなチョコを見かけたから?糖質オフな似たようなチョコも探せば置いてあるかも♪
お客さんが、とーっても美味しそうなお菓子を手土産に持ってきてくれたせい?確かにせっかくいただいたものは有難く食べたいですが、1度にたくさん食べる必要はないですね。
誰かが「糖質制限は体に良くないんだってよ」と言ってたから?それはその人が個人的にそう思っているというだけで、正しいかどうかは自分で判断するしかないですよ。
何か仕事でイヤなことがあってイライラしていて、つい甘いものに手を出してしまった?うん、脳は甘いものや糖質を食べた時に強い幸せを感じるようになってしまっているので…ストレスとどう付き合っていくかを考えていかなければね。
お菓子をつい食べちゃったとしても、適量でやめておけばそれで良かったのに止まらなくなってしまったのは、糖質の持つ恐ろしさですよね…ちょっとでも食べ始めると止まらないと自分で分かっている食べ物には最初から近づかないのが吉です。
糖質祭りをしてしまっても、あまりクヨクヨしないこと
大量に糖質を食べてしまった後でどんなに運動しても、そのすべてを「無かったこと」にするのは大変難しいです。
でも、だからといって過度に自分を責めてはいけません。絶対に食べてはいけないと思いすぎていると、精神的ストレスが大きくなりますからね。
もし糖質祭りをしてしまったら、できる範囲でウォーキングなどをしてとりあえず血糖値を安全圏内まで下げることが出来ればそれでよしとしましょう。
よっしーは「あ、食べすぎちゃったな」と思った時は次の食事を糖質の少ないプロテインなどに置き換えることにしています。
普段きちんと糖質制限できていれば、たまーに糖質を食べすぎたからと言って再起不能なほど太ってしまうことはまずないと思います。
あまりにも呑気すぎてしょっちゅう糖質祭りをやらかすのはダメですけど、深刻に考えすぎるのも良くないです。前向きにダイエットを継続していきましょう。