ひな祭りは女の子の健康と幸せを祈る日
ひな祭りは、女の子の健やかな成長を祈る桃の節句の伝統行事ですよね。もともとは紙で作った人形を川に流すことで、災厄を避けることが出来るとされていました。江戸時代以降は、綺麗な着物を着たひな人形を飾り、ごちそうを食べるようになったそうです。
で、ひな祭りには「はまぐりの潮汁」「ちらし寿司」「ひなあられ」「ひしもち」「白酒」などをいただきますよね。最近はあちこちの店で「ひな祭りケーキ」なんていうものも見かけます。
で…はまぐりの潮汁はともかく、他は糖質制限ダイエット的にはちょっと…と躊躇ってしまうものばかりです。糖質は気になるけれど、お祝いはしたいですよね。
そこで今回は、ひな祭りのごちそうの糖質について調べて、可能なものに関しては糖質オフに美味しくアレンジする方法について書いていこうと思います♪
「うちには女の子がいないし…」というお母さんも、ぜひ自分のためにひな祭りのごちそうを糖質オフで作ってみませんか?
はまぐりの潮汁
はまぐりの潮汁は、普通の量であればたぶん気にしなくても大丈夫です。ニッスイ様のサイトに掲載されていたレシピで作った場合、一人前で糖質は約3.7g程度です。
春ははまぐりが美味しい季節ですし、ハマグリは他の貝と違って、貝殻がもともとのペアでないと絶対にかみ合わないのだそう。このため「男女の絆」「女性の美徳や幸せ」の
象徴とされたんですね。
そういえば「貝合わせ」なんていう遊びもありましたね。「将来よい伴侶にめぐり合えるように」との願いを込めて、ひな祭りに食べるようです。
はまぐりの潮汁の作り方はとても簡単ですが、砂抜きはきちんと行ってください。海水と同じぐらいor少し薄めの食塩水を用意します。
はまぐり同士が重ならないようにし、全部浸かるのではなく半分だけが食塩水に浸かるように暗い場所に置いて、約2~3時間置けば砂抜きが完了します。
はまぐりは日本人にとっては非常に古くから親しんできた食材であり、縄文時代から食べられていたようです。ぜひ、ひな祭りにもいただきましょう。
ちらし寿司
ちらし寿司は、酢飯にたくさんの種類の具材を合わせて作るお寿司です。よっしーも昔は大好きでした♪
関東では白い酢飯の上に寿司種を並べたものをちらし寿司と言うようですが、他の地域では酢飯に具材を混ぜ込み、上に錦糸卵や海苔などを飾ったものを指すことが多いそうです。
左と右、どちらも美味しそうです(*´艸`*)左は海鮮丼のように見えますけど、海鮮丼は白いご飯を使うのに対して、ちらし寿司は酢飯ですからね~。
ちらし寿司に使われる具には、それぞれおめでたい意味があるんですって。たとえばエビは「腰が曲がるまで長生きするように」という願い、レンコンには「先の見通しがきくように」との願い、豆には「健康でマメに働けるように」との願いがそれぞれ込められています。
…しかし、いくら縁起が良くても「寿司」である以上、やっぱり糖質はかなり多いです。カロリーSlism様のデータでは、標準的なちらし寿司(並)一人前の糖質量は約92gもあります…
具はそれほど糖質が多いものはないので、ここは酢飯の代わりに崩したカッテージチーズや薄味のスクランブルエッグなどを代用してみてはいかがでしょうか。見た目がお米っぽいものであれば、いろいろと代用できそうな気がします。
その際は、塩味がキツくなりがちなので最初は塩を薄めにして味を見てくださいね。
ひなあられ
ひなあられは地方によって違いがあり、関東ではうるち米・関西ではもち米を材料として作っています。洗って乾燥させた米を油で揚げてるんですって。油で揚げない作り方もありますが、ま、どっちにしても材料は米ということですね。
あられの色のうち白色は雪、緑色は木々の芽、桃色は生命を表しているそうですよ。とてもきれいで可愛らしく、ひな祭りには園や学校の給食にもひなあられが出されたりしますね。
で、カロリーSlism様のデータだと、小鉢1杯分(60.5g)のひなあられの糖質は約38.5gになります。2/3近くが糖質だということですよね…うーんおそるべし!
おからで作られた「おからあられチップス」というお菓子は見つけましたが、いわゆるひなあられを糖質オフで手作りするのは、正直難しいかな~と思います。
もともとうちの子たちはひなあられが嫌いですし、よっしーも好きなわけではないので別にいいやと思いますけど、どうしても食べたい方は「ひなあられの2/3近くが糖質」ということを忘れずに、ちゃんと量をはかってから食べるようにしてくださいませ。
ひしもち
ひな祭りといえばひしもちを連想する方も少なくないのでは?マンガ「サザエさん」では、カツオくんがマスオさんの早稲田大学時代の角帽を持ち出して、中にひしもちを隠して持ち出そうとするエピソードがありました。
菱餅は3色。赤は桃の花を表し、白は残雪、緑は若草を表しているそうです。なぜ菱形をしているのかというと、大地を表すという説・菱の繁殖力の高さから子孫繁栄を願ったという説・菱の実を食べて千年長生きしたという仙人にちなんで長寿の願いを込めて菱形にしたという説・心臓を模ったという説など諸説あるようです。
しかし、見た目がとてもキレイとはいえ、やっぱり餅は餅です…カロリーSlism様のデータでは、切り餅1つ(50g)の糖質は約24.8g。どうしても食べたいなら、ほんの少しだけいただくようにしましょう。
↑菱餅の形をしたかまぼこもありますよ♪かまぼこも商品によってはけっこう糖質がありますけど、本物の餅ほどではないでしょう。可愛いです。
白酒
桃は「百歳(ももとせ)」に通じることから、桃の花を酒に浸した桃花酒を飲む風習があり、江戸時代中期以降、蒸したもち米にみりん、または米麹と焼酎などを混ぜて仕込み、約1ヶ月間熟成させた後にすりつぶして作られた「白酒」が飲まれるようになったそうです。
恥ずかしながら、よっしーは今までずっと「白酒」と「甘酒」の区別がついていなかったのですが、白酒はアルコール度数が10%前後もあるれっきとしたお酒、子どもは絶対に飲んではいけないです。
甘酒は「お酒」の名前がついているものの、ご飯やお粥に米麹を混ぜて一昼夜55度前後で保温し、デンプンから甘い糖分を引き出したものです。
この甘酒はアルコール度数が1%未満でお酒とは見なされないそうなので、お子さまでも安心というわけですね。ただ、酒粕を使って作られたものは、子どもにはダメかも…ということです。
カロリーSlism様のデータでは、湯のみ1杯分(80cc)の甘酒に含まれる糖質は約14.3gです。決して少なくない量ですよね…
甘酒は健康に良いなどと言われますが、甘酒を飲んで血糖値を測定してみたらかなり上がったという方も見かけます。やはり飲みすぎには気を付けなければいけませんね。どうしても飲みたい方は、糖質オフな甘酒をどうぞ。
ひな祭りケーキ
ひな祭りに、イチゴを使った可愛いピンク色のケーキを食べることも最近では多いみたいですね。よっしーが子供だった頃は、まだあんまりそういうことはなかったかな。
ひしもちの形をしたケーキだったり、立体的なピンクのクマの形のケーキまであって可愛らしいです。美味しそうです。
とは言え、ケーキなので糖質はありますよね、普通に。カロリーSlism様のデータでは、ベリーショートケーキの糖質は約28.7gです。
糖質オフな「ひな祭りケーキ」はまだほとんど販売されていませんけど、上の画像のようなメレンゲのひな人形だけ購入して、ママの手作りや市販の糖質制限のデコレーションケーキの上に載せちゃえばステキな糖質オフのひな祭りケーキになるのでは♪
メレンゲ人形ぐらいそれほど糖質が多いわけではないと思いますけど、人形はお子さんにあげるときっと喜ばれるんじゃないかと思います。
イチゴを使ったデザート
ひな祭りだと、ケーキもそうですけど、何となくイチゴを使ったスイーツが食べたくなりませんか?でも、イチゴ大福とか…糖質が多すぎて食べられないですよね。
本来、イチゴの旬は3~4月だそうですし、真っ赤なイチゴは可愛らしくて、女の子の行事であるひな祭りにはぴったりだと思います。
実はよっしーは年甲斐もなく、スマホにリアルなイチゴのマスコットをくっつけていたりします…昔からイチゴは大好きですから(*´艸`*)
糖質制限ダイエット中でも安心して食べることが出来るイチゴのスイーツは、探せばいくつかあります。いつも頑張っている自分へのご褒美に、買ってみても良いのでは?
また、シュガーカットゼロなどの甘味料と生クリームを使って自分で糖質オフなスイーツを作ることもできます。その時はぜひ、かわいいイチゴを添えてみてください。きっとインスタ映えします♡
糖尿病だったり糖質制限ダイエット中だったりすると、ひな祭りなどの行事は「何も食べるものが無い…」と思うか、「エーイ!今日は普通に食べちゃえ!!」と食べすぎてしまうか…になりがちです。
でも、少しの工夫で罪悪感を感じることなく楽しいひな祭りになりますので、みなさん工夫してみてくださいね。美味しく可愛く出来たら、ぜひインスタやTwitterでUPしてください。楽しみにしています♪