糖尿病ではない健康な人には糖質制限ダイエットは必要ない?

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病気ではない人に糖質制限ダイエットは必要ない?

よっしーは糖尿病患者で、3年半ほど前から糖質制限をしています。もともとはご飯が大好きで大学時代からジムに通って筋トレに取り組み始めました。

主食はGIが低くて血糖値が上がりにくいと言われている玄米でしたが、結局は糖尿病の発症を防ぐことはできませんでした。

糖尿病を発症しやすい体質というものは確かに存在します。一卵性双生児の片方が2型糖尿病の場合、双子のもう片方も糖尿病になる確率は70~90%とされています。

一方で「糖尿病のヒトはともかく、健康なヒトには糖質制限ダイエットなんて必要ない」などとよく言われていますよね?

 

 

まるで「糖尿病患者は可哀想ね、でも自分たちは健康だからなーんにも気をつけなくていいから良かったわ♪」とでも言いたげな感じ。

いま現在糖尿病などの病気ではない人の中には、死ぬまで病気にならない人もいると思います。体質の違いもありますから。

しかし、「現在は病気ではないけれど、いまの生活を続けたら将来病気になる人」も必ず一定数含まれているんです。かつての私のようにね。

年齢に比例するように糖尿病患者の数は増加していきます。それは年齢を重ねるほどにインスリンというホルモンを分泌する能力も低下していくからです。

 

にゃご
まぁヘビースモーカーでも一生ガンにならない人もいることはいるもんな。これが体質の違いって奴か。

よっしー
でも、ヘビースモーカーでもガンにならない人がいるとしても、真似しようとは思わないでしょ?一般的にはやっぱり明らかに有害だものね。

 

糖尿病になってから糖質制限すればいいと思っていた

実は、糖質制限ダイエットの存在は糖尿病と診断される数年前から知っていました。「あ、これ糖尿病のお父さんに教えてあげよう」と思いましたが、自分は続きませんでした。

正直「あれは糖尿病と診断された人がやる物だから」「今はまだセーフだもん、玄米と運動で糖尿病予防すればいいし♪」と思っていたんです。

それどころか「糖尿病ではない人が糖質制限すると耐糖能が低下するらしいし…」と、どこかで読んだ話を自分に都合のいいように解釈しては玄米を食べていました。

今思うと、糖質制限できない自分を正当化したくて必死だったような気がします。だって…自分が大好きで毎日欠かさず食べている物を否定するのってイヤじゃないですか!?

 

 

でも、気付けば糖尿病発症、それもかなり重度の…私は緊急入院することになり、病院のベッドの上で泣きました。入院は16日間にも及びました。

「あの時、きちんと糖質制限ダイエットを始めていればこんなことにならなかったのに…」と後悔しましたが、時すでに遅し。すでに糖尿病合併症もいくつか出ていました。

糖尿病合併症って、かなり悪化するまでは自覚症状がほとんどないことが多いんです。すでに糖尿病を発症していて合併症まで出ていたのに気付かずに「自分はまだ大丈夫」と思い込んでいたんです。

入院中、スマホから糖質制限の江部康二医師のブログを必死に読み漁りました。あの時ほど自分をバカだと思ったことはなかったですね。

 

病気の人はただ運が悪くて病気になったと思いますか?

「糖尿病とか病気の人はまぁしょうがないよね、糖質制限しなきゃいけないのよね。でも健康な人は病気の人たちとは違うから糖質制限なんてしないでバランスよく食べましょう」と言われます。

でもね、これは声を大にして言いたいのです。よっしーはもともと「バランスの良い食事」と「適度以上に十分すぎる運動」を心がけていて2型糖尿病になりました!!

 

 

赤ちゃんの時に突然1型糖尿病を発症するお子さんももちろんいらっしゃいますが、2型糖尿病の大部分の方は生まれつきの体質に加えて何かしらの原因が重なってある時発症します。

いわゆる暴飲暴食ではなくても、普通程度にしか食べていなくても糖尿病になる方はなるんです。なかなか理解してもらえませんが…

よっしーの知るだけでも、ジムに通っていて肥満ではなく糖尿病や糖尿病予備軍と診断された方は男女問わずかなりいらっしゃいますよ。

糖尿病患者だって元は普通にご飯を食べていた方ばかりです。そして食べすぎて発症する方ももちろんいますが、そうではないのに発症する方もいることを理解してください。

 

 

いま現在糖尿病ではない方の中にも、このままだといずれ糖尿病になる方は必ず一定数いらっしゃいます。親御さんが糖尿病の場合は特にそのリスクが高いのです。

「たまたま病気になってしまった人は糖質制限しなければならない」というより「適量だと思って普通に糖質を食べ続けた結果、糖尿病になる」人たちがいるということです。

だから糖尿病のリスクが高いと思われる家系の方は、病気を発症していない時から糖質の摂取量に他の人以上に気を付けるべきだと思いますよ。

 

この先もずっと大丈夫かどうかはわかりません

いま現在「健康」なみなさんも、この先ずっと健康でいられるという保証はありません。糖尿病以外にも食事と関係のある病気はたくさんあります。

糖尿病に関して言えば、ご両親のどちらかが2型糖尿病の場合、50%の確率であなたも2型糖尿病になりやすい遺伝子を受け継いでいると考えられます。

ご両親が太っていないのに糖尿病の場合は、なおさらです。自分も普通に食べていると同じ結果になる可能性が高いので気を付けていかなければいけません。

医師の中には「糖尿病ではない人には糖質制限ダイエットは不要」とおっしゃる方もいますが、糖尿病を発症しても医師は病気を治してはくれません。

 

 

糖尿病は、いったん発症すると、発症前と完全に同じ状態に戻ると言う意味での「完治」はない病気です。日本の医師のうち約6.6%が糖尿病患者だそうです…彼らも治っていません!

だからこそ、糖尿病などの病気にならないために、あらかじめリスクが高いと分かっている方は特に気を付けて行かなければいけないと思います。

「自分は健康だから」と思い込むことがどれだけ危険なことかを、ぜひ1度考えていただきたいと思います。ダイエットをしている方は痩せていれば健康上問題ないと思いがちなので特に気を付けましょうね。

 

にゃご
「このぐらいの糖質量は適量だ」と世間で思われてる量が多すぎる人たちもたくさんいるってことを忘れてはいけないよな!

よっしー
そうね、自分がたまたまそうかもしれない…ってこと、なかなか気付かないことが多いと思うの。気を付けましょうね。

 

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