トレーニングをする人は糖質が必須なの?
「糖尿病患者は仕方がないけど、健康な方で日常的にトレーニングを行っている場合は糖質を悪者扱いせずきちんと摂取しなければいけません」とトレーナーさんたちはよくおっしゃいます。
なるほど、確かにもっともらしいお話です。よっしーも独身の頃はそう信じていたのでトレーニング前後にはタンパク質と玄米などをきちんと摂取するようにしていました。
ジムで高強度の筋トレを行った直後に、すぐ近所の回転寿司にお寿司を食べに行ったこともありますよ。
「これはねー、全部筋肉になるんだからー♪」なんて言いながら…今思うとバカみたいな話ですけど💦
日常的に「筋肉のため」と言いながらちょこちょこ糖質を摂取し続けたことで、おそらく少しずつすい臓のβ細胞は疲弊していったに違いありません。
そして妊娠した時、胎盤から出るホルモンの働きでインスリンの効きが低下したことでとうとう限界を超えてしまい、妊娠糖尿病になりました。
アスリートならともかく、ちょっと運動が好きでジムに通っている程度の一般人がガッツリ糖質を摂取しなければいけないのでしょうか?
トライアスロンのトップ選手ですら糖質は要らなかった!
「糖質をしっかり摂らないと筋肉が落ちてガリガリになる」と信じている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、糖質制限をしながらすごい身体を作り上げている方はたくさんいらっしゃいます。SNSでも見事な体をUPしていらっしゃいますよね♪
いつだったか「糖質制限すると筋肉が落ちる」と言っていた方が自分よりマッチョな糖質セイゲニストさんを見て「筋肉は多ければいいというわけではない」と負け惜しみを言い出したことも💦
それはともかく、方法さえ正しければ糖質制限ダイエットで筋肉が落ちてガリガリになることなんてそうそうないのですよ。
逆にフツーに糖質を食べていても、ガリガリの人なんていくらでもいらっしゃるではありませんか?
「肝臓や筋肉のグリコーゲンが減ると筋肉を分解してエネルギーを得ようとするんだ」と言われますが、本当でしょうか?
21~45歳の50km以上を走るスーパーマラソンやトライアスロンの男性選手(大会の決勝の上位10%に入ったエリート選手)を対象として研究が行われました。
すると彼らは極端な糖質制限食(ケトン食)をしていても、3時間走った後のグリコーゲンの回復は高糖質食をしている選手とまったく変わらないという結果が出ました。
いかがですか?マラソンやトライアスロンで上位の成績を取るようなすごい選手が3時間も走る時でさえ糖質は要らないんです。
まして普通のおばちゃんが「今日はジムで初級エアロに出て~プールで歩いて帰りましょ」程度の運動でそんなに糖質が必要ですかね…?
常識は変わっていくものなのです♪
よっしーが結婚して長男を授かったのはもう15年ぐらい前の話です。当時はまだ「糖質をちゃんと摂取しなければ脳や筋肉に良くない」というのがフィットネスの常識でした。
だからよっしーも何の疑問も持たずに筋トレの前後に糖質を摂取していましたし、運動量が多いので太ることは確かにありませんでしたが妊娠したら体重は増えていないのに糖尿病になりました。
次男を出産後は子供たちを実家に短時間預けてまでジムに通いましたが、運動とカロリー計算はしても糖質を控えることはなかったので結局、糖尿病はうんと重くなり…💦
ひと昔前の「トレーニングするときは必ず糖質を摂取しなければならない」という常識はすでに過去のものになりつつあります。
でもずーっと糖質を摂らなければと指導してきた方たちの中には、引っ込みがつかなくなってしまった方もいらっしゃるのだと思います。
みなさんの周囲で「糖質制限すると筋肉が落ちるよ!」と言う人がいても、別に気にしなければいいんです。
あなたはただ黙って、その人よりもずっとかっこいい体を見せればいいだけです。きっと相手は、あーだこーだと必死になってアラ探しをしてくるでしょうけどね💦
そのうち、「あれは過去の常識だった」と誰もがイヤでも認めざるを得ない時代がやってきます。それまでそっとしておきましょう。
そして糖質制限ダイエット中はアミノ酸の一部が糖新生に回されるので、普通の人より多めにタンパク質を摂らないといけないのは事実なので食事に気を付けましょうね♪