一生継続するかどうかなんて分からないけど…
「糖質制限ダイエットを始めたら、もう一生ずーっとご飯を食べたらいけないのかな…そんなのはイヤだ!!」なんて話を聞いたことがあります。
でもね、よっしーのように重い糖尿病で他に選択肢がない(インスリン注射はしたくないので…)場合はともかく、そうでない場合はそんなに重く考える必要はないのでは?
たとえば、禁煙のことを考えてみてください。健康のために禁煙を決意した人に「一生吸えないなんて悲惨だよ、禁煙なんかやめなよ!」と言いますか?
もしかしたら禁煙に成功しても後でまた吸いたくなってやめちゃうかもしれないけど、健康のためにとりあえず今はやってみようと思うでしょ?糖質制限も同じなんです。
「一生ご飯を食べられなくていいんですか!?」なんて脅されたらついビビってしまいますけど、ちょっとやってみたらいいじゃないですか。やめるのはいつだってできます。
病院の薬のほうが、いったん飲み始めるとそうカンタンにやめることはできないと思うんですけど…糖質制限に関してそう深刻に考えなくてもいいのではありませんか?
一生ず――――っと挫折しないかどうかなんて誰にも分かりませんけど、今やろうと思ったのならとにかく気軽にやってみればいいんですよ。
ダイエット目的の方だと「いったんやり始めたら一生続けなければいけない」というものではないんですから。
確かに、自分には合わないなと思ったら止めればいいだけの話だぞ。
深刻に考えすぎて結局何もできないまま終わるなんてもったいないわね~。
糖質制限をずっとしていると耐糖能が低下する?
「糖質制限すると耐糖能が低下して糖尿病になるのではないか」という説をいまだに信じてビビってしまう方も多いと思います。
糖質制限を継続していると、ある意味「耐糖能が低下した状態」になっているのは本当だと思います。体が「糖質が入ってくるから気をつけなきゃ!」と思って身構えていないので、たまに食べすぎると血糖値が上がりやすくなるらしいですね。
でもそれって、不可逆的な変化ではないんですよ。たとえば糖尿病の検査のOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)を受ける3日前には、最低でも150gの糖質を摂取すべしとされています。
これは、普段きっちりと糖質制限している人がいきなりOGTTを受けると悪い結果が出る可能性があるので3日前から糖質摂取に慣らしておけということです。
言い換えると、たった3日間糖質を摂取するだけでこの状態は「糖質摂取モード」に容易に戻すことができるとこういうわけなんですね。
よっしーは息子たちの妊娠出産授乳で、4年間まったくお酒を飲みませんでした。そして4年ぶりにお酒を飲んだとき、ごくわずかな量で酔ってフラフラになってしまいました。
これは4年間まったくお酒を飲まない生活をしていたので、体がアルコールという毒物に対して準備をしていなかったためです。
その後また以前と同じ状態に戻りました♪もっともアルコールは糖尿病に良くないので、今は気を付けていますけどね。糖質もそういうことです。
デモデモダッテちゃんはいつまでも前へ進めないよ
目的は人それぞれでしょうけど、糖質制限しようと思ったのならグズグズ言わずに1度黙ってやってごらんなさいよ。
でも~やっぱり糖質制限すると筋肉が落ちるらしいし~←そうなるかどうかやってごらん
だって~糖質って美味しいからやっぱり無理だし~←じゃあ諦めて他の方法を探すしかないね
だって~昨日友達がお菓子をくれたんだもの、食べないと~←他人のせいにしてはダメね
他人が言うことやいろいろなネットの情報なんて、はっきりいってアテにならないんですよ。その人は何かの商売をなさっていて、そのために偏った発言をされていることだってありますしね。
だからね、グズグズ言い訳をしている暇があったら、自分で実際に糖質制限ダイエットを試してみたらいいと思うんですよ。
ネズミの論文を読んだだけじゃわからないことがあります。実際に試してみて初めて気が付くことだってたくさんあるでしょう。
「でもあの人は普通に糖質を食べているけど糖尿病じゃないし痩せてるよ?」と思うこともあるでしょうけど、その人とあなたが同じ体質かどうかわからないし、その人がこの先ずっと病気にならないと言い切れるでしょうか?
いつもデモデモダッテと言っていると、自分に言い訳をすることばかり上手になって、なーんにも悩みが解決することのない人生を歩むことになります。そんなの嫌でしょう?
まず正しい知識を得てから少しずつ始めましょう
グダグダ言わずにまず始めることが大事、と書きましたが、その前提としてまず江部康二医師など医師が書かれた糖質制限の本を最低でも1冊読んでから始めましょう。
聞きかじりの知識だと、かなりいい加減で間違っていることもあります。たとえばイモなら食べてもいいとか、トンカツは好きなだけ食べてOKと思っていた方もいらっしゃいます。
お酒やたばこの場合、やめたくても自力ではどうしてもやめられない方のための相談する場所がもうけられていますが、糖質に関してはまだまだサポート体制がありませんね。
医師たちの中にも、糖質依存状態になっている方はたくさんいらっしゃいますしね…難しいことだと思いますが、患者さんたちのためにも先生方には頑張っていただきたいです。
「挫折したらどうしよう」「失敗したらどうしよう」などとネガティブなことばかり考える前に、まずやってみることです♪
今まで知らなかった新しい世界が開けるかも…いつの間にか「あんなに心細かったのはいったい何だったんだろう」なんてことになっているかもしれませんよ。
やらない言い訳ばかりではもったいないね、黙って試してみたほうがいいね!
私は糖質制限できない言い訳ばかりしているうちに糖尿病になってしまったけど、みなさんはこんなことにならないでね♪