太りたい気持ちはよく分かる…あなたの「デブ活」は本当に大丈夫!?

摂食障害で拒食症の女性
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太りたいのになかなか太れない…デブ活とは?

このブログを読んでくださっている方は、痩せたいと思っている方が多いと思います。または「体重はそんなに気にしていないけど健康になりたい」という方も多いかも。

しかし世の中には、太りたいのになかなか太れずに苦労している方もけっこうたくさんいらっしゃるのです。

そういう方が太るために高カロリーの食べ物を食べる努力をすることを「デブ活」と言うんだそう。

本当は太ると分かっているのについ誘惑に負けて食べてしまうことやチートデイの食事も「デブ活」と表現するようですが、今回は前者についての話。

 

 

ちょっと調べてみると、みなさん太るためにいろいろ努力なさっていらっしゃるようですね。高脂肪食ではお腹を壊すという方も多いので、糖質を多めに摂取することが多いようです。

普通のコーラをがぶ飲みしたり、寝る前にごはんやカップラーメンを食べてお酒を飲んだりなど(アルコールと同時に摂取した食物は体脂肪になりやすい)。

でも、確かに痩せすぎていることは健康上いろいろ不安もあるとは言っても、太ればそれで健康になれるのでしょうか?

今回は「痩せている方が糖質を過剰摂取することの危険性」「正しいデブ活」について考えてみようと思います。

 

にゃご
太りたいのに太れないというのも、大きな悩みに違いないよなぁ…

よっしー
なかなか周囲の人たちに理解してもらえなくて困っている方も多いんじゃないかしら?

 

そもそもなぜ痩せすぎてしまったのか原因を考えよう

痩せすぎで悩んでいる方は「こういう体質だから…」と半ば諦めてしまっていることもあるでしょう。しかし体質で片づけてしまってはもったいないです。

そこには何らかの原因があるはずです。なぜ痩せすぎてしまうのか、考えられる原因を挙げてみますね。

食べる量が少ない…自分ではきちんと食べているつもりでも、他の人と比べると実は少ない場合もあります。

ナイアシンやビオチンなどのビタミンの不足で食欲不振になることもあります。レバーや魚は意識して食べていますか?

牡蠣やカツオ、牛肉、豚肉などに多く含まれる亜鉛というミネラルの不足でも食欲不振が起こります。気をつけましょう。

 

 

ちゃんと食べているが胃腸が弱く、あまり吸収されていない…人並みの量の食事をしていても、胃腸に問題があるためにせっかく食べたものがきちんと消化吸収されていないことがあります。

特に、肉を食べられない方は長年の糖質過剰摂取とタンパク質不足が原因で「糖質なら食べられるけど肉は受け付けない」という状態になってしまっていることがあります。

どれだけ大量に食べてもちっとも太らないフードファイターの方々は、あれだけ食べていても何らかの理由により体内で栄養があまり吸収されていないと考えられます。

糖質や脂質をきちんと吸収できていないのなら太らないから羨ましいと感じる方も多いでしょうけど、ビタミンやミネラル等大事な栄養もほとんど吸収されていないとしたら??

 

 

身体的または精神的な病気がある…甲状腺機能亢進症になると、甲状腺ホルモンがたくさん分泌されすぎて食欲があるのに体重が減少したり頻脈・動悸・手足の震えなどの症状が現れます。

また非常に悪化した糖尿病では食事に含まれる糖質をエネルギーとしてうまく利用できないので痩せていきます。

このほか、副腎皮質ホルモンの分泌が低下する病気やがんなど、食欲不振や体重減少が起こる病気はいろいろあります。

そして何らかのメンタルの病気が原因で食欲が低下することもあるんです。他にも何か思い当たる症状がある方は、1度受診してみましょう。

 

 

よく「筋肉量が多い人は基礎代謝量が多いから食べても太らない」なんて言われますけど、筋肉を1kg増やしたとしても余計に消費するカロリーは70kcalぐらいみたい。

もちろん、だから意味が無いというわけではありません。筋肉量が少ない方が筋肉量を増やすことにはいろいろな効果があります。

ただ、特別な筋トレをしているわけでもない痩せ型の方が「(健康的に)基礎代謝量が多すぎるので食べても太れない」ということは、あまり考えにくいかな…と思います。

 

生活習慣病になるのは太っている人だけ!?

いわゆるメタボ体型の方、太っている方が糖尿病や脂肪肝などにかかるようなイメージは根強いと思います。

しかし、標準体重より体重が軽くても甘いものが好きで脂肪肝になる方はいらっしゃいます。特に日本人を含むアジア人は、やせ型の糖尿病患者も少なくありません。

どういうわけか「私は食べても太らないので糖質をどんどん食べても平気」と思っている方が多いのですが、ある意味、食べた分だけ太れるのは健康なのかもしれません。

下のグラフはがん情報サービス様のサイトからお借りしました。がんもその他の病気による死亡も、太りすぎと痩せすぎどちらもリスクが高いことがお分かりいただけると思います。

 

いわゆるメタボ体型の方は「糖質を食べすぎると健康に良くない」という自覚はあると思いますし、医師からも何かと注意されているはず。

でも標準より痩せている方は「痩せているから問題ない、むしろ太らなくては」とばかり体に良くないものをたくさん食べ、太らなくてもいろいろな病気にかかりやすいのでは?

確かに芸能人の方で若くしてがんにかかった方たちを見ると、いかにも大食いで太っていて…という方はあまりいらっしゃらないですよね。

「痩せているから、太るために糖質をガッツリ食べなければいけない」という考えはかなり危険なのではないかと思うのですが…

 

糖質は手っ取り早く太れるかもしれませんが…

早く太りたい、体重を増やしたいと思う方は必ず糖質を通常よりも多く摂取するはずです。先ほど紹介した理由により、脂身のついた肉などは体が受け付けないという方もいらっしゃいますし。

そして「筋肉をつけながら太りたい」と思う方は多いでしょう?その場合はタンパク質と糖質を同時にたくさん食べることになりますね。

実は、タンパク質と大量の糖質を同時摂取すると腸内環境がとても悪くなる可能性が高いそうです。糖質と一緒に摂取するかどうかはすごく大事なポイントなんですよね。

そして脂質と大量の糖質を同時摂取すると、余った分はすべて中性脂肪となり、皮下脂肪にならなかった分は肝臓や筋肉に蓄積して病気の原因となります

 

 

「私は痩せているんだから、エネルギーが余るわけないじゃないか」と思うかもしれませんが、どんどん太れる人はある意味「エネルギーを皮下脂肪として蓄えるのが上手い人」です。

痩せているのに太れない、つまり余った中性脂肪を皮下脂肪として蓄える能力が低い人は、痩せているにもかかわらず肝臓や筋肉に脂肪が沈着してしまいます。

痩せているのに糖尿病になった女性を調べると、筋肉量が少ないor筋肉内に脂肪が沈着しているケースが多いそうですよ。

よっしーも糖尿病発覚時は脂肪肝だと診断されました、現在は治りましたが…太っていても内臓は綺麗な人もいれば、太っていないのに脂肪肝になることもあるんです。

 

長期計画で健康的に太れる体を作っていきましょう

長年、タンパク質が不足した食生活を継続していると、タンパク質が不足しているにも関わらず肉などのタンパク質豊富な食品を体が受け付けなくなってしまいます。

だから手っ取り早く糖質をたくさん食べて太ろうと思ってしまうのですが、体重を増やせたとしてもそこにはさまざまな健康上のリスクがあります。

まずは「どうして自分は食べられないのかor食べてもきちんと栄養を消化吸収できないのか」を考え、原因を探ってみることが大事だと思います。

中には病気があり、そのせいでそうなっている可能性もあるわけです。原因をそのままにして無理やり食べて太ろうとしてもなかなかうまくいかないでしょう。

胃腸のダメージは、小麦のグルテンが原因と思われる方たちもいらっしゃいます。そうかもしれないという方は医師が書かれたこちらのサイトが非常に勉強になります。

 

 

本来、ちゃんと食べ物があるのにちょうどいい体重になれずに痩せすぎてしまうことは生存上とても不利なことであり、健康的な状態ではないと言わねばなりません。

少し時間はかかるかもしれませんが「太りたいからどんどん糖質を食べよう」よりもまず、なぜそうなってしまったのか根本的な原因を解消することを考えましょう。

時間をかけて、肉や魚などをきちんと消化吸収できる健康な体を作っていきましょう。そうなれば自然と適度に太り、筋肉も増えやすくなるかも。

そして、質の悪い脂質をたっぷり使用した菓子パンや大盛りのカップラーメンなどをどっさり食べることには健康上のリスクも伴うのだということをお忘れなく。

 

にゃご
手っ取り早く太れるのは糖質だけど、健康でなければ意味が無いからよく考えないとね。

よっしー
ただ太ればいいってものではないしね。太れない原因を何とかしましょう!

 

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