子供に糖質制限をさせても大丈夫?

子供も肥満や糖尿病になる…

メタボと言えば中高年のイメージがありますが、この頃では小学生の肥満や、それに伴う糖尿病が問題になっています。

子供の糖尿病といえば生活習慣とは無関係に発症する1型糖尿病と思いがちですが、日本人では小学生ぐらいの年齢になると1型よりも2型糖尿病の子供のほうが多いそうですよ。中学生になるとさらに2型の子が増えます。

子供の2型糖尿病は、肥満によってインスリンの効きが悪くなっているのであり、むしろインスリンは普通よりもたくさん分泌されている傾向があるそうです。(ただしMODYの場合は肥満とは関係なく若い頃に発症してしまいます

このままの状態で何年も経ってしまうと、インスリンの分泌能力が低下していき、成人と同じような糖尿病になってしまいます。やはり、肥満を解消すること、糖質を摂りすぎないことが重要ですね。

 

にゃご
子どもが病気で苦しい思いをしなければいけないなんて、かわいそうだよ…

よっしー
食事とは無関係の病気もあるけど、防げるものは防いであげたいのが当然よね…

 

子供の糖質制限は是か非か?

ヘルスプレスにカルピンチョ先生のこんな記事が掲載されていました。

 

高糖質・低脂肪食が子供の健康にも悪いことは明らか(depositphotos.com)  子供の糖質制限に関して、「子供の糖質制限は理論的に何の問題もない」と私…

 

ご自身が糖質制限ダイエットで痩せて体調が良くなり、血糖値も改善した、これは素晴らしいな!と思った既婚の方が考えることは「自分は糖質を制限して健康になったのに、子供たちには糖質を普通に食べさせて大丈夫なのかしら?」ということじゃないでしょうか。

よっしーは自分が糖尿病と診断されたとき、一人だけ糖質制限をしていました。でもまず夫が真似をしはじめ、子供たちも家にいる時は私ほどではありませんが糖質を控えめに食べるようになりました。

成長期ですからお腹もすきますが、昔みたいに「いかにもヤバそうなスイーツ」には手を出さなくなりましたね。

でも専門家の方たちの中には「大人はいいけど子供は糖質をしっかりと摂取しなければいけません!」と力説する方が多いんですよね。大人と子供って別種の生き物なのかしら?何歳から糖質制限してもいいの…?

 

 

この点に関しては専門家の間でも意見が分かれていますが、「縄文時代以前はみんな糖質制限食だったのだから、糖質制限食がヒトの体に合っているのだ」と言いながら「成長期の子供は糖質制限をしてはいけない」という方もいらっしゃいます。

なんとなく矛盾しているな…と思ってしまいます。だって縄文時代以前の子供は、何を食べていたの?子供だけは糖質を大量に食べていたの??どうやって??と思いますよね。

糖尿病患者を多数診察してこられた江部康二医師は「子供にも糖質制限食をさせても何ら問題はない」とおっしゃっています。

ただし現実には、学校給食などの問題もあって難しいので、糖尿病でない限りそこまでしなくてもいいだろうと。

そして、糖尿病と診断された大人でさえなんだかんだと理由を付けて糖質制限できない方が多いのに、子供にそれができるのか?という問題が最もハードルが高いんじゃないかと思います。

 

大人と子供は違うものを食べていたのでしょうか?

農耕が開始される前は、現代のようなレベルで「1日3回、糖質をたっぷりと摂取する」ことはどう頑張っても不可能だったはずです。だって、食べたくても無かったんですから。

季節限定で摂れる果実や木の実だって、品種改良されてめちゃくちゃ甘くした現代のものとは違いましたし、温室栽培もないので一時期しか収穫できなかったでしょうね。野菜も、現代のものよりも糖質は少なかったでしょう。

当然、大人だけではなく子供たちも糖質をたくさん食べることは出来ませんでした。では、よく言われるように「糖質をたっぷり摂取しないと低身長になる」というのは本当だったのでしょうか?

 

 

上のグラフは、タニタのからだカルテ様のサイトからお借りしました。米を食べておらず、獲物が十分に獲れないこともきっと多かったであろう縄文時代よりも、白米をたくさん食べていた江戸時代の日本人のほうが身長が低かったのですね!

縄文人は、もっと大量に肉や魚を安定して手に入れることができていたら、もっと背が高かったんじゃないかと思います。

低身長治療で有名な医師たちは「成長期までの身長の伸びは、タンパク質摂取量に比例する」とおっしゃっていますし。ちなみに、夕食に糖質を摂りすぎて血糖値が高いまま寝ると、成長ホルモンの分泌が減って身長が伸びにくくなるそうですよ。

過去、古墳時代にもっとも身長が高くなっていますが、この時期はまだ肉食は禁じられていませんでした。仏教の決まりで肉食が禁じられてから、日本人の身長はだんだん低くなっていき、肉をまた食べるようになり戦後「食の欧米化」により、一気に身長(と平均寿命も!)が伸びました。

では「なんだ、じゃ安心して子供にも糖質制限させよう♪」と思うかもしれませんが、ちょっと気を付けたほうがいいこともあります。

 

糖質制限を開始した直後は、身長の伸びが悪くなるかもしれない

たがしゅう先生のブログに「それまで普通に糖質を摂取していた子供が糖質制限を始めると、最初は体がうまく適応できなくて一時的に身長の伸びが鈍くなるかもしれない。でもその後、体が適応できてくると、また元のペースで成長を再開するのではないか?」という記事が載っていました。

 

糖質制限推進派の神経内科医が日常感じた出来事を書き連ねていきます.

 

確かに、「子供に糖質制限させたら身長の伸びが止まったので中止しました!」という体験談は読んだことがあります。これは親としてはものすごく気になることだと思います。

しかし一方で、生まれた時からずっと糖質制限で育っているというお子さんたちの話もたくさん知っています。ママが糖質制限やMEC食をなさっていて、子供にも…というわけ。

そのお子さんたちは、むしろ平均よりも体格が大きいお子さんが多い印象があります。縄文時代の人も、白米をたくさん食べていた江戸時代の人より身長が高かったですしね。

たがしゅう先生の仮説通り「最初から糖質制限で育っている子供は成長に何の問題もなく、途中で食事を切り替えると一時的に成長が鈍る」のかもしれませんね。

 

 

 

「うちの子の身長が伸びなくなった!」とおっしゃる方は、もしかしたらあと1年待てばまた順調にお子さんの身長は伸び始めたかもしれないですが、それは個人の判断なので自由だと思います。

だから、これからお子さんに糖質制限をさせてみようかな?と思っている方は、お子さんが「あと1年ぐらいで成長期が終わってしまう」という年齢の場合はもうちょっと待って、成長がストップしてから始めるのはどうでしょうか!?

ちなみに、よっしーの長男はただ今絶賛成長期中ですが、毎月1cmずつ身長が伸びています。タンパク質のおかずなどがきちんと摂取できていれば、まったく問題は無いようですね。

確かに、糖質を控え始めた最初の年はちょっと伸びが鈍くなったけれど、もともと大きい子だったのであまり気にならなかったです。そう言われればそうだったかも…ぐらい。

 

 

特に親御さんの身長が高くない場合は、お子さんの身長に関してはすごく気になる気持ちは分かりますし、心配ならやめておいたほうがいいと思います。

よっしーが子どものお友達を見る限り、糖質の摂取量は必ずしも身長に比例しているとは思えません。体重には比例している気がしますが…

ちなみに、たがしゅう先生は「成長期の子供が糖質を過剰に摂取していると、近視になるかもしれない」ともおっしゃっています。仮説とはいえ、気になる方はやはり注意したほうがいいですね。

 

糖質制限推進派の神経内科医が日常感じた出来事を書き連ねていきます.

 

医師達の見解は?

小児科医の岡田清春医師は、子供の健全な成長のためには糖質過剰摂取をやめ、しっかりとタンパク質や脂質を摂取することが重要だとおっしゃっています。

また糖尿病患者を多数診ている江部康二医師は、子供も糖質過剰摂取でさまざまな良くないことが起きるのであり、糖質制限して高ケトンになっても何の問題もない、でも実際の問題として学校給食を食べないのは難しいので自宅でできる範囲でやってみましょうとおっしゃっています。

産婦人科医の宗田哲男医師は、赤ちゃんはケトン体をエネルギーとして生きていることをはっきりと証明なさいました。

よっしーは素人なので難しいことは分かりませんが、生まれつき長鎖脂肪酸代謝異常症などの病気のあるお子さんでなければ糖質制限しても大丈夫じゃないのかなと思います。

 

 

 

でも、ただ体を維持するだけの大人よりも、成長途中の子供のほうが食事は気を付けなければいけないと思います。それだけ難易度が高いと言えますので、よく分かっていない方はやめておいたほうがいいかも。

糖質制限を良くないと思う方は、当然子供にも糖質制限はさせないでしょうから、悩むことはないでしょう。

問題は、自分は糖質制限をしている親御さんが、自分の体には良くない糖質を子供にはたっぷりと食べさせるべきかどうか?ということでしょう。糖尿病の方は特に。

 

 

そのあたりは、個人の考えによります。江部先生のおっしゃる通り、学校とケンカしてまでやらなくてもいいと思います。ただ給食は糖質が多いのは確かなので、ご飯よりはおかずをお代わりしたほうがいいかも。

薬で発作が止まらない難治性てんかんのお子さんがケトン食(普通の糖質制限よりもさらに脂質の摂取割合を増やした食事)で発作が止まったり、脳が糖をエネルギーとしてうまく使えない病気のお子さんをお持ちのお母さんたちは、あれこれ工夫してお子さんのために頑張っていらっしゃいます。

健康なお子さんの場合、糖質制限とまではいかなくても、「糖質の過剰摂取」は避けてあげてください。もしあなたか配偶者が「肥満でもなく暴飲暴食もしていないのに2型糖尿病になった」のなら、お子さんも同じことになる確率が高いです。

ただし稀に病気で高糖質食にしなければいけないお子さんもいらっしゃいますので、病気が心配な方は必ず主治医に相談してくださいね。

 

なごみ
大人の健康に良い食事は、基本的に子どもにも良いはずですよね♪

よっしー
そのとおりね。大人と子どもは同じ人間なんだもの♪

 

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