サザエさんに幼いころからハマっています
よっしー、「サザエさん」が大好きで、物心ついたときはすでに原作コミックを読んでいました。家に全巻揃っていたので…もちろん、日曜夜のアニメも録画して観ています(*´艸`*)
昔は火曜日?にもサザエさんのアニメを放送していましたよね。主題歌が日曜日と違ってた。お隣の浜さん、元気かしら。
さて、サザエさん一家と言えば昭和の日本の家族の象徴みたいですけど、数々の「糖質大好きエピソード」をご存知ですか?
数々のエピソードを知れば「ああ、昭和の日本人ってこうだったんだなぁ(遠い目…)」と思うこと請け合いです。それでは、どうぞ!
おはぎを38個食べて殿様からご褒美をもらったご先祖様
たまに波平の夢枕に立つのが、ご先祖の磯野藻屑源素太皆(いそのもくずみなもとのすたみな)。見た目は波平とそっくりです。
彼は幕末の九州の武士で、なんと、「おはぎ」を38個も食べて殿様からご褒美をもらったという人物です。
おはぎ1個の糖質は約35gだから、おはぎ38個は…ううっ、恐ろしくて計算できないっっ!!よっしーなら、間違いなく死ねる数字です(´;ω;`)
ご先祖様のおはぎ好きは子孫にもしっかり受け継がれていて、カツオがおはぎをちょろまかしたり、サザエがおはぎを食べすぎて腹痛を起こして寝込むシーンがあります。
食パン3斤?をお弁当に持っていこうとしたワカメ
サザエが「今日のお弁当、パンよ」と言って、ものすごーく長い食パン(3~4斤分ぐらいありそうなすごい食パン、昔はあんなに長い食パンが販売されていたのでしょうか?)から2枚切り分けていると、つまらなそうな表情のワカメ。
何やらでっかい包みを抱えて出て行ったワカメ。サザエが「ワカメ、何を持って行ってるのよ!」と捕まえてみると、なんとワカメは食パン2枚のほうではなく、残りの3斤ぐらい!?の食パンを丸ごと全部持っていこうとしていました。
ワカメの食欲もすごいけど、昔は本当に「食パンだけ」のお弁当があったのですね。いろいろ考えさせられます。
別の日に波平が会社で食べたお弁当も、やっぱり食パンだけでした。他のおかずは一切なしです。それで大丈夫なのかしら…
焼きイモをやめようとして挫折したサザエ
サザエは焼きイモが大大大好きです。夜中でも、焼きイモ屋さんが来るとパジャマ姿のまま急いで買いに行ったり、買うのを見られたくないので自腹で「のれん」を焼きイモの屋台に取り付けさせてもらうように交渉したこともあります。
そんなサザエは何度もダイエットのために焼きイモをやめようと試みますが、結局、すぐに挫折してしまいます。
マスオに対して「疲れた疲れたって言いながら飲んで帰ってくるのね、理解できないわ」と言った時は「痩せたい痩せたいって言いながら焼きイモを食うのとおんなじサ」と言い返されていましたっけ。
焼きイモって、値段もかなりしますよね?!連日焼きイモを買いに行くなんて、食費もかなりムダにかかっていそうです。
ご飯のお代わりをどうしてもやめられない波平
ある日の夕食で、波平はご飯のお代わりをしませんでした。「あら、もうおしまい?」と心配するフネに波平は「いらん、米食は長生きしないらしい」。
当時、日本の各地の村を調査した方がいらっしゃって「たくさんお米を食べている村ほど短命である」という結論になったらしくて、そのことを言っていたのかもしれませんね。
でも、波平は結局ガマンできずに、夕食の片付けが済んでから「オイ、もう一膳だけ食おうか…」と言い、フネから「2度手間ですよ!」と叱られていました。
健康は気になるけれど、美味しいからなかなかやめられない、それがご飯なのかもしれませんね。
波平は胆石の手術を受けたことがあり、その他にも何かと病気があるらしくしょっちゅう病院に通っています。
とにかく甘いものが大好きなサザエ
焼きイモが大好きなサザエですが、それ以外の甘い物も大好きです。タラちゃんやカツオ、ワカメに隠れてひとりだけでこっそりケーキを食べたりは普通にしています。
とっておいた大福がなくなっていたときは、大騒ぎ。「あたしの大福がなくなってるわ!!」「本当にどうしたんだろうねぇ、大福…!!」と家中に響き渡りそうな大声で探し回り、来客とフネ(実はフネがサザエの大福をお客に出した)を気まずくさせてしまいました。
柿と栗とまんじゅうか何かを食べすぎて胃薬を飲んだこともあれば、食欲の秋と称してマスオがびっくりするほど食べたこともあります。
マスオと2人で寿司を食べに行ったときは、自分の分だけを超大盛りにしてもらったこともありました。甘いもの以外にも、糖質は基本的に大好きみたいですね。
家にひとりでいる時、ものすごい豪華版のサンドイッチを作って一気に食べたこともありました。
果物大好きなカツオ
果物がどこかに行った!と子供部屋を探しに来たサザエ。バナナは房ごとカツオのグローブの中、ビワの箱は本棚に隠してあったのが見つかってしまいました。
「推理小説を愛読していなかったら、果物は迷宮入りだったわっ!」というわけですが、カツオ、バレちゃって残念そうでした。
他にも、ネズミに化けてリンゴ箱からリンゴを取ったり、ポップアップトースターで感電したふりをして、家族が慌てて医者を呼びに行ったすきにオレンジを全部食べたり、お月様を見て残っていたスイカを思い出してワカメと取り合いのケンカになったり。
カツオは、果物が大好きな子供のようですね。よっしーも子どもの頃は果物大好きでほとんど毎日食べていました。果物の食べ過ぎは気をつけたいものです。
おまけ:マスオがアイスキャンデー2本買った理由
磯野家のメンバーの中では、それほど糖質への執着は強くなさそうなマスオ。もともと、よそから来た人間だからでしょうか?!
そんなマスオが、会社で弁当を食べる前にアイスキャンデー屋から2本買い、急いで平らげたことがありました。
「バカに急いで食べますね~」と笑う同僚に対してマスオは「家内が弁当の箸を入れ忘れたのサ」つまり、アイスキャンデーの棒2本を箸の代わりにしたかったんですね。
お弁当と言えば、マスオは女性の同僚に「お弁当とりかえっこしない?」と提案したのですが、とりかえっこした弁当の中身が焼きイモだったのでうんざりしていました。
また「本当はステーキが食べたいけど、どうせ高くて食えないから盛り蕎麦かカレーライスで我慢だ」というエピソードも。
マスオは、本当はもっと肉を食べたいけど予算の関係で糖質を食べるしかないといったところでしょうか。何とも切ないサラリーマン事情です。
まとめ:サザエさんは昭和の日本の象徴!
昔の日本人にとって、ビーフステーキなどはあこがれの高嶺の花でした。本当は食べたいけど、実際はなかなか手が出ないので、ご飯でお腹一杯にするしかなかったんですよね。
何度かお弁当のシーンが登場しますが、おかずはびっくりするほど少なくて、ほとんどがご飯です。波平が、パンだけのお弁当を食べていたこともあります。
昔は、大部分の方がそうだったんだろうと思います。今は、価値観も多様になり、また昔は分からなかったいろいろなことが分かるようになってきましたけどね。
サザエさんはもう現代の時代にそぐわないから放送をやめるべき、なんていう意見もあるそうですが、なんだか寂しい気もします。
サザエさんの中身を時代に合わせて変えていくのは難しいかもしれませんが、もうちょっと「昭和の象徴の一家の物語」を観ていたいなと思います。