糖質を食べるべきか食べないべきかをめぐって…
糖質制限はここ数年で急速に日本でも広まってきたと実感していますが、何かが流行すると必ずそれに反対する方が出るものです。
そしてそれは、相手が自分を脅かす存在であればあるほど顕著になるんですよね…あなたも、自分のライバルにならないような子供に対してはムキにならないでしょうけど、強力なライバルが出現したら焦るでしょう?
「糖質制限ダイエット」に関するニュースをGoogleで検索すると、出るわ出るわ…「糖質制限は危険」「炭水化物は敵ではない」「ご飯を食べないと痩せません」などなど。
でも、誰がどのような意図を持ってそのような記事を書かせているかを調べればだいたい理由は分かるので、みなさんは特に気にする必要は無いと思いますね。
だいたい、「ネズミに糖質制限をさせたら寿命が短くなったから糖質制限は危険です」と言いながら、私たちと同じ黄色人種であるイヌイットが肉や魚ばかり食べていた頃は糖尿病やガンや心臓病がものすごく少なかったという話に対しては「体質が違うから」っておかしいですよね。
そういう方たちに出くわすとつい「ぐぬぬ…」と思ってしまいますけど、このままでいいのかもしれません。今回はそんなお話です。
食物連鎖の最上位にある者は数が少ないのです
下の図は食物連鎖を図に表したものです。植物はもっとも数が多く、まずそれを食べる小さな生き物がその次に多く、小動物を食べる者はその次に来て、食物連鎖の最上位に来る者はもっとも数が少ないです。
糖質制限ダイエットをする私たちはどうしても肉や魚、卵などの動物性食品を食べる量が多いですよね。だからまぁ食物連鎖の最上位に来るというわけです。
誤解のないように一応言っておきますけど、別に食物連鎖の上位にいる者ほどエライというわけじゃないですよ。
でも、食物連鎖の最上位にいる者の数が増えすぎると、何が起こるでしょうか…そう、食べるものが足りなくなりますよね!?
糖質制限ダイエットが健康と美容に効果があることは分かっていても、だからといって世界中の人間に「あなたも糖質制限しましょうよ」と広めてはいけないと思います。
まず先天的な病気などで糖質制限ができない体の方たちもいらっしゃいますし、世界中みんなが糖質制限を始めたら食糧が間違いなく足りなくなるからです。
肉や魚はごく一部のお金持ちしか買うことができなくなり、多くの方が飢えることになるでしょう。地球の現在の人口を維持していくことを前提に考えるなら、とても無理なことと言わざるを得ません。
ヒトは本来あるべき数よりも増えすぎてしまったのではないか?
「人類は農業を始めたおかげでこんなに繁栄してきたのだ」とおっしゃる方もきっと多いでしょう。確かに、人間がこんなに爆発的に増えたのはお米や小麦のおかげかもしれません。
でもね、これ、本来あるべき自然界のバランスから考えて不自然なまでにヒトが増えすぎてしまったとは考えられませんか?
もちろんいろいろな考え方があっていいと思います、自然環境のために植物だけを食べようという方たちはご自由に実践なさっていいと思います。
しかし、よっしーは糖尿病です。若い頃は玄米と大豆製品と野菜、それから魚を中心に食べ、あまり肉を食べずに糖尿病になりました。
気が付いたときには腎臓も目も神経も合併症にやられており、いつか目が見えなくなるのではないかという恐怖に苦しみました…この気持ち、分かっていただけますか?
玄米や豆、野菜をしっかり食べていて病気になったので、今さら「これらを食べましょう」と言われても私は困ります。それに、目が見えなくなったり人工透析になるのは絶対に嫌です。
自分や家族の健康はとても大事です。これ以上に大切なものなんて他にあるでしょうか?現代は、お国のために自分の何もかも犠牲にして…という時代ではありませんよね。
少数の方だけが糖質制限を続けていけばいいと思います♪
いつもこのブログに書いていることと矛盾するようですけど、よっしーは適度に糖質制限ダイエットが流行するのはいいことだと思いますがあまりにも大流行したら困るなぁと思っているんです。
だって、どこかの国で糖質制限ダイエットが大流行したらどうなると思います?日本人は、お金持ちの人以外はロクに肉を食べることができなくなるかもしれないんですよorz
糖質制限ダイエットの認知度が低すぎると、糖質オフな商品が市販されないので私たちは不便になりますね。
でも、流行しすぎると肉や魚が値上がりするのである意味もっと困ったことになってしまうかも…だから今ぐらいの「適度に流行している状態」がちょうどいいのかもしれません。
タバコが健康にものすごく良くないことがとっくの昔に判明しているのに、いまだにタバコは世の中から消えてなくなることはありません、医師なのに吸っている方もいらっしゃいます。
だから糖質が消えることなど、絶対にあるはずがないんですよね。糖質が好きな方たちはこれからも食べていただきたいものです。そうすれば生産者の方たちも助かります。
「糖質制限は危険です」「糖質制限をやめましょう」「極端な糖質制限はダメなのである程度の糖質も食べましょう」と言う方たちがいてくださるおかげで、私たちは助かっているのかもしれません。ありがとうございます。
スーパーで半額の肉やバターが売られているのにほとんど誰も見向きもしないことがよくあるんですけど、多くの方が糖質制限なさっていないおかげですね♪
糖質を食べる生き方と食べない生き方、どちらを選択するかは個人の自由です。誰かに強制されるようなことではありません。
よっしーは糖質制限ダイエットに興味がある方たちのためだけにこのブログを書いているんですけど、リアルでは自分からは一切何も言いません。
みなさんも、別に少数派でいいじゃないですか。ひっそりこっそり、でも楽しみながら続けていけばいいと思いますよ♪