すい臓はいくら鍛えても強くすることはできない!生まれつきの体質だから

弱ってしまったすい臓
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寝たきりの状態が長く続くと脚の筋肉が衰える

みなさんは「廃用症候群」という言葉を聞いたことがありますか?これは病気やケガなどの治療のため、長期間にわたって安静状態を継続することにより、身体能力の大幅な低下などが起きることです。寝たきり生活が続くと、脚の筋肉が痩せ細ったりしますよね。

筋肉を長期間まったく使わないでいると筋肉がやせ細ることを例に挙げて「糖質制限ダイエットをするとすい臓がインスリンを分泌できなくなる!」「糖質制限ダイエットで糖尿病になる」と思っている方がいらっしゃるようです。

結論から申し上げますと、そのようなことはまずありません。よっしーは少なくとも、毎日しっかりご飯を食べていて2型糖尿病になりました💦

食事とは無関係に24時間ちょっとずつインスリンは分泌されています。これは基礎分泌と呼ばれ、もし基礎分泌インスリンが全く出なくなってしまうと空腹時血糖値が400や500、またはそれ以上に上昇し、放置すれば死亡することも!

 

 

1型糖尿病でインスリン自己分泌がゼロの方が注射を打ち忘れたりすると大変なことになるのです。インスリンが全く分泌されないと言うのは、そういう緊急事態なのです。

よっしーは2型糖尿病(らしい)ですが4年前、気付かずに放置していた糖尿病が悪化しました。風邪を引いて寝込んだことが最後のダメ押しになったと思われます。

風邪だからお腹に優しいものを…と思い、うどんやみかんなどの糖質ばかリ食べた結果です。この時、よっしーの体内ではインスリンがほとんど作用していませんでした!

 

にゃご
にゃご

普通、風邪を引いたら肉よりもうどんって思うのは当たり前じゃないか?

よっしー
よっしー

そうでしょ?大変なことになってしまったわ!16日間も子供を家に置いて入院することになってしまったの。

すい臓のベータ細胞をムチ打って過労死させる!?

インスリン基礎分泌のみ出ている状態とは、仕事に例えるとすい臓のベータ細胞さんたちがマイペースでのんびり仕事をこなしているような状態です。

そこに大量の仕事(=糖質の処理)が入ってくると、ベータ細胞たちは普段の何十倍もの仕事をこなさなければいけません。

仕事が山ほど入ってくると、最初は「大変だ、頑張らなきゃ!!」と思って作業効率を上げて何とかしようとしますが、それが長く続けば耐えきれずに倒れたり、最悪の場合は過労死します。

糖質制限は、ベータ細胞たちに無理な仕事をさせるのをやめ、自分たちのペースでのんびりと働いてもらうようなものです。まったく働いていないわけではないので、彼らが「仕事の仕方を忘れる」ことはありません。

 

 

廃用症候群の例で言えば、決して「寝たきり」ではなく、特別なトレーニングはしていないけれど毎日欠かさずに散歩しているような状態でしょうか。

普段のんびり仕事している時に、不意に大量の仕事が持ち込まれると心の準備が出来ていないのでビックリしちゃう(=久しぶりに糖質を食べると高血糖になることがある)でしょうけど、その仕事が終わればまたいつも通り働けます。

「糖質をたっぷり食べてすい臓のベータ細胞を鍛えないといけない」というのは、ベータ細胞たちにムチ打って休む暇もなく働かせ続けて「こいつら、甘やかすとつけあがるからな。オラ、もっと働け!根性で働け!!」と怒鳴りつけるようなものです。

それで何割かの者が過労死すると「チッ、お前らは本当にだらしないな、しょうがねぇな」と外部から派遣社員を連れてくるわけですね。まさに使い捨て、社畜💦

 

子供にはたっぷりと糖質を食べさせなければいけない?

糖質制限するとインスリンが出なくなると思っている方は、同じ理由で「子供にはしっかり糖質を食べさせなければいけない」とおっしゃいます。

よっしーの息子たちは私ほど糖質を制限してはいませんけど、同年代の子たちと比べればおそらく糖質摂取量はかなり少ないですよ。それでも身長もしっかり伸びていて何の問題もありません。中学生の長男はここ1年半で14cmも伸びました。

「糖質を食べさせて子供のすい臓を鍛えなければ!」と言いながら、必要以上に大量に食べさせてしまっているのが現代社会じゃないでしょうか💦

 

 

また、農耕が開始されるよりも前の時代のヒトは、子供たちに何を食べさせていたのでしょうか。縄文人は子供の頃にご飯を食べなかったので大人になる頃にはみんな糖尿病になっていたと思いますか?

ヒトに飼われている猫はけっこうな確率で糖尿病になりますが、野生の子猫はご飯を食べずにネズミなどのタンパク質ばかり食べているので、成猫になると糖尿病になるでしょうか?

あらゆる生き物の中でヒトだけが例外的に弱いとは思えません。ヒトだけが大量の糖質を摂取し続けてすい臓を「鍛え」ないと糖尿病になるだなんて、おかしいと思いませんか?

 

すい臓は鍛えても強くすることはできない

「すい臓に余計な負担をかけない食事」というものはあります。しかし残念なことに「糖質をたくさん食べさせ」ても「すい臓を強くする」ことはできないのです。

生まれつきアルコール分解能力が低い人にいくらお酒を飲ませても、酒豪にはなれないのと同じです。それどころか、鍛えようと思って毎日飲酒しているうちに肝臓を壊すでしょう。

糖質制限ダイエットをしていても、24時間ちゃんとインスリンは分泌しています。したがって、すい臓のベータ細胞がインスリンの出し方を忘れることはあり得ません。

それに、野菜にも糖質が含まれています。糖質制限ダイエットといえども、ちゃんと野菜などを食べていれば食事の際にまったく追加インスリンが出ないということはありません。

 

 

卵や肉でさえわずかに糖質を含んでいるというのに、完全に糖質ゼロの生活なんてまず不可能ですよね💦1度に糖質5g以上食べると追加インスリンが分泌されるようですが、ちょっと野菜を食べるだけで5gを超えますよね。

糖質制限していると、インスリンが「出すぎる」ことがないだけです。「適度に出す」ことと「まったく出さない」ことはまるで意味が違ってきます。

たくさん糖質を摂取しても、生まれつき能力の低いすい臓を「鍛え」ることはできません。何かできるとしたら、せいぜい運動の習慣をつけて血糖の消費を増やしたりインスリンの効きをよくすることぐらいでしょうか。

 

安心して糖質制限ダイエットを続けてください♪

 

そういうわけなので、あなたが健康体であればどうぞ安心して糖質制限ダイエットを続けてくださいね。ただし病気で糖質制限ダイエットをしてはいけない方もいらっしゃいます。

また強い精神的ストレスでインスリンの効きが低下することがあるそうなので、糖質制限ダイエットをすること自体が強烈にストレスになるタイプの方は気を付けたほうがいいでしょうね💦

その場合、糖質制限ダイエットによって直接糖尿病になるわけではありません。しかし、ストレスは健康によくありませんからね。

「糖質を食べたい、食べたい、食べたい~!!!」という慢性的なストレスは良くないのかも。できればそういう異常な執着そのものを断ち切る方向に行ければよいのですが…

 

 

にゃご
にゃご

生まれつき糖質の処理が苦手な体質の人はたくさんいるんだけど、体質に合わせた食事をすればいいだけなんだよね。

よっしー
よっしー

そうよ、アレルギーの人だって原因になる食べ物を避けていれば何も起きないでしょ?それと同じね。

よっしーのiHerb割引コード

最後までお読みいただいてありがとうございました♪

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