すべての人の中には、アレルギーや糖尿病の患者も含まれています…
お菓子屋さんなどのサイトを見ると、よく「私たちはすべてのお客様に笑顔になってほしいと考えています」と書かれていますよね。
素晴らしいことだと思います。よっしーの次男は生後すぐから重い食物アレルギーがあり、乳・卵・小麦すべて6段階中5か6というありさまでした。
そのため普通の子供が食べるお菓子などはほぼどれも食べられず、通りすがりのおばちゃんからお菓子をもらって事情を話したところ「そんなの食べさせていれば慣れるんじゃないの?今時の親は神経質でダメだわ」と言われたこともありました💦
でも最近では、アレルギーの子でも美味しく食べられるバースデーケーキやお菓子を取り扱うお店が増えてきて本当にありがたいことですよね。
「すべてのお客様に笑顔になってほしい」という一心でいろいろお店が努力してくださるのは本当にありがたいと思います。
おかげでアレルギーのお子さんの笑顔が増えましたが、「すべてのお客様」の中にはよっしーのように糖質の多いケーキやお菓子を食べることが難しい人もたくさんいます。
「じゃあインスリン注射を打って食べればいいじゃないか」と言われるかもしれませんが、2型糖尿病患者にとってインスリンを打つか打たないかは非常に大きな問題です。
注射をしなくても安心して食べることができるケーキやお菓子を扱ってくださっているお店は、まだまだ少ないのが現状です…
普通のスイーツと低糖質スイーツを買えるお菓子屋さん
ごぞんじシャトレーゼさんには、糖質が少ないケーキ・どら焼き・プリン・ピザ・チョコ・アイスなどが販売されています。
どれも美味しい上、血糖値の上がり方もかなり少なくてよっしーが安心してお勧めできるお店ですよ♪
白いケーキがとても美味しいので「あれをホールにしたのをベースにクリスマスケーキを作っていただけると嬉しいです」と伝えました。実現したら嬉しいな!
また石川県金沢市に堀田洋菓子店というお菓子屋さんがあります。かなり遠いので、旅行のついでに2度ほど寄らせていただきましたがもっぱらネット通販です。
堀田洋菓子店には普通のケーキやスイーツもありますが、なんといっても糖質オフなケーキやスイーツが充実しており、卵アレルギー対応でグルテンフリーのケーキもあります♪
ここの糖質オフなガトーショコラは次男のお気に入りで、よっしーは素人でなかなかここまでのクオリティのものは作れないのでたまに購入しています。
特に食事制限のない方・アレルギーのある方・糖質が気になる方。アレルギーや糖質が気になる方はかなりたくさんいらっしゃるはずです。
ともすれば「面倒臭い」と思われがちなこういう特別なスイーツですけど、誰もが美味しいケーキやスイーツを楽しみたいと思う時があるはずです。
そしてダイエット目的で糖質制限している人を批判する方もいますが、親御さんが糖尿病だからひそかに気を付けているという方もいらっしゃるでしょう?
病気の私たちにとって優しいお菓子は、健康な方たちにもきっと優しいはず。いいじゃないですか、病気になる前から健康に気をつけることはすごく大事です。
病院食が普通食か糖質制限食か選べる産婦人科クリニック
千葉県市原市の宗田マタニティクリニックでは、病院食を普通食か糖質制限食か自由に選択できるんだそうです。
これ、素晴らしいことですよね♪妊婦さんの糖質制限に関してはまだまだ迷いがある方、不安に思っている方も多いです。
選択肢が複数あるというのは、すべての人を笑顔にすることにつながると思いませんか?それだけ救われる人が増えるんですから。
そうそう、院長の宗田哲男先生は医師としてはすごくユニークな経歴をお持ちのお医者さんなんですよ。最初は医学部ではない学部を卒業なさって、その後医学部に入学なさいました。
宗田先生の実家はお菓子屋さんで、そのため子供の頃からお菓子を良く食べていてお米にもこだわっていて糖質大好きでとうとう糖尿病になってしまったんですって。
そんな宗田先生なので、医師の家系に生まれて普通に(?)医師になった先生方とはまた違った視点で糖尿病という病気を見ることができるのではないでしょうか。
マイノリティを排除しないでほしい…
世の中には何も考えず好きなお菓子を食べても何ともない方の方が多いです。特に子供たちはそうでしょうね。
でも中にはアレルギーのお子さんもいます。よっしーの次男のお友達にも、米や小麦などがNGなお子さんがいます。
そして数は少ないかもしれませんが、何らかの疾患があって糖質制限をしているお子さんたちもいるんです。その子たちだって、お誕生日にはケーキを食べたいでしょう?
「すべてのお客様に笑顔になってほしい」ということは、マイノリティを排除しないということです。
世の中には普通のケーキやスイーツを食べるのが難しい大人や子供たちがいるということを、もっと広く知っていただきたいなと思います。
そして小さい頃アレルギーだった次男に「食べさせて慣らせば大丈夫じゃないの?」と言った方のように、無知ゆえにキツい言葉を投げかけてくる人もいるかもしれません。
多くの方に「こういう人たちがいるんだな」ということを知ってほしいですし、それは決して自分たちには関係のない問題だとは思わないでほしいのです。