糖質制限すると寝つきが悪くなるってホント?
ちょっと小耳にはさんだのですが「寝る前におにぎりを食べるとよく眠れるらしい」という話が出回っているそうです。
よっしーは大学生の時、しっかりとお米を食べていたにも関わらず夜なかなか寝付けなくてとても困っていました。今はそんなことはありません。
だから「そうかなー、気のせいじゃないのかなー」と思ったのですが、糖質制限ドクターのカルピンチョ先生のブログで調べてみると、あった、あった!
ふーむ、それまで糖質まみれの生活を送ってきた方が糖質制限を開始すると一時的に(数週間以内)寝つきが悪くなることがあるらしいです。
糖質を大量に摂取してインスリンが分泌されるとトリプトファンというアミノ酸がセロトニンに変換され、セロトニンが脳の不安を和らげて眠りへと導くそうです。
リンク先で紹介されている海外の文献によれば、糖質制限を開始して寝つきが悪くなった人がずっとその状態が続くわけではなく、あくまでも一時的なことなんですって。
もっとも専門家でも「そこまで大きな影響があるとは思えない」という方もいらっしゃいますし、よっしーは特に感じたことは無いんですけどね。
オレはお米なんて食べたことないけど、眠れなくて困ったことなんてないけどなぁ…
だってそれが猫にとって当たり前のことなんだもの。ヒトもずっとお米を食べなければ別にどうってことはないはずね。
糖質に頼らないと眠れない状態は本当に良いこと?
健康な状態であれば、寝る前に糖質をたっぷり摂取しなければ眠れないなどということはないはずです。野生動物は眠るために糖質を摂取しますか?ライオンは?
ライナスの毛布じゃありませんが、夜お気に入りのぬいぐるみと一緒じゃないと眠れない子からぬいぐるみを取り上げたらきっと慣れるまでは寂しくてなかなか寝つけませんよね💦
また寝る前に「寝酒」と称してお酒を飲まないと眠れない方もいらっしゃいますね。アルコールが吸収されて血液の流れに乗って脳に到達し、神経細胞の活動が抑え込まれて眠くなります。
しかしかえって後で明け方までに目が覚めてしまう現象が起こりやすく、アルコールの摂り過ぎは明らかに体に良くないですよね。
糖質制限を開始すると、それまで糖質に頼っていた方は一時的に寝つきが悪くなることはあり得ます。でも、そのためにわざわざ大量に糖質を摂取することが果たして健康に良いのでしょうか。
成長期のお子さんが寝る前に糖質の多い夜食を食べてインスリンが多く分泌された状態だと、インスリン拮抗ホルモンである成長ホルモンの分泌が悪くなり、身長の伸びが悪くなるかも!
もしお子さんがお腹が空いて夜食を食べないと眠れないなら、ご飯や麺類ではなくセロトニンの材料となるトリプトファンを多く含んだチーズなどが良いのでは?
ヒトのご先祖様は皆「入眠障害」だったでしょうか?
漫画には肉しか食べずにぐっすり昼寝をしている2匹の猫を描きましたが「いや猫は人間とは違うからっ!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
では農耕が開始されるよりも前の人間のご先祖様はみんな「夕食の糖質不足による慢性的な入眠障害」に苦しんでいたのでしょうか?
今となっては確かめようがありませんけど、おそらくそのようなことは無かったのではないかと想像します。
先ほども書きましたが、本来人間の子供に毛布やぬいぐるみを与えなくても夜は眠れるはずです。でも今までずっとこれらを抱きかかえて眠っていた子からいきなり取り上げれば、そりゃ不安になりますよね。
今までずっと夕食で大量に糖質を摂取するのが当たり前だった方は、食後に大量にインスリンが分泌されるのが当たり前だったはずです。
糖質大量摂取→インスリン大量分泌→アミノ酸のトリプトファンがセロトニンに変換される→セロトニンが脳の不安を和らげて眠りへと導くのは事実。
でも、太陽の光を浴びたり適度な運動をしたり、トリプトファンの材料となる食物やトリプトファン→セロトニンの合成のために必要なビタミンB6をしっかり摂取するなどで良いのです。
大量のインスリンの力を借りないと眠れない状態から、生き物本来のリズムに慣れるまでは少し時間が必要かもしれません。その場合は徐々に糖質摂取量を減らしていくといいのでは?
その寝つきの悪さ、もしかしたら病気の症状かも?
糖質制限を開始すると一時的に寝つきが悪くなる人もいるそうですが、ずーっと眠れない状態が続く場合はちょっと心配になりますよね。
実は「寝つきが悪い」「早い時間に目が覚めてしまう」などの症状は「うつ病」の症状であることも珍しくないそうです。
うつ病の患者さんを多数診察していらっしゃる精神科医の藤川徳美先生は、患者さんたちに高タンパク&低糖質食を勧めていらっしゃいます。
ロクに栄養のあるおかずを食べずにご飯ばかり食べたら、長期的にはますます不安が増して眠れなくなってしまうことも考えられます💦
ヒトの体というものは、どんなに悪い状態でも悪い状態なりにその状態を保とうとします。よっしーが糖尿病で入院する直前にやたら糖質を食べたくなったのは、まるで異常な高血糖を維持しようとしているかのようでした💦
糖質制限を開始したあなたが一時的に寝つきが悪くなったとしても、それは今まで糖質によって大量にインスリンが分泌される状態が当たり前だったから。
本来、どの生き物も「寝る前にたっぷり糖質を摂取してインスリンを出さないと寝付けない体」には作られていないので、どうか安心してくださいね。
お酒だの糖質に頼らなくても自然に眠ることが出来る健康な状態を目指さないとね。
そうね、ただ眠れればいいってわけじゃないからね。