体重なんて言わなければ誰にも分からないのです
よっしーは若い頃フィットネスクラブで有料ダイエットプログラムのトレーナーやスタジオレッスンをしていました。
「痩せたいんです」と言っていらっしゃるお客様は決して体重が多すぎる人ばかりではなく、時には標準体重かそれ以下なのに二の腕がたぷんたぷんということも💦
まぁまず下のマンガを読んでください。今回登場する「MIKI先輩」は実際にこの身長体重で、とてもほっそりして綺麗な方でした。
ただし私たちが1キロでも太るとすぐ「太ったよね?」と注意してくれる厳しい先輩でした💦ま、プロですからね。
MIKI先輩の身長と体重だけを聞くと多くの女性が「ちょっとデブじゃん?」と感じるかもしれませんけど、ウエストがほっそりしてへそピアスが良く似合ってました♪
まぁ筋肉は脂肪よりもずっと重いのでこんなこともあるわけです。逆に筋肉量が少ない方は、体重が軽くても体型はぶよぶよ…なんてことも!
あとは骨格が華奢か骨太かにもよりますかね。よっしーはがっしり骨太で、事故で腕の上に棚が落ちてきたときもガラスが割れただけで腕は無傷でした💦
確かに体重は、言わないと誰も分かりませんよね。
それより見た目の印象のほうがずっと大切でしょう。
タンパク質不足で痩せるとシワシワになり、たるむ
たまにテレビ番組で「太った女性が一念発起して頑張って食事を減らしまくって運動しまくってダイエットに大成功しました!」なんて例を紹介していますよね。
でも残念ながら、彼女たち、高い確率でお腹や腕の皮がたるんだり、肉割れがびっしりとあったり、しわしわになっていませんか?
そこで「たるんだ皮はダイエットの証」なんてナレーションが入りますけど、よっしーが指導した女性の会員さんたちはあんなふうになった人は誰もいなかったですよ♪
今思うとそのダイエットプログラムの食事は糖質制限ではありませんが、いわゆる「バランスの良い食事」と比較して糖質が少なめでタンパク質が多めの食事でした。
あ、ダイエット開始前にすでに皮が伸びきってしまっていた場合は、美容整形でもしない限り難しいかもしれませんね。やはり、そこまで極端に太らないように気を付けなければいけません。
痩せたいときに減らすべきモノは何か?
性別や年齢、個人差はありますが、ヒトの体の60~70%が水分で、タンパク質が分解されたアミノ酸が18~20%を占めています。
糖質はたったの0.5%で、ミネラル3.5%、残りが脂肪ということになるでしょうか。女性は、男性と比べると体脂肪の占める割合が多いです。
中でもアミノ酸は、筋肉や内臓、血液や爪、髪や皮膚、骨などの材料になる上、毎日少しづつ入れ替わっており、なおかつ体内では合成できない種類のものもあるので、毎日の食事からきちんと摂取しなければいけないものです。
脂肪にも、体内では合成できないが絶対に必要な種類のものがあります。自分の体脂肪では、この必須脂肪酸をまかなうことはできません。
タンパク質は大事、脂質も完全にカットしてはいけない、でも痩せたい…となると、あと減らせるものは糖質ですよね。
肝機能が正常で、なおかつ脂肪酸代謝異常症などの病気でなければ、必要な糖は体内で作り出すことが出来ます。
体重よりも体型を重視しましょう
女性がダイエットをするときは、体重ばかりを気にしてしまいがちです。でも、体重なんて、黙っていれば誰にも分からないことだと思いませんか?
下のイラストで左の女性と右の女性、体重がほぼ同じだとしても、明らかに右のほうがナイスバディだと思いませんか?
体脂肪よりも筋肉のほうが重たいです。体脂肪だけではなく筋肉も一緒に減らしてしまうような過激なカロリー制限ダイエットでは、短期間で一気に体重が減るのは当たり前ですよね。
しかし、体重が減っても思ったほど体は引き締まっていない…ということになりがちです。
「BMI22なんてデブじゃん!」と思った方、あなたはこの右側の女性よりもスタイルが良いですか?身長にもよりますが、もしBMIが22未満なのにあまり見た目が引き締まっていないとしたら、それは筋肉が少ないせいです。
上の右側のMIKI先輩はBMI22.89ということになりますが、見た目の印象は誰が見ても「ほっそり」だったと思います。彼女は売れっ子インストラクターでした♪
体重が軽いのに引き締まっていない方は若い頃は良くても中年以降、別人のようにどんどん太ってしまうこともあるので気を付けてくださいね。
よっしーも学生時代には1日2食をドリンクに置き換えて普通の食事は1食だけ、それで運動しまくるというダイエットをして1週間で3.5kg体重が減った!!と喜んでいましたが、今はそんな無理なことはもうしないですね。
筋肉を減らさずに体脂肪だけを落とすには?
筋肉を減らさずにダイエットするためには、筋トレなどの運動をしたらいいと思われるかもしれません。
確かに筋トレは重要ですが、いくら筋トレしてもタンパク質などの栄養が足りていなければ筋肉はむしろ減ってしまうこともあります。筋肉への刺激と、筋肉の材料の両方が揃って初めて筋肉は増えるのですから。
まずタンパク質はきちんととり、糖質をオフしてみましょう。最初は脂質は好きなだけ摂取して、それで体重が落ちないようなら様子を見ながら少し脂質をセーブしてみましょう。
インスリンの効きが悪い方(軽度の糖尿病または糖尿病予備軍の方)は脂質とタンパク質を同時に摂取すると太ることがあるそうなので、気を付けて。
普段の食事は脂質を控えめにして、朝起きた時または寝る前などに良質の脂質をサプリメントで補う方法もお勧めです。
体重ばかり気にしないで、メリハリボディを目指したいですね。
もちろん、「絶対にウエスト〇センチにする!」などとあまりにも無理な目標を立てるのはやめて、健康第一でね♪