キクイモは「イモ」なのに血糖値が上がらない!?
みなさんは「キクイモ」をご存知でしょうか。キクイモは北アメリカ原産のキク科ヒマワリ属の多年草で、別名はアメリカイモ、ブタイモ、サンチョーク、エルサレムアーティチョーク、トピナンブールです。
黄色い可愛い花を咲かせるのですが、なんとキクイモは「イモ」という名前でありながら食べても血糖値がほぼ上がらないのです。
よっしーは子供の頃からイモが好きで、ジャガイモもサツマイモも間食としてよく食べていました。「砂糖やジュースは健康に良くないけど、コメとイモは健康に良いのだ」と信じていたので。
でも糖質制限というものを知り、イモでバッチリ血糖値が上がるらしいことを聞いて愕然としました。そして糖尿病が発覚してしまってからは食べていません💦
キクイモはその成分を考えても普通の「イモ」とは違うんでしょうけど、もし血糖値が上がらずインスリンも分泌されないのにイモっぽい食感が楽しめるとしたら、糖質制限ダイエットにも大いに使えるじゃないですか♪
近所のスーパーはどこもキクイモは置いていませんから、野菜の直売所まで足を伸ばして初めて購入してみたのが一昨年の秋でした。
キクイモって可愛い花が咲くんだな。菊の花に似ているからキクイモ?
そうよ、スーパーではキクイモはあまり売られていないのが残念ね~。楽天市場にはあるわよ。
糖尿病患者たちがキクイモを食べて血糖値を測定してみた
一昨年の秋、2型糖尿病の仲間数人でキクイモを食べて本当に血糖値が上がらないかどうかを実験してみたことがあります。量は50gぐらいです。
結果は、よっしーを含む何人かはまったく血糖値が上がらず、ひとりだけやや血糖値が上がった女性の方がいらっしゃいました。
キクイモは多糖類の「イヌリン」を含んでおり、いわゆる通常のイモ類とは異なりデンプンはほとんど含まれていません。
イヌリンは難消化性で、普通はヒトの体内ではほとんど消化吸収されませんが、もしかしたら腸内細菌によっては多少消化できる人もいらっしゃるのかもしれませんね!
そのあたりが、食後血糖値の差となって現れたのかもしれません。しかし、誰でも大幅に血糖値が上がることはまずないと思います。
イヌリンは、ローソンの糖質オフのチョコレートにも使用されています。よっしーはあのチョコを食べても糖質量以上に血糖値が上がることはなかったです。
キクイモを食べても血糖値は上がらないが…
糖尿病患者のよっしーたちが食べても、確かにキクイモで血糖値は上がりませんでした。しかし「食べても血糖値が上がらない」ということと「食べると血糖値が改善する」ことはまた意味が違うんですよね。
キクイモを食べると糖尿病が良くなるとか、キクイモと一緒に糖質を食べると血糖値が上がりにくいなどという効果は、果たしてどこまで期待できるかはわかりません。
だから過信はしないで、あくまでも「糖質制限ダイエット中でも血糖値を上げず安心して食べられるイモ」ぐらいに思っておくといいですね。
キクイモの調理方法ですが、クックパッドで検索するとキクイモを使ったレシピが500以上ヒットします。サラダ、炒め物、クッキーなど、いろいろな食べ方があるんですよ♪
よっしーはフライドポテトみたいに切ってラードで揚げたり、ジャーマンポテトを作る時に使ったりしました。ジャガイモと比べるとシャキシャキした感じですが意外に美味しかったです。
ジャガイモやサツマイモなどは秋にたくさん食べたくなる美味しいイモですが、糖質が多いです。代わりにキクイモを上手に取り入れて、糖質制限ダイエット中でもイモ料理を楽しみましょう♪
糖質制限ダイエットだからイモ料理は全部ダメってわけじゃないんだね!
いろいろなジャガイモ料理の代わりに使えると思うわ。試してみてね♪