夏バテでダイエットするのは危険かも!
なんとなく体がだるい、疲れが取れない、食欲がない…「夏バテ」の症状に悩まされる方はきっと多いと思います。
夏バテで肉なんか食べたくないから、お昼はそうめんだけで良いわ~なんていうことも珍しくないですよね。
中には「夏バテで食欲が無いからダイエットできるね、ラッキー♪」と思ってしまう方もいらっしゃるかも??
でもちょっと待ってください、夏バテで食欲がなくなって食べずに痩せるのは、先月よっしーも苦しんだ感染性胃腸炎などの病気で食べられずに痩せることと大差ありません。
体の調子が悪くて栄養を摂れずに痩せるのは決して健康的な状態ではありませんよね。体重は減っても、体脂肪だけではなく筋肉も減ってしまい体脂肪率は変わらないかも!?
今回は、夏バテの原因とその対策法を紹介します。夏は海やプールに行くためにダイエットする方もきっと多いでしょう。健康的な夏のダイエットについて考えてみましょう。
夏バテになってしまう原因は何?
夏バテになってしまう原因と考えられるものは、「エアコンが効いた室内と暑い外の気温差による自律神経の乱れ」「高温多湿による発汗異常」「熱帯夜による睡眠不足」などだそうです。
自律神経というのは、血液循環、消化吸収、呼吸などの活動を調整するために、自分の意思とは無関係に24時間働き続けている神経です。
自律神経の働きは不規則な生活やストレスによって乱れやすく、こうなるとさまざまな不調が起こってきます。
特に糖尿病患者さんは合併症の神経障害で自律神経が障害されていることがあります、よっしーも自律神経障害があったのです。気をつけたいですね。
夏の外と室内の温度差が体力を消耗させ、自律神経の乱れを引き起こしやすいです。こうなるとだるくなったり、胃腸の調子も悪くなるので食欲がなくなったりするんです。
また高温多湿の状態がずっと続くと汗の出口が詰まって発汗が正常にできなくなったり、汗をかきすぎて脱水状態になることもあるそうです。
そして、エアコンは体に悪いとか電気がもったいないなどと考えてエアコンをつけずに我慢していると、寝苦しいので睡眠が浅くなり、疲労を十分に回復できずに夏バテになりやすいのです。
エアコンをつけないで死亡する方も時々いらっしゃるので、無理をしないで必要な時はエアコンを使っていただきたいなと思います。
夏バテで食欲がないと悪循環にハマってしまう!?
夏バテで食欲がない時や胃腸の具合が良くない時って、あまり肉や魚を食べたいと思いませんよね?こういう時に病院に行くと「おかゆやうどんなどを食べましょう」と言われます。
そのため多くの方が「おかゆやうどんなどの糖質食品が胃腸に良いのだ」と思い込んでしまっています。しかし、糖質が胃腸の調子を整えるわけではありません。
本来、ヒトはネズミなどと違って肉などのタンパク質と野菜などを食べるようにできています。野菜を食べるのは、ヒトはあえて脳を守るために体内でビタミンCを合成する能力を捨てたと考えられるからです。
しかし何らかの原因で胃の粘膜が弱ったり胃腸の調子が悪い時は、肉や魚をきちんと消化できません。だから糖質しかのどを通らなくなるんです。
ふだん糖質制限している方は、糖質をたくさん食べると気分が悪くなることがあるそうです。ところが、常に糖質をたくさん食べている方は逆です。
糖質を日常的に大量に摂取することで胃が弱るにもかかわらず、胃が弱っているときは糖質しか食べたくないと感じるのでますます糖質に偏った食事になります。
↑「とうふそうめん風」なら大丈夫ですが、これだけだと栄養が足りないので何かしらタンパク質のおかずをプラスしてくださいね。
繰り返しますが、病気の時に糖質しか食べたくないからと言って糖質が胃腸を治してくれるわけではありません。
よっしーは3年半前に糖尿病をこじらせて16日間も入院する羽目になりましたが、最初のきっかけは風邪でした。
もともと糖尿病を発症していて、風邪なのでうどんやみかんのような糖質ばかり食べていて血糖値が限界を超えたのです。
夏バテかなと感じたら何を食べればいいの?
夏バテで食欲が無いからと言ってそうめんだけで食事を済ませているようでは、きっとなかなか夏バテは治らないと思います。ビタミンもミネラルもタンパク質も脂質も足りません。
このような時、よっしーは卵スープであれば食べることができました。フリーズドライの卵スープを常備しておいて、いざというときさっと作って食べるといいですね。
スーパーの売り場をよく見て、フリーズドライの卵スープの中でもっとも糖質が少ないものを買っておくといいですよ。
スープ系は、食欲がない時にも比較的食べやすいように思います。少しで良いのでタンパク質の具を増やしていくといいですね。
タンパク質の摂取量が足りない状態が長期間続くと、消化酵素の量が少なくなってしまい、肉などを食べられなくなるのでますますタンパク質不足になるという悲惨な状態に…
タンパク質を摂れといっても何もステーキを食べなければいけないわけではありませんので、食欲があまりなくても食べやすいものの中から工夫して摂取しましょう。
また夏は汗をよくかくので脱水状態が怖いですが、汗といっしょにビタミンやミネラルも失われます。スポーツをしている方は特にそうです。
だから水やお茶だけをひたすらがぶ飲みするのではなく、必ず失われがちなビタミンやミネラルも補うようにしましょう。サプリでもいいです。
また、エアコンは使うべきだと思いますが、温度設定に注意してください。ガンガンに冷やしすぎると、外との気温差が大きくなるので不調を起こしがちになります。
夏バテに負けないように…夏のダイエットも健康面を第一に考えてしっかり食べながらのダイエットを目指しましょう♪