目標体重を達成出来たらどうする?
いま現在、糖質制限ダイエットを頑張っているあなた。しかし、今後、目標体重を達成できたら、その後はどうしますか?
よっしーは重度の糖尿病患者なので、体重に関係なく糖質制限ダイエットは継続しています。
もともと痩せている糖尿病の方で糖質制限している方もいらっしゃいますが、みなさん、体重が減りすぎないように良質の脂質を増やすなどして対応しているようです。
でも、糖尿病ではなく、ダイエット目的で行っていた方はどうしたらいいでしょうか?
完全に元の食生活に戻すとリバウンドします
糖質制限ダイエットに限らず、どんな食事制限系のダイエットにも同じことが言えるのですが、太っていた頃と同じ食生活に戻せば確実にリバウンドします。
だって、そうでしょう?その食生活に原因があって太ったんですから。
たとえ糖尿病ではなくても、減った体重をキープできる程度に糖質を減らした食生活は継続したほうがいいとよっしーは思います。
リバウンドの問題だけではなく、糖質の過剰摂取は糖尿病以外のさまざまな病気を引き起こす原因になっているからです。
決して他人ごとではない糖尿病
また、いま現在糖尿病ではないからといって油断してはいけません。下のグラフを見てください。グラフはヤマヤ薬局様のサイトからお借りしました。
よっしーが妊娠糖尿病になったのは26歳の時です。2型糖尿病と診断されたのは30代ですが、もしかすると28、29歳の頃にはすでに発症していて気付かなかった可能性もあります。すでに糖尿病合併症も出ているので…
で、20~30代で糖尿病と診断される人はとても少ないですよね。女性は妊娠糖尿病から2型糖尿病に移行する場合が多いのですが、それでも30代では約5%にすぎません。
ところが、高齢者になると、3~4人にひとりが糖尿病または糖尿病予備軍になるんです。
若い頃に「糖尿病の人って可哀想ねぇ」なんて言っていた人も、年齢と共に他人事ではなくなるというわけ。
誰でも、加齢と共にインスリンを分泌する能力が低下していくからなんですね。
糖質を過剰摂取していると、その「限界」が早くやってきます。よっしーのように遺伝的にインスリン分泌能力が低い人は、もちろん、その限界が早く来ます…
以前ほど糖質を食べたくなくなるかもしれません
糖質制限ダイエットで大幅減量に成功し、現在は「ゆるやかな糖質制限ダイエット」を継続している方はけっこういらっしゃいます。糖尿病でなければ、そのぐらいでも十分だと思います。
無理にガマンするわけではなく、以前ほどは糖質食品を食べたいと思わなくなる人が多いと思います。久し振りに甘いものを食べたら、甘すぎて気持ち悪くなったという方も。
それは「糖質中毒から抜け出すことが出来た」と言うことだと思います。
糖質制限ダイエットをすれば、誰でもすぐに糖質中毒から抜け出すことが出来るというわけではありません。まずは「自分は糖質中毒である」ということを自覚することが大事です。
自覚することで、糖質を食べたくなった時「ああ、これは体が糖質を本当に必要としているわけではなく、脳が欲しがっているだけなのだな」と冷静に判断できます。
そして、最初は糖質オフスイーツや糖質オフのパンなどを上手に利用するといいです。禁煙したい人がさまざまな禁煙グッズを使うようなものですね。
体が本当に必要としているものをしっかり食べるようにしていれば、そのうち、必要ないものを食べたいという強い衝動はだんだん薄らいできます。
ダイエットは短期決戦ではなくライフスタイルです
日本で「ダイエット」という単語から連想されるものは、何となく「短期決戦がんばるぞ~」「欲しがりません勝つまでは!」といった、とにかく根性でひたすら目標達成までガマンするようなイメージではありませんか?
しかし本来、英語のdietの意味は、「日常の飲食物」「治療や体重管理のための既定の食事」といったニュアンスです。もともとギリシャ語で「生活様式」というところから来ていますし。
ダイエットは短期決戦ではなく、無理なく継続していくものなのです。
もしあなたが糖質制限ダイエットで成功したら、その後も減った体重と健康をキープできる程度に「糖質の過剰摂取」に気を付けていくといいですね。
特に、ご両親のどちらかが2型糖尿病の場合は、気を付けてくださいね。