甘えるな!と言うだけなら簡単ですが…
糖質制限ダイエット中のみなさん、調子はいかがですか?毎日きっちり頑張るのが理想だと分かっていても、ついつい疲れて運動をさぼったり食事がグダグダになっちゃう日もありますよね。
それで「あーあ私ったら本当にだらしないんだから、イヤになっちゃう…」とちょっと愚痴っただけなのに「甘えるんじゃない!」「努力しない奴はうまくいかないのは当然だ!」などと叱られたらどうですか?
人間だもの、ちょっとばかりうまくいかない日って誰にでもありますよね?SNSを見ていても、誰もが仙人みたいなカンペキに計算された食事ばかりしているわけじゃないですよ、私もw
心身ともに疲れている時は「頑張る」ことが難しかったりします。そういう時に必要なのは体と心にムチ打って「頑張る」ことではありません💦
時には気分転換してお休みすることも大事ですし、ちょっとばかりやらかしちゃっても「あーあやっちまった。でも楽しかったから明日からまた頑張ろう」と思えることが非常に大事です。
漫画を見てください。「とにかく毎日食事の管理をして運動しまくることが大事だ、それが出来ない奴はただの甘えだ!」という運動指導者に対して「じゃあ中学校の勉強をしましょう」とよっしー。
どんなに頑張ってもどうしても良い点数が取れなかったり、長時間の勉強に耐えられない彼に対して「私はこの勉強法で良い点数を取った。同じようにできないのはお前が怠けているからだ!」…これってこの上なくウザいことだと思うのです。
努力や根性だけでみんな簡単に同じようにうまくいくと言うのは思い込みですよね。
そうなの。何か原因があってうまくいかないなら、叱るんじゃなくて「うまくいかない理由」を一緒に考えるべきだと思うわ。
「プロ」だから常に正しいとは限らないです
よっしーは大学を卒業してから長男を出産する直前までスポーツクラブで働いていましたが「自分はプロだからお客様よりも常に正しい」と思ったことはありません。
確かに研修もありますし、自分でトレーニングや栄養についていろいろと勉強はしていましたけど、自分よりずっと知識のあるお客様たちから学ぶこともたくさんあったのです。
当時は自分の担当のお客様達を見て「このダイエットプログラムは本当に素晴らしいなぁ」と思っていましたが、よく考えるとお客様は若くて健康な方ばかりでした。当時の自分もそうでした。
糖尿病などの持病がある方や年配の方、何らかの理由で強度の高い筋トレを行うことが出来ない方たちにも同じ内容で同じ効果が出たのかどうかは分かりません。
自分がこれまでに得た知識の範囲内だけで「自分の考えこそ正しいのだ!」「自分はプロだから」と思ってしまうことは視野を狭めることになります。
運動指導者だけではなく医師や管理栄養士など何らかの資格を持っている方たちの中には「私はプロだから!」となりがちな方もいらっしゃいます。
ただ、教科書に書いてある方法ではなかなかうまくいかない人たちもいるのだ…ということを分かってもらえれば、どんなにいいだろうと思います。
いろいろな人がいるのだということを知ることは、今後の指導にもきっと役に立つでしょう。恥ずかしながら、よっしーも自分が糖尿病患者になって初めて知ったことだらけです。
うまくいかない理由を一緒に探して寄り添えますか?
「ダイエットが上手くいかない」「運動をする気が起きない」という方がいらっしゃったとして、その方を「甘えるな、もっと努力しろ!」と責めることは誰にでもできます。
でも大事なのは、なぜその方がうまくいかないのか、隠された理由を一生懸命探してあげることとその方の辛い気持ちに寄り添ってあげることではないでしょうか?
かつて同僚に、生まれつき何をどれだけ食べても太らない体質で1度もダイエットをした経験のない女性がいました。
彼女はダイエットの有料プログラムで結果が思わしくないお客様に「あなたおやつを食べてるんですか?本当に痩せる気があるんですか!?」と言って泣かせてしまいました💦
よっしーはお客様の泣いている様子を見て「あ、かなり精神的に追い詰められているな…」と感じたので後でそっと話を聞いてみました。
お客様に「どうしても食べたければ少しだけ食べてもいい、誰でもそういう日はあるので自分を責めないでください、なんでも相談してください」と言うと「今日ここに来てよかった」と言ってまた泣かれました。
頑張らなきゃいけないと分かっているのについ…そして自己嫌悪に陥ってしまう辛さ。おそらく、経験のない人はいくらプロとして知識を多く持っていても、なかなかそういう方の気持ちに寄り添うことは難しいのでしょう。
糖尿病の数値が思わしくない患者さんに「あなたこっそりお菓子でも食べているんじゃないですか?」と言った医師もいるそうです。患者さんは本当に何も食べていないのでブチ切れたとか💦
プロなら「うまくいかない理由」や「分かっていてもついそうしてしまう理由」を探ってほしいですね。
こんな日もあるよ人間だもの…
どんな方でも、もちろんよっしーでも「今日は頑張れない」「今日はやっちまったな…」という日は必ずあるものです。修行僧じゃないんですから。
安価なランチバイキングを食べに行って、主食系はいっさい食べていないのに血糖値が200を超えた日はびっくりしたなぁ…まぁこんな日もあるよ、人間だもの💦
誰もがいつでも頑張れるわけではありません。心も身体も休んだほうがいい日だって当然あります。無理をしてはいけません。
ちょっとばかり休んだって、今までやってきたことが何もかもムダになるわけではありません。これまで経験してきたすべてのことが、あなたにとっては経験値になっているはず♪
世の中には無責任なお節介な方もいて、「甘えるな、もっと努力しろ」と説教をしたり他人に自分のやり方を「この方法だけが正解で他はダメだ!」と押し付けたがったりします。
あなたの周囲にこのような「自分の意見押し付けマン」がいても「あーはいはい」と聞き流すのが吉です。ただ言いたいだけなので。
くれぐれも「自分は努力が足りないのだ」などと自分を責めることのないように…うまくいかない日は誰でもありますから、落ち込まずに。明日からまた元気に再開すればいいんですから。
自分を責めすぎないことが大事ですね!
そうよ!何にでもケチをつける人のことは気にしちゃ駄目よ。